周りの人から距離を置かれると、人付き合いが難しくなりますので、『とっつきにくい』というマイナスのイメージを払拭することが大切です。
人間関係の中で、一度『付いた』イメージを振り払うには多くの時間が必要になります。
日常の自分自身の振る舞いを第三者的な視点に立ち顧みて、とっつきにくいイメージを持たれていることに気づいた際には、イメージチェンジを図ることも必要です。
淡々としている性格はメリットが多い
『淡々としている』人は、何事にも動じない人と観られることがありますので、『頼りがいのある』人という、プラスのイメージを与えます。
また、喜怒哀楽の感情を露わにしないため、冷静で落ち着いた人として観られることがあります。
淡々としている人の中には、今まで歩んできた人生の中で、様々な困難を乗り越えた体験を重ねてきた人がいます。
多くの体験を重ねる毎に自信も膨らんでいきますので、日々の生活の中で直面する出来事にも動じない『強い』精神力が身についてきます。
強い精神力が身についてくることで、落着いた雰囲気を漂わせるようになってきますので、周りの人の目には、『頼れる人』として映ります。
このように、淡々としている性格はメリットが多い面があります。
ストレスを溜めにくい
冷静さや落ち着きに欠ける人は、日々の生活の中で直面する様々な出来事に一喜一憂することを繰り返し、その都度、心が振り回されてしまいます。
心が振り回されることが重なってくると次第にストレスが溜まってきます。
ストレスが溜まってくると、目の前の物事に対処する集中力が影を潜めてしまい、適切な対応が出来なくなります。
一方、淡々とした心を持っている人は、今までの人生の中で直面してきた様々な体験により積み重ねてきた判断力と自信に裏打ちされて、冷静沈着に対応することができます。
冷静に対処できることで、直面する出来事により心が振り回されることはありません。
心が動揺せずに平静を保つことができるため、ストレスを溜めることはありません。
淡々としている人は、ストレスを溜めにくい傾向があると言えます。
自分の希望と違っても苦にしない
淡々としている人の中には、様々な経験を積み重ねてきた人生を歩んできた人がいます。
様々な経験を積んできた人は、物事を進めるための選択肢を幾つも見つけることのできる優れた『観察眼』を備えていますので、自分の希望と違っても苦にはしません。
幾つかの選択肢を見出すことの出来る人は、『行き詰まり』感を抱くことがありません。
幾つかの選択肢の中から、最適な『道』を見極めることのできる冷静沈着さは、淡々としている人の特徴と言えます。
冷静にトラブル処理出来る
人生を歩んでいく中で、予期しないトラブルに直面した際の対応の仕方には大きく2通りのケースがあります。
1つは、直面するトラブルを対処する技量と自信を持ち合わせていないために、解決する意気込みもなく、『逃げる』ことを選択する人です。
もう1つは、目の前のトラブルに向き合い、解決するために真摯に対応する人です。
トラブルを目の前にして、解決する試みもせずに『逃げ』に走る人は、人生経験が乏しく物事を真正面から取り組む誠意と自信を持ち合わせていない人です。
一方、トラブルを目の前にしても、豊富な人生経験から培ってきた技量と自信で、淡々と処理できる人は、周りの人から観ると冷静な人として映るのです。
また、日常生活の中で何時も淡々としている人は、今まで歩んできた人生の中で、様々な難しい局面を乗り越えてきた経験に裏打ちされた確たる信念をもっています。
信念を持ち合わせた人は、身の回りで起こったトラブルを冷静に処理して解決に導く技量を備えています。
素直な感情表現が出来る
物欲へのこだわりを抱いている人は、物事の大切さを損得勘定で決めつける傾向があります。
損得勘定で物事を判断するため、感情よりも物欲に『塗れた』心が前面に出てくることから、素直な感情表現は影を潜めてしまいます。
物欲に『塗れた』心の持ち主は、喜怒哀楽の感情を『隅』に押し込めてしまい、素直な感情表現が出来ません。
しかし、物事への拘りを抱いていない人は物欲へのこだわりがないため、物事の本質の良し悪しを観抜くことが出来ます。
物欲へのこだわりがないため、物事の本質の良し悪しを感じ取った際の感情を素直に表現出来るのです。
淡々としている人は周りが思っている以上に優しい人
淡々としている人の中には、『淡々さ』を『隠れミノ』にしているケースがあります。
日頃から劣等感を抱いている人は、周りの人から気づかれないようにするために、『淡々さ』を前面に出して、劣等感を隠そうとします。