猿腕に出会ったのは小学校の頃です。

同級生の女の子が、「わたしの身体は柔らかいの」と自慢げに言ったので、「どこが柔らかいの?」と尋ねると目の前で腕を伸ばして猿腕を見せてくれたのでした。

前に伸ばした両腕の肘が、極端に外側に曲がってしまうのです。

そんなに腕が柔らかな人を見たことがなかったのでビックリしてしまい、「腕は大丈夫なの?痛くないの?」と聞いてしまいました。

彼女は手のひらを上に向けて、まっすぐに伸ばした両腕の肘から下をピッタリとくっつけることができるのです。

肘を曲げると誰でもできますが、まっすぐに伸ばしたままではできません。

でも、いとも簡単に両肘をくっつけたので、自分も同じようにチャレンジしましたがもちろん上手くいきません。

猿腕との出会いはそんな事でした。

みんなの前で、こんなことができるよと自慢することでもないので、ごく僅かの親しい友達にこっそりと教えるようなことです。

しかし困ったこともあります。

猿腕の男の子は、腕立て伏せが苦手なのです。

肘が曲がりやすいので、組体操の時に上に乗った人の体重を支えきれなくなる時があります。

場合によっては、猿ての児童が組体操で崩れ落ちてしまい、骨折する事故も起こったそうです。

こんな事例以外では、普通の生活においては、生活に支障はありません。

自分から言わなければ、ほとんどの人は気付かないのです。

ただ本人は、肘の関節の可動範囲が広いことを自覚しているので、あまり無理な負荷をかけないようにはしているのです。

猿腕の不思議を解析!

猿腕の人は意外と多いようです。

そんな人の中でも話題になっているのは、腕立て伏せができるかどうかです。

猿腕であっても、何にも考えることなくできてしまう人もいれば、関節がつっかえ棒のようになってしまい、全くできない人もいます。

もともと腕の筋肉が発達しているかどうかにもよるのですが、普通の人のようにはできないみたいです。

ヨガとかダイエットのエクササイズの時に、うつ向いて四つん這いになる時があります。

こんな時には、猿腕の人は肘に負担がかかってしまい苦労するようです。

O脚や内股などの脚の歪みを気にする女性は多いのですが、肘の歪みである猿腕については見過ごされがちです。

日常生活には何ら問題はありませんが、自分が猿腕であることを知らない場合もあるようです。

小学生の頃に全員が整列して、「前へならえ」との掛け声で腕をまっすぐに前に伸ばします。

その時に、前に伸ばした肘がくの字に曲がってしまう子供がいたのを覚えています。

小学生ですから身体も腕も細いので、その腕がくの字に折れているので印象に残っているのです。

そのころは、そんな事を誰も気にすることもなく、今でいう「いじめ」にもあっていなかったようです。

そのころの実態調査などがわからないのですが、結構見た記憶もあるのです。

大きくなってくると、肘を使うスポーツや動作においては、関節が動きやすくてコントロールしにくいという難点があるようです。

弓道やテニス、バドミントンなどでは、打つときの方向性がバラツクようです。

楽器の演奏でも、バイオリンを激しく弾く時などには不利なようです。

猿腕なりのテクニックを磨いているようです。

このようにスポーツや演奏などをしていなくても、薄着になって外出するような季節になると、肘が曲がりすぎると見栄えが悪いかなと心配してしまう時があるようです。

こんな猿腕について、不思議を解析してみました。

猿腕とは?


猿腕とはどのような腕のことでしょうか?

