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創意工夫をするための10個の思考のコツ(続き3)

また試行錯誤において大切なのは「何度でも試す執着心」を持っているかどうか、という事も重要になってきます。

どのような世界、仕事であっても新しい事に着手しようとしてたったの1回で完璧にやりこなせたりマスター出来たなら苦労はいりません。

大抵の場合、人間は失敗やミスを繰り返し、挫折感を味わったりするものです。

この時にその挫折でもう諦めてしまうか、「なにくそ!」精神でへこたれずにやり通せるかでその人の成長が大きく左右されてきます。

これは受験勉強にもいえる理屈でしょう。

受験勉強というものは長丁場です。

そうなるとどこかの段階でスランプに陥り勉強に達成感を感じられなくなり焦りが生じることになります。

この時に試行錯誤しながら自分にとって最もフィットする勉強法にたどり着けるかが重要です。

これが出来ないと結局、最後の最後までペースが掴めないようになってしまい、肝心の試験の時に実力を十二分に発揮できなくなっているかも分かりません。

そのためにも自分にとって最良の方法を見つけられるまで何度でも試すくらいの執着心が求められてくるのです。

簡単に諦めてしまうような淡白な気持ちでは1点で一喜一憂する受験の世界では敗者になってしまうでしょう。

試行錯誤するというのは成功を導き出すための重要なハウツーであるのです。

指示待ち人間にならないこと

創意工夫するために大切な事の2つ目は「指示待ち人間にならないこと」が挙げられます。

「創意工夫」の「創」は何もないところからモノを生産する作業のことです。

つまりお手本にするものも何もない状況であるのに自身の経験や知識・勘などを総動員して形を作っていく事をいいます。

それをやるための動機は、誰かから指示されて始めだすよりも自分の気持ちの中に興味・関心がある方が圧倒的に達成しやすいものなのです。

だから指示待ち人間に、より良きものやシステム・仕組み作りに期待できない理由がそこにあるのです。

彼らの頭の中はあまりにも受け身になり過ぎ感受性が鈍くなり過ぎてしまっているからです。

自分から動くことを意識すること

創意工夫の気持ちで何かに取り組むということは気持ちが受け身ではできません。

反対に常に気持ちが前向きでポジティブ思考に染まっている人間にとったら創意工夫が必要な取り組みはまさに水を得た魚のように生きいきノビノビとした行動力を発揮するでしょう。

ポジティブ思考の人は、行動規範の基本は「自分から動く」です。

つまり「能動的」なのです。

自分で疑問点を見つけ出し、どうやったらその疑問点の解消になるのか、考えつつすぐに行動します。

そして一度や二度くらい失敗してもすぐに気持ちを切り替えて次の行動に移せます。

まさに自ら仕事を生産している、創作しているという表現がぴったりはまる行動なのです。

指示を待っているだけの人間に、果たしてこのような行動力が身につくでしょうか?

「勝者」になれる人間は気持ちの構造自体が違うという事がいえそうですね。

逆境にも立ち向かう姿勢でいること

創意工夫するために大切な事の3つ目は「逆境にも立ち向かう姿勢でいること」です。

創意工夫は組織内の全ての人に受け入れられるとは限りません。

それまでの旧態依然とした業務マニュアルを一新させようとして張り切って着手しても必ずやその行いに真っ向から反対してきたり協力を拒否する人間は出てきます。

いわゆる既得権益にどっぷりと染まった層です。

こういった人たちは改革や核心を喜びません。

組織全体の事よりも自己の保身と権利を守る事に必死なのです。

よって創意工夫によって職場をより良き働き場に変えようとしても必ずや頓挫させられる状況がやってくるのです。

反対されることもある

組織というところは非常です。

いくら上司から自分にやりたいようにやってもいい、と言われてその組織に振るから在籍している人間は全員が必ずしも味方になってくれるとは限りません。