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支障をきたすの使い方や意味は?類似...(続き5)

それは意味合いとしては「支障をきたす」とよく似ています。

とはいえ、「支障をきたす」という言葉とは違って、「不都合」という言葉自体を私たちは普段使いとしてはそこまで用いていないでしょう(「都合」はよく用いますが)。

そのため、「支障をきたす」よりはあまり使われることのない類義語かもしれませんね。

差支えがある

丁寧な言葉で相手の都合を尋ねる際に、よく「差支えなければ〇〇して下さいませんか?」といった言葉を口にしたり文章に書いたりすることがあると思います。

この「差支え」という言葉は、「支障」と意味がよく似ており、「何かをするのに都合の悪い事情や妨げ」という意味があります。

そのため、「支障をきたす」の類義語の場合には、「差支えがある」という言葉になります。

こちらは丁寧な質問の言葉として用いられることは多いですが、「差支えがある」と断定して口にする機会はそれほどないでしょう。

また、「支障をきたす」と同様に、質問の状態で普段使いをよくされている言葉でもあります。

障害になる

「障害になる」という言葉も普段使いで用いられることが多いです。

例えば「恋愛が勉強や仕事の障害となる」や「お金がないことが結婚の障害となっている」など、何かをしようとした時に、その妨げとなることを「障害」と呼びます。

「障害」は「害のある差し障り」でもありますので、悪意や敵意を持って自分の行動の妨げとなることが多いです。

妨げになるという部分では、「支障をきたす」と同じような意味になります。

しかし、言葉の響きから「支障」よりも「障害」の方が、より悪く強い印象に捉えられやすいでしょう。

嫌いがある

「嫌いがある」とは、「~する傾向がある」や「~する場合がある」といった意味の言葉です。

例えば「彼女はよく寝坊をする嫌いがある」や、「彼はあの人が苦手な嫌いにある」などといった使い方をします。

あまり普段使いとしては用いる機会の少ない言葉ではありますが、言葉をよく知っている人はふとした拍子にこの言葉を使うことがあります。

確かに普段使いとしては、「あの人は~する傾向がある」という言い方よりも、「あの人は~する嫌いがある」と言った方がより人間らしい感情的な言葉に聞こえるでしょう。

「嫌いがある」という言葉は、基本的にはあまり良くない事柄を指す場合に用いることが多いです。

差し障りがある

「差し障り」とは、「差支え」や「支障」と意味がとてもよく似ています。

また言葉の響きも似ていることから、「支障をきたす」という言葉の代用としても安易に用いることができ、また類義語の中でももっとも違和感を覚えさせないでしょう。

言葉を用いる場合によっては、「支障をきたす」よりも「差し障りがある」と言う方が、幾分表現が柔らかく聞こえる場合もありますので、言葉を用いる人自身の好みや状況によってよく使い分けされています。

邪魔になる

「支障をきたす」ことは、自分が何かをする上で妨げとなったり、邪魔になったりすることを意味します。

そのため、「邪魔になる」という言葉もそのまま同じ意味として用いることが出来ます。

とはいえ、プライベートであればともかく、ビジネスの場面で「〇〇が邪魔になる」とはあまり口にすることはないでしょう。

公的な場やビジネスの場ではやはり「支障をきたす」という言葉が用いられやすいです。

妨げとなる

「妨げとなる」という言葉も、「邪魔になる」同様に、「支障をきたす」の意味とまったく同じですので、代用することが出来ます。

そのため例えば「明日は試験なのに、ペットの犬が甘えてきて試験勉強に支障をきたした」という言葉を、「明日は試験なのに、ペットの犬が甘えてきて試験勉強の妨げとなった」と言い換えても問題はないわけです。

問題を引き起こす

「支障をきたす」の「きたす」には、「物事を引き起こす」といった意味があります。

そのため、悪い意味として用いられる場合には、「問題を引き起こす」という言葉でも代用が出来ます。

例えば「言葉足らずだったために友人関係に支障をきたした」という言葉の場合、それを「言葉足らずだったために友人関係で問題を引き起こした」と言い換えることが出来ます。

場合によってはこちらの方が、より困った状態になったことを分かりやすく表現することができます。

「支障をきたす」の反対の意味にするには

「支障をきたす」という言葉は、現在では主に悪い意味として用いられています。