お猿のように毛が生えた毛深い腕のことではありません。

腕の肘が柔らかくて、生まれつき過剰に曲げることができる腕のことです。

あなたの周りにも必ずいるはずです。

親戚の中にもそんな子供がいて、お母さんが「うちの子供は肘が柔らかいの」とむしろ自慢げに言って、子供に両手を前にまっすぐに伸ばさせて、肘を引っ付ける実演させたりすることもあります。

みんなはそれを見て「へえ~」と驚くのですがそれっきりで、特に心配もしていないようでした。

子供の頃は、腕も肘も柔らかいもので、できない子供は関節が硬いからだと思ったようです。

確かに、その程度の曲がりの猿腕であれば、そんなに問題はありません。

アイドルのジャニーズ嵐の二宮和也さんも猿腕です。

半袖で腕を伸ばした時に曲がっているのがわかります。

女性では、欅坂46の長濱ねるさんです。

TVでも猿腕を披露してネット上で話題にもなりました。

猿腕は、細身の女性に多いようです。

では、猿腕の特徴についてまとめてみます。

腕が過剰に曲がる

猿腕の人の腕が過剰に曲がるのは、先天的なもの(骨格の遺伝など)と生活習慣による姿勢の偏りで起こる後天的なものがあるようです。

その腕の歪み具合は非常に個人差があって、手術をしてまでも矯正する必要がある時や、整体やカイロプラクティックで大幅に改善されることもあるようです。

細身の女性に比較的多いようで、腕の筋肉も少なくて筋力も弱い人が多いようです。

腕が過剰に曲がることを、自分で治すことは難しいと言われています。

しかし、重いものを持ち上げたりすることで、肘などを痛めやすいのです。

腕をまっすぐに伸ばし切った状態で、物を持ち上げる時には注意が必要です。

猿腕でも有利なことがあるようです。

それはゴルフのレッスンプロから聞いたことなのですが、初心者がドライバーで玉を打つと、どうしてもスライスボール(打球が右方向に曲がってしまう)になりやすいものです。

このスライスボールは狙ったところに飛ばないでOBになりやすく、初心者がどうしても直したいと願うことです。

ところが、初心者でもいきなりまっすぐに、しかもドローボール(やや左方向に飛ぶこと)も打ててしまう人が稀にいます。

なぜこんなに初心者がドローボールを簡単に打てるのかと調べたところ、なんとその初心者は猫腕であったそうです。

肘が柔軟に曲がることで、スライスにならないのです。

こんな利点もあるのですが、猿腕の人は肘が柔らかくて良く曲がってしまうのです。

生活に支障は特にない


生活に支障はないとは言うものの、肘の故障は何かと多いようです。

猿腕の人は身体が柔らかいと言われますが、本当に柔らかい人も多いようです。

例えば、楽に180度以上の開脚ができる人がいます。

関節が柔らかい(良く曲がる)ことが特徴で、そのせいなのかスポーツをしている時に、肘や肩の疲労骨折をよく経験することです。

身体や柔らかいと怪我をしにくいと言いますが、関節系の故障が多いそうです。

肘の神経の一つである尺骨神経が引っ張られることで、しびれや痛み、麻痺を感じたり、指の曲げ伸ばしが困難になることもあるそうです。

日常生活に支障がないと言うよりも、逆に日常生活や仕事での手の酷使や手関節の骨折や脱臼、変形の後遺症によって猿腕になった可能性もあるのです。

生活に支障がないことよりも、その生活が原因で猿腕になったのではないかと疑うべきです。

猿腕が軽度であれば問題はないのですが、重度であれば身体に支障が出てきます。

周囲の人はかなり驚く

普通の人に混じって仕事や遊びをしていても、よほどでない限り気がつきません。

自分は猿腕であると自覚している人が、仲間の中にそんな兆候がある人を見つける場合が多いようです。

一緒に居酒屋でお酒を飲んでいる時に、お酒のお酌をしてもらおうとグラスを前にまっすぐに差し出した時に、「お前、腕が曲がっているぞ!」と注意されてから自分の腕が猿腕だと知った人もいます。

よく見ると、肘のところで外側に少し曲がっているのです。

「俺も知らなかったよ!おまえはよく気がついたなあ」と言うと、それを指摘した仲間が「実は俺も少し猿腕なんだ」と白状しました。

普段から気になっていたので、誰かの腕を見ても疑ってしまうのだそうです。

「ほんとだ!肘のところで逆方向に曲がっている」と他の仲間がみんなで驚いているのです。

もともと自分は猿腕だと自覚していた本人は、こんなことを自慢することでもないし、普通の生活に支障もないし、あえてカミングアウトするほどでもなかったからとのことでした。

