手首に大きな負担が掛かる投げ方
バックアップボールは、例えるなら「重たいボールに振り回されるようにして投げる方法」でもあります。
またこの投げ方では指の向きが不自然に向いてしまうため、手首や腕が柔らかい人でもない限り、手首に大きな負担がかかり、腕を痛めてしまう可能性もあります。
しかし、手首の弱い人や力の弱い女性ほど、この投げ方をしてしまうことが多いため、怪我や故障になってしまうことが少なくはないのです。
正しく投球出来るようになればもちろんこの投げ方でも問題はありません。
しかし、手首や腕の弱い人にはあまり向いていない投球方法と言えるでしょう。
ストレート以外の投げ方のコツ3:カーブボール
カーブボールは、その名前の通りにボールがカーブしながらレーンを転がっていく投球方法です。
回転のかけ方は次でご紹介しますが、ボールを回転させるには、投球する際の方法だけでなく、レーンのオイルも関係しています。
レーン上にはオイルが塗られており、そのオイルの上をボールが滑っていきます。
転がりながらオイルの切れた部分に差し掛かると、そこでボールにかかっていた横回転が強くなり、ボールがカーブするという仕組みです。
では以下に、ボールに回転をかける投げ方をご紹介します。
指に引っ掛ける様に投げる
親指がギリギリの大きさの軽めのボールを選びます。
助走をつける必要はほとんどないため、ファールラインの2、3歩手前に立ったら、ボールを落とさないように肘を曲げてそのまま投げましょう。
この時、ボールの穴を指に引っ掛けるようにして投げるのがポイントです。
上手く回転がかかればレーン上でカーブしますが、あまり回転がかかっていなければほとんどカーブはしません。
また、ハウスボールの場合は、基本的に曲がらないように作られています。
ハウスボールで無理に回転を掛けようとすると怪我の原因となってしまうこともあります。
ストレート以外の投げ方のコツ4:ショートフック
ショートフックは、カーブボールよりもボールの曲がり方が小さな投球方法です。
カーブボールやフックボールのように、派手にストライクを狙うことは難しいですが、カーブが小さい分例え失敗してもそのままピンに当たる可能性が高いです。
そのため、華やかに活躍することはなくても、結果としてスコアをまとめることは出来ます。
コツコツ堅実にいきたいという人は、ショートフックの投げ方を覚えると良いかもしれませんね。
進行方向に対して45度の回転を加える
ボールを投球する瞬間に指を引っかけて、進行方向に対して45度の回転をかけるようにします。
この時に上手く回転がかかっていれば、ピンの手前でボールが急激に曲がります。
このショートフックの投げ方が出来るようになると、その応用であるカーブボールも投げられるようになっていきます。
ぜひショートフックを投げられるようになっておけるといいですね。
コツを覚えておくだけで格段に上達する
如何でしたでしょうか?
コツを知っておくと、短期間でも見違えるほどに上達することが出来るようになります。
後半にはボールの投げ方についてもご紹介しました。
初心者の場合には、まず正しいボール選びと、どの位置に立ってどこを見て投げるかということを身に付けましょう。
また、ピンの番号を覚えておくことも重要です。
その上で、あらゆる投球方法を練習していきましょう。
派手なストライクを狙うのも良いですが、スピンを狙って確実にスコアを伸ばしていけると理想的です。
さっそく今日から練習してみましょう!