あるいは、何かにつけて上から評価してくる人のせいで達成感が得られずらくなり「どうせ成功しないんだ」と思い込んでいるのかもしれません。
そのような人との付き合いは断ってみると面倒くさがり屋の自分が引っ込んでくれる可能性があります。
7、期限を設けて行動する
明日やるやる詐欺を自分にしている人はもっとしっかり期限を設けてみましょう。
明日やるやる詐欺は、実際は明日じゃなくてもいいけど今月中にはしなければならない程度のものです。
それなら最初から「今月中」という目標にすれば毎日「やらなくちゃ!」と焦る必要がないので面倒臭いと思わなくて済みます。
仕事において考えてみましょう。
次のことを今月中に全てやらなければいけないとします。
・A社への発注内容の連絡
・A社からの見積もり取り寄せ
・A社への発注
・部下の相談に乗る
・月半ば発表のプレゼンの資料づくり
・プレゼンの練習
・今月末の請求書の有無確認
・営業メール
・クライアント5社との打ち合わせ
さて、これを優先度をつけて同月の中で割り振っていきます。
まず真っ先にやるべきことは、部下の相談に乗ることです。
なぜなら、部下が悩みを抱えながら仕事をしていると効率が悪くなり、こちらが尻拭いをしなければならない確率が上昇するからです。
気持ちよく働いてもらうためにまずは相談に乗りましょう。
次はA社への発注内容の連絡をします。
見積もりに1週間かかると言われたらそれを待っている間にクライアント5社との打ち合わせを済ませ、合間の時間でプレゼンの資料の作成を始めておき、見積書がきたら発注を完了してプレゼンの資料作りを本格的にやります。
ここまででまだ2週間かかっていません。
プレゼンの資料作りが固まったら冷静に見直すために一旦置いて営業メールに取り掛かり、再度見直して練習、発表が終わったら月末に向けて請求書の有無の確認を始めれば全て余裕をもって完了できます。
これが期限付を間違うと大変なことになります。
感情的に「成功させたいから!」とプレゼンの資料作りの期限を1週間として月頭からガッツリやれば、その間に見積もりの取り寄せがおくれ、発注も月末でドタバタ、請求書の確認などが疎かになります。
営業メールを行うよりも、確実に会えるクライアントとの打ち合わせを優先するべきです。
フラストレーションのたまった部下が体調まで悪くなって休みでもしたら大変です。
優先度と業務効率を考慮し、期限はいくつか同時並行していてもいいので、余裕を持って終わらせられるように決めましょう。
8、後から大変になることを自分に言い聞かせる
性格上焦らないとやる気が出ないという人がいるのもわかりますが、それでなんとかなるのは結構奇跡的です。
その他の面倒臭いことが降りかかる恐れが全くない状況といいますか、何にせよ思わぬトラブルが生じた瞬間に全て破綻するのは目に見えています。
「後でやる」にした事が全部月末に集中するなど一気に襲ってこないように配分しましょう。
期限をつけるという項目で例示したように、今月内でいいものばかりであっても、それを今月内に処理するためには、必然的にそれぞれの期限はもっと細かく区切られていきます。
もしあの例示の中で見積をつくるのに2週間かかると言われたり、見積もりが思ったよりずっと高くて別の会社を探さなければならなくなるとしたら、到底間に合いません。
これを残業や徹夜でなんとかするのはあまりにも無計画です。
危機感を持たせる
細々としたことは期限を設けることで危機感を持つことができますが、人生設計上の目標や資格の取得などは、なかなか疎かになりがちです。
ただ、それも未来の自分を明確に描いてみることで、このまま面倒臭がっているとどうなるのかを知れば危機感が生まれてくるはずです。