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猿腕の人はどうしてここまでグニャっ...(続き3)

初めは骨が折れたと錯覚したのですが、生まれつき柔らかいということがわかったので、そういう人もいるんだと、認識したのでした。

猿腕になる原因とは?

猿腕になる原因とは、いろいろと考えられるようです。

猿腕だと言う人は、その両親もどちらかが猿腕であったという話しを聞くと、多少なりと遺伝子的な要素もあるような気がします。

両親や親族に猿腕の人はいないと聞くと、生まれてからの生活か習慣でそうなってしまったのかもしれません。

ともかく関節が柔らかいことは間違いありません。

最近は若者で猫背の人が多くなったとTVの番組で紹介されていましたが、この原因の一つはスマホをずっと背を丸めて見ていることと言っていました。

このように、小さい頃から関節を曲げることが好きだったとか、関節が曲がるような姿勢で生活することが多かったのではなどと、勝手に推測してしまいました。

わたしの勝手な意見は別として、猿腕の原因について調べてみました。

遺伝ではない

猿腕の人の両親も、どちらかが猿腕だったと聞いたことがあるので、遺伝するのかなと思って調べてみました。

するとどうやら遺伝によるものではなくて、女性に多い内股やO脚などと同じ理由で起きているもので、遺伝的骨格的な問題ではなく、姿勢全体の歪みに起因する現象だということです。

成長期の骨の歪み

猿腕は、言い換えると腕の「歪み(ゆがみ)」で、細くて若い人に多い現象です。

このことで悩んでいる人も多いようです。

両親からの骨格に関する遺伝ではなくて、生活習慣によってできる身体全体の歪みが原因で起こっているようです。

頭の位置が前に出ていたり、椅子に座って背筋をまっすぐに伸ばしたつもりでも、首がどちらかに傾いていたり両肩の高さが違っていたりします。

こんな姿勢の影響で、身体全体のねじれや傾きを引き起こす原因となる癖による筋の引っ張りの影響が、腕や肘の運動に出たために起こった現象なのです。

つまり、姿勢の歪みに伴う身体の使い方の過剰なねじれと、そのねじれに対応できる柔軟な関節構造を持っていることが重なって猿腕になってしまったのです。

肘の関節の構造自体が柔軟なことが原因ですが、生活の中で姿勢に歪みを生じさせた習慣について、確認しておかなければなりません。

猿腕の原因が姿勢のゆがみであることは、腕だけを修正しても済むことではありません。

身体全体の歪みやバランスを考えないといけませんから、基本的には自分一人だけで修正するのは難しいと思います。

客観的に姿勢を見てくれる人がいないとわかりずらいのです。

これまでに書いてきましたが、「前へならえ」の号令で両手を前に突き出した時に、よく見ると両肩の高さが大きく違っていたり、どちらかの肩が前に突き出している人がいます。

これは、姿勢の歪みによることであって、放置していると猿腕になりかねません。

成長期に身体のバランスが悪くなって歪んでくると、いろんなところにも影響するようです。

生活の癖

わたしたちは、普段の生活の中でいろんな姿勢の癖があります。

パソコンやスマホを操作する時間が多い人は、猫背の姿勢で操作を続けています。

近いところをずっと凝視するので目が疲れます。

首を前に傾けて画面を見つめるので、首の筋肉や肩の筋肉が疲れます。

座りっぱなしも、同じ姿勢で腰に負担がかかっています。

時々、椅子から立ち上がってあるいてみながら背伸びするとほっとするのです。

重い荷物やカバンを持つときには、だいたいは同じ腕で持って歩きます。

時々腕を変えて持ちますが違和感があって、また元の利き腕の方に持ち変えるはずです。

ハンドバッグをさげる時にも、決まった方の肘にかけるものです。

これらは、自然に固まった生活の習慣なのです。

眠る時も同じように「寝姿勢」というものがあって、個人的に癖があるものです。

枕の高さや硬さ、寝る時の横向きや仰向けなどの方向なども癖があります。

これが変わると、熟睡できなくなるようです。