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創意工夫をするための10個の思考のコツ(続き6)

何かの変革や改革を成功させるには、音頭を取って先頭を走る者だけが進行具合を知っていればいいというものではありません。

それでは付いてきてくれている部下や同僚が疑心暗鬼になり必ずや不協和音が起こってきます。

「報連相」というのはそういった事態を回避するのに格好の手段の一つなのです。

あなたが朝の朝礼や夕方のミーティングの時などに全員を集めて途中段階の成否を開示しましょう。

この情報を知る事によってチームのまとまりは更にアップしますからね。

6.習慣を見直す

創意工夫するための思考のコツの6つ目は「習慣を見直す」です。

あなたが何かを始めた時、そのやり方というものはどういう訳か、あなたの考え方や癖、習性が大きく影響してきます。

まあ、これは人間であればどうしようもない事ではあります。

誰にだって習慣というものはあります。

そしてそれは全て個性的です。

ただ、その習慣化した行動様式がゴールに向かうのに大きく影響している事も考えられるわけです。

当たり前に思っていても無駄が隠れている

あなたが当たり前だと思って行っている全ての行動規範。

実は周囲の人から見たら物凄く奇妙な行動なのかも分かりません。

よってその中に非常に多くの無駄が含まれていて計画が大幅に遅れている事があるかもしれないのです。

ですので、成否の開示を行う時でもいいので、自分の動き方を他の人に聞いてみましょう。

あなたが当たり前だと思っていた事が、物凄い無駄な動きだと発見出来る事が出てくるかも分かりません。

ただ、人から良くない点を指摘されるのは結構、苦痛です。

自分が率先して創意工夫している最中に何故、批判めいたことを言われなければいけないのだ、という思いをする事もあるかも分かりません。

しかし、これによって周囲の者は皆、納得できて更にあなたについていくのです。

何故ならここまで自分たちの言い分を文句も言わずに聞いてくれる人の事を誰が信用できなでしょうか。

器の大きい人だ、という印象と感銘をあなたは皆から感じてもらえる事でしょう。

7.現状を開示する

創意工夫するための思考のコツの7つ目は「現状を開示する」です。

この項目は先の「習慣を見直す」のところでも少々触れましたのでここでは大きくは取り上げる必要もないでしょう。

受験勉強のように孤独な戦いならば誰にも現状を開示する必要もないでしょう。

しかし、あなたが組織の中で奮闘しているのなら、一緒に戦っているチームメイトたちに現状の中身について情報を開示するのはチームリーダーとしては当たり前の行動なのです。

自分だけでなく誰でもわかるようにする

何度も申しまして申し訳ありませんが、組織というところは自分一人だけで機能しているところではありません。

5人ないし10人の仲間がいるのなら、彼らと運命共同体として成り立っていないと、とても目標達成に及びつきません。

だからこそ自分だけでなく、誰にでも分け隔てなく分かるようにミーティングを行うなどの機会を設けるのです。

チーム一丸となった戦力は強力です。

しかし、チームの考え方がバラバラ、部員たちも向いている方向がバラバラではいくらリーダーが創意工夫したところで結果は見えてしまっているでしょうね。

8.数字で表す

創意工夫するための思考のコツの8つ目は「数字で表す」です。

あなたがチームの人に対して現状報告を行うならば、抽象的な表現(「みんな頑張っている」、だとか「あともうちょっとだ、頑張れ!」など)は使わないようにすべきです。

わざわざ仕事の手を止めて聞かされた言葉がこれでは、皆の気持ちが宙ぶらりんになる可能性があります。

皆に情報を開示するときは必ずや発表したい事を「数字」に言い換えて発表したいものです。

数字はわかりやすく嘘をつかない