女の子ならかえって可愛いのに、男ならキモイとなって大笑いして終わったのです。

一発芸として披露する人も

猿腕の人で、それを自慢するように見せびらかす人もいます。

無口で日頃からおとなしい女性なのですが、真面目なので目立たない存在なのです。

仕事もキッチリとこなせる人で、上司からの信頼も厚いのです。

職場の人の送別会で集まった時です。

宴もたけなわでカラオケのセットを用意して、順番に指名されて歌っていたのですが、その女性はカラオケが苦手で満足に歌うことができません。

仲間もそのことを知っていたのですが、お酒の勢いもあって盛り上がり、彼女の出番になったのです。

歌うのを嫌がってパスしてほしいと懇願したのですが、上司が許してくれませんでした。

今日は君の先輩の送別会だし、このまま引っ込んでは顔が立たないぞと脅されてしまいました。

そうすると、覚悟を決めたのか「お世話になった先輩の送別会でもあるので、ここでわたしの一発芸を披露します」と言い切ったのです。

みんなは何が始まるのかとかたずをのんで見ていると、「実はワタシ、隠していたのですが、こんなことができるのです」と腕を伸ばして、関節ところからいろんな角度に腕を曲げたのです。

集まっていた仲間や先輩は、あっけに取られて目が点になったように見とれていました。

「これで、先輩を送る一発芸は終わりです」と言って礼をすると、みんなは我に返って拍手の嵐でした。

おとなしい彼女が、歌の代わりに一発芸で腕を曲げたのです。

先輩は一生忘れられないことでしょう。

骨が折れているの?

初めて猿腕を目の前で見た人は、腕が肘のところで大きく曲がるということに驚くよりも、腕が折れてしまったのではという恐怖のような感覚を覚えてしまいます。

すぐに出る言葉は「大丈夫?」と心配する言葉です。

自分のせいで折れてしまったのではないかと思ったからです。

その人から「わたし、腕が良く曲がって柔らかいの」と聞いた時に、「本当?じゃあやって見せて」という会話があったからです。

あんなことを言ってしまったから、こんなことになってしまった」と後悔を感じたからです。

でも、猿腕の人はすぐに「心配しなくても大丈夫よ!」「いつものことなのだから」とフォローしてくれたのです。

ついでに、様々な角度に腕を曲げたり、まっすぐに腕を伸ばして肘をピタッと引っ付けて見たりと、いろいろとやって見せてくれたのです。

初めは骨が折れたと錯覚したのですが、生まれつき柔らかいということがわかったので、そういう人もいるんだと、認識したのでした。

猿腕になる原因とは?

猿腕になる原因とは、いろいろと考えられるようです。

猿腕だと言う人は、その両親もどちらかが猿腕であったという話しを聞くと、多少なりと遺伝子的な要素もあるような気がします。

両親や親族に猿腕の人はいないと聞くと、生まれてからの生活か習慣でそうなってしまったとも思えます。

ともかく関節が柔らかいことは間違いありません。

最近は若者で猫背の人が多くなったとTVの番組で紹介されていましたが、この原因の一つはスマホをずっと背を丸めて見ていることと言っていました。

このように、小さい頃から関節を曲げることが好きだったとか、関節が曲がるような姿勢で生活することが多かったのではなどと、勝手に推測してしまいました。

また、猿腕の人のイメージは、わたしの勝手な意見ですが、腕の細い女性に多いように思います。

太っていて脂肪が多少腕周りについている女性で、猿腕という人は聞いたことがありません。

細身の人の関節の方が、余計な脂肪がない分だけ曲がりやすいのでしょうか?

