アルバイトを辞める時、理由によっては円満に辞めることが難しい場合もあります。
進学や就職、結婚といった人生の転機が理由の場合には円満に辞めやすいですが、バイト先の人間関係で揉めたり、トラブルを起こしたりして辞める場合には、心象が悪くなってしまうこともあります。
そこでバイトを辞める理由と、円満に心象良く辞めるための伝え方などをご紹介していきます。
バイトを辞める理由としてお勧めの5選
あなたがアルバイトを辞める時には、どのような理由で辞めることが多いですか?
例えば学生アルバイトの場合、受験や進学を機に辞めることが多いでしょう。
また、フリーターの場合には、新たな就職先が決まったことでバイトを辞めることもあるでしょう。
人によっては結婚を機にバイトを辞めて家庭に入る人もいます。
このような理由で辞める場合には、問題なくバイト先を辞めやすいです。
人の人生に関わることですので、バイト先の店長や社員も無理に引き留めることは出来ません。
しかし一方で、そうした人生の転機ともいえる理由でない限りは、いつまでもダラダラと辞める時期を引き延ばされてしまうこともあります。
とくに人手が少ないバイト先や、ある程度責任のある仕事を任されていた場合には、新たな人材を用意する手間暇を考えて、バイト先の人間は「この人に辞められては困る」と必死になって辞めさせないようにするでしょう。
お人好しの人や優しい性格の人は、バイト先の人に泣きつかれてしまって、辞めたくても辞められなくなってしまうかもしれません。
そのため、時には円満にバイトを辞めるために嘘も必要でしょう。
円満にバイトを辞める理由としてお勧めの内容を以下にご紹介していきます。
正規雇用の仕事が決まった
バイトは働き先ではありますが、あくまでも「アルバイト」です。
正規雇用してくれるところでもなければ、生涯同じバイト先で働き続けるという人もあまりいないでしょう。
バイト先で働き続けた結果、その職場の正規社員になることはありますが、そうでない限りは一時のみ、短期間のみでバイトをする人がほとんどです。
バイト先の店長や社員も、バイトがそう考えていることは最初から承知の上で雇っています。
例えどんなに使える人材であっても、バイトである以上いつかは自分の店や会社を辞めることも理解しています。
そのため、「正規雇用の仕事が決まった」という理由であれば、バイト先はなかなか引き留めることが出来ません。
本当に人手不足のところでは、「掛け持ちでもいいから」「週に一日だけでもいいから」と引き留めてくるところもありますが、大抵の会社は副業が禁止されていますので、それを理由に断ることも出来ます。
安定した生活を得られるなら、周囲は引き留められない
どんなにシフトを増やしても、週6で働いても、アルバイトの立場で稼げる額はたかが知れています。
時給が高いバイト先であっても、週5で8時間働いて、月に15万円前後のところが多いです。
バイトだけで生活費を稼ごうと思ったら、必死になって働く上に生活費を切り詰めなければなりません。
実家暮らしならばまだお金を貯めることも出来ますが、一人暮らしや恋人と同棲、家族を養っていくことを考えると、バイトだけで生計を立てるのは非常に難しいでしょう。
とくに男性の場合は、自分が家族を養っていくことも多いため、バイトの立場で居続けるのは大変です。
一方で、正規雇用の社員になれば、収入は安定しますし、福利厚生もしっかりとしています。
仕事中にトラブルがあっても労災が下りますし、有給やボーナスなども付きます。
そんな安定した生活を得られることが決まっている人を、「人手が足りなくなって困るから」という理由で周囲は引き留められないでしょう。
例え本当は正規雇用が決まっていなくても、どうしてもバイトを辞めたい人は「就職先が決まった」という嘘の理由で辞めることも出来ます。
しかしその場合には、辻褄が合うようにきちんと自分の中で矛盾のない設定を決めておきましょう。
勉強が忙しい
学生の場合には、勉強が忙しいという理由でバイトを辞めることも出来ます。
むしろ学生らしい、いかにもといった理由ですので、周囲も容易に納得するでしょう。
勉強を理由にするのなら、高校生であれば2年生の中旬か、3年生になってからバイト先に申し出るとタイミングとしても最適です。
「これから受験勉強が本格化するから」という理由であれば、バイト先の人も「それは仕方ないね」と納得するしかありません。