いつもよりたくさん寝てしまって休日が充実しないと、「休日がなかったような気分なのにまた月曜日だ。
金曜日まで遠いなぁ」なんて思って平日に感じるストレスも増えてしまいますから、注意が必要です。
本当は金曜日の夜に夜更かしをして何かするよりも、いつもどおりの時間に寝て土曜日も早起きする方が充実度は高く感じると言われています。
周囲も皆浮足立っているから
有給休暇を取っていたり、シフト勤務だったりで明日は世間的にはお休みではないけれど、自分はお休み!
というときも、自分だけお休みという気分が嬉しいものではあります。
でも、みんなも明日はお休み、自分もお休みというときも、それはそれで楽しいですよね。
みんなが楽しそうな雰囲気で、自分も一緒に楽しめる状態だと、人間どうしても楽しい気分になるものです。
お店等もセールなどでにぎわうから
みんなが来そうだと思うと、お店の方もそのつもりで対処しています。
金曜日の夕方はハッピー・アワーとしてビール半額!
のような、割引セールをしてくれる飲食店もあるでしょう。
どのお店も混み合うのはマイナスな点かもしれません。
ですが、事前に予約をしておいたり、もしくはここのお店が満席なら別のお店に行ってみよう、どこのお店がいいかな、と空席やメニューなどを見比べたりしながら探し歩くのもまた楽しいものです。
美術館や博物館なども金曜日は開館時間を延長してくれるというケースもあります。
映画館で金曜日に割引をしている場合もありますよ。
「プレミアム・フライデー」という言葉も生まれた
平成の花金とも言える『プレミアム・フライデー』。
2017年2月24日の金曜日から始まりました。
略称として『プレ金』というのもあるようで、花金とちょっと似ていますよね。
プレミアム・フライデーは、花金のように自然発生した言葉ではなく、日本国政府と経済団体連合会が中心になって提唱したものです。
毎月最終金曜日の個人消費を喚起するためのキャンペーンで、働き方改革も兼ねて午後三時には仕事を終えて、旅行や買物、食事などに出かけよう、というものです。
普段よりちょっと贅沢な、プレミアムな金曜日ということでプレミアム・フライデーなのです。
月末の金曜日ならほとんどの会社ではお給料日の後になることが多いので、消費が促せるという目論見です。
様々な問題も出てきている
せっかく始まったプレミアム・フライデーではありますが、実際にプレミアム・フライデーを導入する大企業はわずかに3.4%にとどまるというアンケート結果も出ています。
中小企業での導入は更に低く2.4%。
運輸業界や金融業界では、顧客の理解が得られないとして導入を渋っています。
また、その3.4%の中でも、正規雇用の社員には特に影響がないけれど、非正規雇用の従業員、派遣社員など時給で勤務している人にとっては、労働時間が減らされて収入が減ってしまうというケースも見られます。
収入が減ってしまうのでは、早く帰れてもその時間を使って消費しようという気持ちにはならず、当初の目的である消費拡大の効果は少なそうです。
サービス業界に携わる人にとっては、プレミアム・フライデーを利用するよりも、利用する人を接客する側です。
プレミアム・フライデーだからと言って早く仕事を切り上げて帰れるというよりも、逆に忙しくて残業になってしまうこともあるでしょう。
居酒屋などがいつもは18時からの営業なのに、プレミアム・フライデーなので15時からに営業開始時間を早めるといったケースも見られるようです。
そのほか、月末は仕事がなにかと忙しく、月末締めや年度末などとかぶってしまうので、プレミアム・フライデーを導入しようにも、とても仕事を早く切り上げて帰れるような状態ではないという声も多く上がっています。
英語にも「花金」がある!
英語では、金曜日のことを「Friday」といいますね。
語源は北欧神話からきています。
オーディンの奥さんであるフリッグ「Frigg」の日という説と、女神のフライヤの日からきているという説があります。
そんな金曜日、休みの前日であるということで嬉しい気持ちになるのは、外国の人もやっぱり一緒みたいです。
TGIF!!
TGIF(ティージーアイエフ)という文字列を見たことがあるでしょうか。