これも、わたしの勝手な判断ですが。

わたしの勝手な意見は別として、猿腕の原因について調べてみました。

遺伝

猿腕の人の両親も、どちらかが猿腕だったと聞いたことがあるので、遺伝するのかなと思って調べてみました。

するとどうやら遺伝によるものではなくて、女性に多い内股やO脚などと同じ理由で起きているもので、遺伝的骨格的な問題ではなく、姿勢全体の歪みに起因する現象だということです。

成長期の骨の歪み

猿腕は、言い換えると腕の「歪み(ゆがみ)」で、細くて若い人に多い現象です。

このことで悩んでいる人も多いようです。

両親からの骨格に関する遺伝ではなくて、生活習慣によってできる身体全体の歪みが原因で起こっているようです。

頭の位置が前に出ていたり、椅子に座って背筋をまっすぐに伸ばしたつもりでも、首がどちらかに傾いていたり両肩の高さが違っていたりします。

こんな姿勢の影響で、身体全体のねじれや傾きを引き起こす原因となる癖による筋の引っ張りの影響が、腕や肘の運動に出たために起こった現象なのです。

つまり、姿勢の歪みに伴う身体の使い方の過剰なねじれと、そのねじれに対応できる柔軟な関節構造を持っていることが重なって猿腕になってしまったのです。

肘の関節の構造自体が柔軟なことが原因ですが、生活の中で姿勢に歪みを生じさせた習慣について、確認しておかなければなりません。

猿腕の原因が姿勢のゆがみであることは、腕だけを修正しても済むことではありません。

身体全体の歪みやバランスを考えないといけませんから、基本的には自分一人だけで修正するのは難しいと思います。

客観的に姿勢を見てくれる人がいないとわかりずらいのです。

これまでに書いてきましたが、「前へならえ」の号令で両手を前に突き出した時に、よく見ると両肩の高さが大きく違っていたり、どちらかの肩が前に突き出している人がいます。

これは、姿勢の歪みによることであって、放置していると猿腕になりかねません。

成長期に身体のバランスが悪くなって歪んでくると、いろんなところにも影響するようです。

猿腕も極端になってくると、肘の尺骨神経を痛めたり、さらに症状が重度になれば肘部管症候群となって腕が麻痺してしまいますので、整形外科で治療を受ける必要が出てきますので注意が必要です。

