男性の方は、行動で示せば言葉にして言う必要はないと思っているのです。
女性の場合は、左右の脳で幅広く受け止めることができるので、「愛してる」と言われることで脳全体で快感を感じるようです。
女性は元彼をスパッと忘れることが出来る人が多い
恋が終わると、女性は元彼をスパっと忘れることができるが、男性は忘れられずに引きずるという定説をよく聞きます。
若い男女が集まった飲み会の席で、誰かが話題に上げると、次から次にと意見が出てきます。
わたしの経験では、女性は昔の細かいことまで良く覚えているようです。
結婚して10年の男性の先輩がいうところによると、プロポーズした時の様子を詳細に覚えているのは女性の方だとボヤいていました。
いつどこで、どのような時にどんな言葉を言ったかを、よく記憶しているのです。
そして、将来どんなことをしてくれるかということまで、しっかりと覚えているのです。
たまたま、プロポーズのことに関してTVが取り上げた時にも、それを見ながら「年に2回は海外旅行に連れて行くって言ったよね」と責められるのです。
「そうだったかなあ、忙しいし」と答えると、「忙しくなっても、頑張って連れて行くから」とも言ったというのです。
つまり、女性は昔のことも恋の相手も、実はよく覚えているのです。
しかも、その時の良い思い出も悪い思い出も、潜在的にはよく覚えているのです。
男性の方は、自分に都合の良いことだけは覚えているようです。
女性は、元カレのことは潜在的には覚えているのですが、ある瞬間から意識的にあえて忘れて、新しい恋の方に乗り換えることができる、または乗り換えらざるを得なくなるようです。
そして元彼は、新しい彼に上書き保存されるようです。
男性はいつまでも引きずって美化していく
男性というのは、嫌いになって自分の方から相手を振っても、元カノのことはいつまでも忘れられないようです。
このような性格の男性は、決して珍しくはありません。
男性の約半数の人がそんな気持ちを持っているという、意識調査の結果があります。
男性がいつまでも引きずる時の理由としては、
①好きだったのに振られた時(悔しくて忘れられません)
②自分から振って後悔した時(後になって考えると好みのタイプだったなあと反省)
③初めて経験した相手だった(初めて恋をした、キスをした、大人の関係になったなどと印象深い)
④付き合いの期間が長い時(中学校時代から10年以上にもなる)
⑤大喧嘩して別れた時(彼女のひと言が胸に突き刺さっている)
⑥親友に横取りされた(自分を裏切った)
などです。
しかし、男性にはプライドがあるので、結局はやむなく別れてしまったと自分を美化するのです。
どれくらいの期間引きずる?
男性の考え方や行動については、脳の構造から考えると女性とは大きく異なっているのです。
何が違っているのかを少しお話ししてみます。
生まれたときは男女ともあまり差はありませんが、大人になると男性の脳の方が女性の脳よりも体積も重量も1割ほど大きいのです。
男性の方が脳が大きいと言っても、賢いという訳でもなく記憶量が多い、つまり女性のことも未練がましく覚えているということでもありません。
構造で男女が大きく異なるのは、右脳と左脳を繋いでいる脳梁(のうりょう)というパイプのようなものが、女性の方が太いということです。
女性は右脳と左脳の情報を容易に引き出して考えるということが得意なのです。
何事にも敏感なのです。
それに対して男性の場合は、片方の脳の前後を活用して考えるので、理論的で集中力と空間認識能力に優れているようです。
だから、一つのことに集中して考えてしまい、元カノのことも忘れられなくなるようです。
女性の場合は、元カレのことなど、新しい彼ができると1~2年で忘れてしまいますが、男性の場合は脳の記憶のフォルダに保存して残しているので、生涯忘れることなどできないと思います。