次の内どの順番で取り掛かるでしょうか。
・わが子(赤ちゃん)が泣いている
・風呂が満杯であふれそう
・電話が鳴っている
・インターホンが鳴っている
・トイレに行くのを我慢している
心理テストとしては、自分が大切にしていることの順番だそうです。
赤ちゃんは恋人、風呂はお金、電話は親、インターホンは友人、トイレは自分を表します。
さて、心理テストの結果はさておき、現実問題として考えた場合、まず風呂の水を止めるのが最優先。
次にインターホンごしに待ってもらって、トイレを済ませる。
そして、玄関先で応対をしてから赤ちゃんを泣きやませて電話を折り返す、が妥当でしょう。
なぜなら、風呂の水は一瞬でとめられます。
インターホンで慌てるということは予測していなかった来客なわけですから、訪問販売なら即座にお断り、宅配ならインターホン越しから一旦待ってもらいます。
トイレは他のどの対応をしている最中にも怪しいので玄関を開ける前に済ませておくのが無難です。
赤ちゃんはできれば即座に駆けつけたいところですが、有事でなければ玄関先での手荷物受取の間くらいは問題ないでしょう。
泣いている原因の究明から対処まで時間を要するというのも理由です。
そして電話は折り返せばいいのですから優先度は低めです。
これを真逆の順番でやってみると想像してみましょう。
電話が思いのほか長電話になってしまうかもしれません。
その間も子供は泣き続け、トイレが我慢できなくなり、玄関先の人は去ってしまうし風呂の水は溢れ続けます。
去ってしまった来客者が誰だったかもわからず、仮に宅配で不在票が入っていても時間指定にも幅があります。
次も受け取れるとは限りませんし、赤ちゃんも辛い思いをし、自分が漏らしたら悲惨です。
こんなめちゃくちゃな状態になると、もう面倒臭いなんてレベルじゃなく、何からどうしていいのかわかりません。
こう考えると優先度をつけることがいかに大切かよくわかったのではないでしょうか。
仕事だって同じこと。
なんとなくの感覚で物事に取かかる優先度を入れ替えていると、それがドンピシャでなかった場合にツケがたまって回収できない事態に陥ります。
そして、余計に対処が面倒臭くなりますから気を付けましょう。
6、捨てる技を身につける
片づけが苦手な人は文字通り物を捨てる習慣や癖を身に付けましょう。
物を出しっぱなしにしてしまうなら、その物を捨ててしまえば出しっぱなしになることがないからです。
コップも飲んだら飲みっぱなしになってしまうなら紙コップを使えばいいのです。
服も干したそばから着るのであればクローゼットに入っている服はほとんど不要なのですから捨てたってなんの支障もありません。
その分別のものを仕舞い込めば部屋がスッキリします。
埃とダニの温床になるカーペットやラグは掃除機をかける癖がないなら捨ててしまいましょう。
ベッドのマットレスが重くて干したり掃除したりできないならベッドごとサヨナラして敷布団に変えるのも手です。
抽斗の中も適当に放り込んでも余裕のある物量にしておけば、中身はごちゃごちゃでも放り込めばいいだけですから、とりあえず見た目は片づけられます。
このように普段の自分が維持できるような物だけを揃えるようにしましょう。
また、比喩表現ですが人間関係を捨てるというのも、この項目でご紹介しておきます。
面倒くさくなるからには、やる気を阻害するような何かがあるということです。
よくよく思い返してみたら何かと頼みごとをしてくる輩のせいで本当にやりたいことに手が出せていないことが、あらゆるやる気を奪っているのかもしれません。