輪島功一という人は、24歳のとき、まったくの素人からボクシングを始め、25歳でプロデヴュー、その後3度も世界チャンピオンになっています。
ただしスポーツの世界では、さすがに35歳になってしまっては、世界の第一線まで登り詰めるのは無理でしょう。
しかし別の部門では可能性がいくらでもあります。
70歳で未亡人となり、75歳から絵筆を取り始め、最後にはアメリカの国民的画家とまで呼ばれるようになった、グランマ・モーゼスのような人もいます。
どこまでの高みを望むかによって大きく違いますが、コツコツ練習を続けてプロになる、というのは、それほどレアなケースではないでしょう。
ここでやりきる才能が大切になります。
ただし分野によって大きく左右されるのは言うまでもありません。
継続することは自分の力になる
継続することは難しいことです。
筆者の場合でも、若いころから継続してやっていることは?と問われても、何も思い浮かびません。
これには、かなりの寂しさを覚えます。
しかし、のんべんだらりんと過ごしていたわけでもありません。
職種も次々と変わり、任地、住所もそれに伴って、何度も変わりました。
海外生活も通算すると、かなりの長さになります。
そのときどきにおいて、それなりに手を抜かずには生きてきたつもりです。
ただし、一つのことを地道にやり遂げる、という環境ではなかったのは確かでしょう。
部分、部分の積み重ねが連続している、と考えるようにしています。