CoCoSiA(ココシア)

「敬称略」の正しい使い方は?メール...(続き2)

略すとは一般的に考えて省略という言葉の意味を秘めています。

つまり、敬称略とは敬称を略することという意味だと考えることができます。

敬称を省略すること

先ほどお伝えした通り敬称略とは相手に対する敬称を略すことを意味しているとお伝えしていきました。

一般的に考えて目上の人に対しては敬称をつけることがマナーであり、それを怠った場合は失礼に値するという考え方が存在します。

特にビジネスの場面においては相手に対して礼儀のない行動をとったりすることは信用をなくしたり、自社のイメージを下げてしまう行為になりますので注意しなければいけません。

だからこそ、相手の名前を呼んだりするときには必ず敬称をつけるのが一般的なのですが、敬称略とは名前の通り、相手の敬称を略す、つまり記載しないということになります。

人によってはこれが相手に対して非常に失礼な行動に当たるのでは?と感じる方もいるかもしれませんね。

当然ながら敬称をつけないということは簡単に言ってしまえば相手の名前を呼び捨てにしてしまうということになります。

本来であればこれは非常に失礼な行動に該当すると思いますが、敬称略という言葉を使うことによってそのようなイメージをなくすことができるようになります。

それこそが敬称略という言葉を用いたり、表示されていたりすることの大きな目的の一つとなっています。

具体的になぜ敬称略という言葉を使うことによって悪いイメージを払拭することができるのかということについて簡単に触れていきます。

本当は敬称をお付けしたいが略させていただくという意が込められている

なぜ敬称略という言葉を用いることによって相手に失礼な印象をなくすことができるようになるのかと考えると、それは敬称略にある意味が込められているからだと言えます。

敬称略という言葉の意味の中には「本当は敬称をお付けしたいが略させていただく」という意が込められています。

本来であれば相手に対して敬称を用いることは当たり前の行いであり、むしろしなければいけない行為に該当します。

しかし、敬称略を行う場合はそれは理解していても、今回は略しますという意味がしっかりと存在しているのです。

なので、敬称略という言葉を用いることによって相手に対して礼儀を欠かしているわけではありません、という意味がしっかりと伝わっているのです。

なので結果的には相手に対して失礼なイメージを与えることはありませんし、嫌な気分にさせるようなことなどを無くすことができるということになります。

️なぜ敬称略が必要なのか


敬称略という言葉を知ってる方はわかると思いますが、敬称略という言葉を知らないからして見るとなぜ敬称を略す必要性があるのか不思議に感じると思います。

確かに、相手に対して敬称をつけたりするのは一般的なマナーの部類になりますので、なぜこのようなことをしないのが不思議に感じるのは無理はありません。

そこで、ここからはなぜ敬称略ということが必要があるのかというその必要性について具体的な理由を交えてご紹介していきたいと思います。

言葉の意味だけを知っていたとしても、なぜそれが必要なのかという根本的な理由などを理解していなければその言葉をマスターしているとは言えません。

逆に考えると、根本的な理由さえ知っていればその言葉を深く知ることができるようになるとも言えます。

表面上の意味だけではなく、根本的に必要とされている理由についても目を向けることがとても大切なのでこの機会に必要な理由などについても知ってみてください。

文章などを見やすくするため

なぜ敬称略が必要とされているのかと考えた場合に、挙げられる理由としては「文章などを見やすくするため」という意味が存在します。

なぜ敬称略をすると文章が見やすくなるのかと言うと、短い文章であれば問題ありませんが、長い文章だとどのような状況になるでしょうか。

例えば、長い文章の中で相手の名前を何度も記載する場合、その都度相手の敬称などを記載すると文章が読みづらくなりませんか?

例えば、相手の名前の下に様やさん、くん、先生、社長、部長、課長といったような敬称が何度も何度も出てくるとどう感じるでしょうか。

おそらく、そのような敬称が文章の中に何度も出てくるとだんだんと硬い文章のように感じてくるようになると思います。

何度も何度も同じようなものが出てきてしまうと読みにくくなってしまったり、場合によっては文字数なのが決まっていたりするとその文字数をオーバーする可能性もあります。

また、同じような敬称などが何度も何度も出てきてしまうと冗長感を読み手に与える要因になってしまいます。

なので、敬称などについてはあえて略することによって結果的に文章を読みやすくしたりすることができるようになるのです。

これが敬称略が必要とされているひとつの理由として判断することができますので覚えておいてください。

人名の羅列を読みやすくするため

なぜ敬称略が必要とされているのかと考えた場合に、挙げられる理由としては「人名の羅列を読みやすくするため」という意味が存在します。

これはどういうことかと言いますと、名前を書いたりする状況の中では、文章以外にもたくさんの人の名前などを書き連ねるたりする名簿などが存在しますよね。

そのような名簿などに関してわざわざ敬称をつけたりするのは読みにくくなってしまう原因になります。