生活の癖

わたしたちは、普段の生活の中でいろんな姿勢の癖があります。

パソコンやスマホを操作する時間が多い人は、猫背の姿勢で操作を続けています。

近いところをずっと凝視するので目が疲れます。

首を前に傾けて画面を見つめるので、首の筋肉や肩の筋肉が疲れます。

座りっぱなしも、同じ姿勢で腰に負担がかかっています。

時々、椅子から立ち上がってあるいてみながら背伸びするとほっとするのです。

重い荷物やカバンを持つときには、だいたいは同じ腕で持って歩きます。

時々腕を変えて持ちますが違和感があって、また元の利き腕の方に持ち変えるはずです。

ハンドバッグをさげる時にも、決まった方の肘にかけるものです。

これらは、自然に固まった生活の習慣なのです。

眠る時も同じように「寝姿勢」というものがあって、個人的に癖があるものです。

枕の高さや硬さ、寝る時の横向きや仰向けなどの方向なども癖があります。

これが変わると、熟睡できなくなるようです。

そして、知らず知らずのうちに、どちらか片方の筋肉疲労が起こってしまい、それをカバーするために身体が歪んでいくのです。

猿腕になる人の特徴

猿腕の人とは、どのような人でしょうか?これまでにも書きましたが、イメージとしては細身の若い女性に多いようです。

男性よりも女性の方が多い気がします。

女性の方が、容姿を気にすることが多いので話題にもなりやすいのでしょうか。

男性が仲間に「俺は猿腕だ」と告白しても、「あっそうなの」で終わってしまいそうです。

特に生活に支障がなければ、問題ではないようです。

筋トレをしている人やプロレスラーで、猿腕だという人を聞いたことがありません。

猿腕でないので筋トレもできるのかも知れませんが。

関取でも猿腕の人はいるのでしょうか?相撲取りの稽古でも、大柄な力士でも股割りをしています。

柔軟な身体を作って怪我を防ぐためだそうですが、腕も柔軟で猿腕の力士もいるのではと思いますが、調べてはいません。

猿腕だと、突き押しに力が入らないと思います。

力勝負にはまったく不利になりそうです。

猿腕になる人の特徴については、細身、若さ、柔軟さ、習慣・癖、歪み、などがキーワードになると思います。

女性のほうが多い

猿腕は圧倒的に細身の人に多いようです。

しかも、男性よりも女性に多いそうで、猿腕の人のおよそ7割が女性だそうです。

そういえば、数少ない猿腕の人と言えば細身で女性を思い出します。

夏場に半袖姿で透明なガラスドアを押して開ける時に、女性の腕が外側に曲がっている人を見かける時があります。

今にも折れそうに感じてしまい、その腕を見てしまったのです。

中学校や高校生の女学生でも、少し外側に曲がった腕で押している人にも出会います。

やはり、女性の方が多い気がします。

女性が多い理由は、関節が柔軟なこともあげられます。

細い骨を持つ関節が柔らかい人、すなわち女性が多い理由なのです。

身体が細い

身体が細いから腕も細いのでしょうか。

華奢な感じの女性に多いと思います。

華奢だということは手足の長幹骨(手足を構成する細長い形状の骨のこと)も細くて、関節可動域が自然に広い人が多いのです。

手足の中心の骨が細長い人で関節がもともと柔軟な人が猿腕になりやすいのです。

関節が柔軟な人でも、年を取ると硬くなってきますから、柔軟性を失わない若い頃に猿腕になるようです。

仕事や運動で日々特殊な動きが多い

日頃の動作でも、関節を酷使する場合があります。

強い負荷をかけて押したり引いたりねじったりという動作を続けると、若くて関節の可動域が広い人は、さらに可動域を広げてしまう結果になるのです。

すると、それによって起こる身体の歪みを修正するために、無意識のうちに猿腕となって現れてしまうのです。

骨の成長期に起こると、関節の可動域をますます広げてしまうことになるのです。

骨折などで手術をしたことがある場合も

子供の頃に肘を骨折して、手術をした後で猿腕になった人もいます。

子供の頃は、成長期には肘は複雑な発達をしています。

この時期に骨折して手術をしても、予想通りには回復しない時があるのです。

子供の時の骨折なら、骨も元通りに形成されていく自家矯正の力が働きます。

しかし、肘の複雑な成長過程では予想通りには回復せずに、成長のアンバランスなところから変形が進むこともるのです。

腕が外側に曲がる外反肘(がいはんちゅう)を引き起こすこともあるのです。

外反肘という変形を起こすと、その周囲にある尺骨神経(しゃっこつしんけい)の障害を引き起こして麻痺することもあるのです。

外反肘は、猿腕のように手のひらを上に向けてまっすぐに水平に腕を伸ばすと、肘から下の腕が外側に反ってしまうのです。

手術をした片腕だけの症状ですので、両腕のバランスも悪くなるようです。

腕立て伏せができない

猿腕の場合には、正常な人のように簡単には腕立て伏せができません。

