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「敬称略」の正しい使い方は?メール...(続き3)

なので、名簿などに関してはあえて敬称をつけないようにすればさらに読みやすくなりますので、それが目的で敬称略をされている場合がほとんどです。

例えば、あなたがこれまでの人生で見かけたことがある名簿などを思い出してみてください。

名簿というものに関しては自分以外にも様々な人間の名前が一気に記載されていると思います。

その名簿の中にそれぞれの名前の下にわざわざ敬称などがつけてあったと想定して考えてみるとどうでしょうか。

もしもそのまま相手の敬称を書いてしまうと、一気に名簿などの人名が分かりづらくなってしまうことが予想できますよね。

それを踏まえて考えてみると、敬称略が用いられるのは人名の羅列を読みやすくするための理由が存在していると言えます。

なので、実際に名簿などに名前を記載する場合、敬称などが略されている場合がほとんどなのです。

️敬称略は失礼にあたるのか

敬称を略するということは、先ほどの伝えた通りきちんとその言葉の裏には意味が存在している言葉です。

ただ単に相手の敬称をつけるのが面倒などといった理由ではありませんので、一般的には相手に対して失礼な言葉にはなりません。

しかしながら、それでもそれなりの立場に身を置いている人の名前を呼び捨てにするのはどうしても心が痛んでしまうという方もいると思います。

やはり敬称を略するのは失礼だと感じる人もいるし、社会的にまずいと感じてしまう人が一定数は存在するのも確かに現実です。

そこで、改めて敬称を略するのは失礼にあたるのかどうなのかということについて触れていきたいと思います。

表記や宣言があれば失礼ではない

敬称を略することによって、場合によっては様々なメリットがあるため、敬称略を用いている場面は想像以上に多いです。

そして、敬称を略するのに不安を感じる人もいますが、改めて宣言しますと、敬称を略することは相手に対して失礼を与えたりするようなものにはなりませんの安心してください。

細かいことをよく注意するような性格の方に関しては問題ないと言われても不安に感じるかもしれませんか、先ほどもお伝えした通り敬称略にはきちんと自覚してる意味があります。

あえて敬称を略させてください、という意味があるので、失礼に値するようなものではなく、むしろそれで怒りを感じる方が一般的に考えて少し難があります。

もちろん絶対に注意しなければいけない点としては敬称略という言葉自体を書き忘れてしまったというのであれば、当然ながら失礼に値するかもしれません。

しかし、きちんと敬称略という言葉を用いていれば絶対に失礼に分かりませんので難しく考えないようにしてください。

きちんと適切な場面で適切な表示をしていれば失礼になることがありませんし、相手から怒られることもありませんので、敬称略は必要な場面では使用するようにしてください。

順不同を用いる場合もある

敬称略という言葉に関しては順不同という言葉とセットで用いられたりすることがとても多いです。

敬称略という言葉と順不同という言葉がセットになって使われている場面を見たりしたことがある方も多いと思いますが、意味を知らない方もいらっしゃると思います。

なぜこの言葉がセットで使われるのかというと、まず順不同という言葉の意味としては「並べ方に一定の基準がないこと」を意味しています。

つまり、ビジネス上での意味としては役職、年齢などは関係なく並んでいるという意味合いで解釈をすることができます。

本来であれば一番地位が高い人間が名簿の一番上の部分に来たりしますし、年齢順なのであれば年齢が一番高い人間が名簿の上にくることが多いです。

それを踏まえると、敬称を略し、なおかつ順番に関しても特に一定の基準なく記載していますという意味だと解釈することができます。

つまり、結果的には敬称略という意味と同じように相手に失礼がないように順不同という言葉も用いられていると考えることができます。

普段何気なく見ている漢字でもありますが、見落としてしまうと相手に対して失礼になりますので、この言葉もしっかりとセットで覚えておくようにしてください。

呼びすてはためらわれるけど大丈夫

敬称略という言葉の概念について学んでいく際に、必ず注意しなければいけないのが呼び捨てと全く同じであるかどうかという考え方です。

まず行っていること自体を考えてみるのであれば呼び捨て行っているということと全く同じ行為にはなります。

しかしながら、決定的に両者に関しては違う部分が存在しており、どの部分が違うのかというと、気持ちの部分が違うと言えます。

どういうことかと言いますと、敬称略という言葉に関しては先ほどもお伝えしたように文章を読みやすくしたりすると言う明確な目的があります。

その目的を踏まえた上で、礼儀は十分に理解しているがここはあえて省略させていただきますという前提が存在しています。

しかしながら、相手の名前を呼び捨てにしたりするという事に関してはただ単に相手に対する礼儀が欠けているという事になってしまいます。

このように、やっていることは同じでも、気持ちの部分や礼儀の部分がまったく違うようになっています。

つまり、呼び捨てと敬称略に関しては似ているようで全く違う行動であるとも言えます。

これをきちんと違いとして理解しておかないと、相手に対して失礼な言動になってしまう可能性などがありますので、十分注意するようにしてください。