12、相談され易い
日常生活の中で、淡々としている人は、他の人のことを『他言』することが少ないと言えます。
ですから、周りの人から観ると『安心して相談できる』人という印象を醸し出しています。
淡々としている人には、『口数が少ない』傾向がありますので、他の人の個人的な事情を知り得ても他言することはありません。
淡々としている人は、相談され易いタイプとして映るのです。
世間を見渡すと、他の人の個人的な事情を知ると、興味本位で他言する人が少なくありません。
『他言』することに興味を示さない淡々とした人は、希少な大切な存在と言えます。
13、何事にも向き合える
こだわりを持つ人は、自分が興味を抱いている物事に強い関心を示します。
しかし、興味を惹かない物事には『見向き』もしません。
こだわりを持つ人は、自分が興味を抱いている物事には真剣に向き合うことをしますが、興味を抱いていない物事には向き合うことをしませんので、『視野の狭い』人という印象を与えます。
しかし、淡々とした人には、こだわりを持たない人が少なくありません。
淡々とした人は、こだわりを持ちませんので、何事にも興味を示す『感性』を持ち合わせています。
自分が置かれた状況に応じて必要となれば、何事にも向き合える柔軟な心の『広さ』を持っています。
淡々とした人の中には、多くの物事に向き合ってきた経験をもっている人が居ますので、『偏り』のない冷静な判断ができると言えます。
周りから持たれる印象
淡々としている人を、よく観察すると幾つかのタイプがあることに気づかされます。
周りから持たれる印象には、冷静沈着、物事に動じない、クール、頼りになるなどが代表的です。
『淡々とした』姿も、1つの人柄という観方があります。
人柄は、両親から受け継いだDNAや生まれた家庭環境などで、かたち創られていきます。
人々の顔が一人一人違うように、人柄も個性として一人一人違った成長過程を辿りながら創られていきます。
人柄は育った環境の影響を受けながら創られていきますので、『淡々とした人』の中にも色々な性格の人が居るのです。
冷静な人
日々の生活の中で起こる様々な出来事に動じずに冷静に淡々と対処できる人は、今まで歩んできた人生の中で困難な体験を重ねてきた人が少なくありません。
色々な体験を重ねてきたことで、出来事の状態を見るだけで、対処する方法が自ずと頭の中に浮かんでくるのです。
ですから、淡々と冷静な行動ができるのです。
人は、歩んできた人生の中で重ねてきた体験に応じて人柄に『深さ』と『厚み』が創られます。
人柄の『深さ』と『厚み』が淡々とした冷静な人を創るのです。
職場や学校で体験する様々な出来事には『無駄』なことは何一つなく、全てが人柄を創る『糧』になっていくのです。
人生の中で体験した色々な出来事は、記憶から忘れてしまっても、潜在意識の中には確実に蓄積されています。
自分が意識していなくても、潜在意識の中に蓄積された体験が、『冷静な人』を創り出していくのです。
冷静な人は、豊富な人生の体験を積み重ねてきた人といえます。
何を考えているか分からない
淡々とした人の中には、自分の周りで起こる様々な出来事に反応せずに、喜怒哀楽の感情を表情に表わすことをしない人がいます。
人は、相手を観るときに表情の変化を追いながら、相手が何を考えているのかを読み取ろうとします。
顔の表情は、相手の考えを知る手掛かりになります。
しかし、喜怒哀楽の感情を心に秘めて表情に表わさない人は、何を考えているか分からない人として、周りの目には映るのです。
周りの人から、『何を考えているのか分からない』と観られてしまうと、周りの人に警戒心を抱かせることがあります。
警戒心を抱かれると、周りの人から距離を置かれるようになり、人柄を誤解されることにつながります。
『何を考えているか分からない』と観られることは、周りの人にマイナスイメージを与えることがあります。