たとえば、喫煙を強い意志を持って継続したとしても、健康上いいことは一つもありません。
確かに瞬間的なリラックス効果は得られます。
脳の血流を悪化させることで、クールダウンできるからです。
しかし健康は悪化する一方です。
この場合には、禁煙を継続することこそ、健康上の「正しい」行為になります。
なんでもかんでも続ければ良いということではない
したがって、継続は力なりと言っても、なんでもかんでも続ければよい、ということではありません。
喫煙のような悪い習慣は断ち切るべきでしょうし、さぼり癖など、楽をしようという習慣は見直すべきものです。
これらは継続しているというより、何もしていないといった方が実態に近いと思います。
まず継続すべきものとは何かを正しく認識していきましょう。
正しくなければ単なる時間の無駄
正しくなければ、何もしていないのと同じ、それは単なる時間の無駄、ということにつながっていきます。
もちろん有効に時間を使う、ということが人生のすべてというつもりはありません。
しかし、明らかな無駄とわかるものは。
排除していくべきでしょう。
たとえば休暇をとるにしても、はっきりした目的があるべきだと思います。
それが正しいリフレッシュのあり方というものではないでしょうか。
継続することが苦手な人の8個の特徴
何事も継続できない、より悪く表現すると中途半端な人たちには、どのような特徴が見られるのでしょうか。
共通の現象と思われるものをいくつか拾ってみることにしましょう。
目新しいことにすぐ目が行ってしまう
目新しいことにすぐ目が行ってしまい、今手を付けていることが中断してしまう。
誰にでも起こりがちなことです。
したがって、これは程度の問題というべきでしょう。
知的好奇心に富んでいるということは、まぎれもなくその人の長所です。
しかし移り気がひどい、と判断されれば、これははっきり短所となります。
好奇心のレベルを下げることなく、明らかに行き過ぎた目移りは、抑制するようにしていきましょう。
飽きっぽい
物事が継続できず、移り気ということは、飽きっぽい人である、ということを端的に表しています。
これは意識して矯正していきましょう。
よく世間に出回っている治療方法は、常にもう少しやりたい、というところで止めておく、という対処方です。
それが次回への関心をつなぐための原動力となるはずだ、というわけです。
また常にそのプロセスを楽しむようにしよう、という心の持ち方も、重要なポイントとされています。
楽しくやりつつ、そして一度に徹底的にやってしまわない、ということのようですね。
自分に甘い
物事の継続しない人は、自分に対する規範と、それを支える自尊心が不足しているのではないでしょうか。
自分は何をしても許されるのではないか、という希望を捨てきれない、つまり自分に対して甘えているのです。
その種の幻想は、早めに捨ててしまいましょう。
もっと現実に根ざした目標を持つようにましょう。
そうすることで、新しいステージへと進むことができます。