努力して工夫をすればできるようになりますが、女性の場合にはやりにくいものです。

すると困った事には、ヨガやダイエットの時に四つん這いも大変なのです。

別のエクササイズをやれば良いだけのことですが、みんなと一緒に行う時には見栄えが悪くなるようです。

女性の場合はコンプレックスになりがち

女性の場合のコンプレックスは、実際の生活面ではなくて、あくまでも見栄えによるコンプレックスが多いようです。

ノースリーブを着ていると、何かと腕を伸ばす機会に、気持ち悪いと思われないかという不安です。

周りの人はそれほど気にすることはないのですが、猿腕の本人は気にしてしまうのです。

それと、猿腕は細身の女性に多いのですが、二の腕が細いことがコンプレックスという人も多いようです。

これは、男性の場合は特に多いようで、二の腕の筋肉をつけたいと努力しているそうです。

女性でも自宅で筋トレをする人も多いのですが、なかなか筋肉はつかないようです。

四つん這いのポーズも様にならないので、モデルさんにはちょっと辛いようです。

自分が猿腕かチェックする方法

自分で猿腕かどうかをチェックする方法です。

①直立して、腕を水平に前に突き出します。

②手のひらを上に向けます。

③肘を伸ばしたままでの状態で、両手の小指と小指をピッタリくっつけます。

④その状態で、両腕が手首から肘までピッタリくっつくなら、あなたは猿腕なのです。

普通の人なら、肘まではひっつきません。

猿腕と言っても、日常生活では何ら問題はありません。

このチェック方法で、猿腕の確認は簡単にできます。

同様に、気になる人がいれば、同じようにやって貰えればすぐに判断できます。

猿腕の人は腕や肘を痛め易い

猿腕の人は、運動によっては不利なことがあります。

弓道では弓を引く時に腕が邪魔になるようです。

とは言うものの、猿腕で弓道を楽しんでいる人も多いのは確かです。

弓の支え方や矢の飛ばせ方などに、自分なりの工夫をしているようです。

ボーリングでも肘を痛めやすいとか言われますが、投げ方に工夫すれば、痛めなくて済むという人もいます。

ただし、腕の筋力を普段から鍛えておくことも必要です。

正常な人でも、肘に急に過度な負荷をかけることは、痛めることにもなりますから注意が必要なことは当然です。

腕立て伏せの時に痛めやすいとよく言われますが、普段から筋力を鍛えながら行うことは当然のことで、準備もしないで過度に行うと、誰でも痛めてしまいます。

猿腕の治し方

簡単にできるなら、猿腕を直したい人も多いはずです。

どのようにしたら良いのか、まとめてみました。

筋トレをして筋肉を付けると治る場合も

上腕筋を鍛えることで、肘への負担を減らして猿腕を治すこともできます。

上腕筋の周りには上腕二頭筋や上腕三頭筋がありますが、上腕筋と言うと上腕二頭筋の深層にあって上腕骨に覆いかぶさる形でついている筋肉です。

力こぶを作ると盛り上がる筋肉です。

上腕筋は、肘関節を屈曲させる動作を行う筋肉です。

上腕筋を鍛えれば、肘関節を支える力が強まるので、肘が極端に曲がることを抑制することもできます。

肘を守って猿腕も改善されます。

手術が必要な場合も

猿腕が酷くなってくると、関節が異常に変形して尺骨神経を圧迫することがあります。

これが酷くなってくると、麻痺を起こすだけでなく、小指付近にしびれが起こります。

麻痺が進行すると手の筋肉が痩せてきたり、小指と環指の変形も起こすようになります。

これらは、肘の過剰な変形によって尺骨神経が障害を起こしているのです。

このように異常が起こったら、医師の診断を受けて手術が必要になる時もあります。

同じような動作ばかりしないように注意する

肘に過度な負荷をかけないように、生活習慣を見直すことも重要です。

肘をついて寝転んでテレビを見るとか、肘に荷重がかかりすぎるような無理な筋トレを続けるなど、同じような動作を繰り返さないことです。

カバンを肘にかけない

女性に多いのがカバンを肘にかけることです。

軽いと思っても、毎日この動作を繰り返してケアをしない場合には、猿肘になることもあります。

どうしてもという時は腕を手前に持ってくる

どうしてもカバンを持つ必要があれば、まっすぐに腕を下げてカバンを下げることです。

どうしてもという時は、腕を手前に持ってきて上腕筋で支えるようにします。

整体に通う

身体のゆがみが原因ですから、整体でどう歪んでいるかを見つけてもらい、矯正してもらうのも良い方法です。

「猿手」というのもある

関節の異常と言うと「猿手(さるて)」というのもあります。

手のひらには9本の指屈筋腱と正中神経が通っています。

この正中神経が圧迫されて神経が障害を起こすと、手根管症候群と呼ばれる症状を引き起こします。

正中神経は、前腕を内側にひねって回す運動、手首、手指の屈曲、親指を立てたり小指とつける運動(母指対立)などを行う神経で、これができなくなるのです。

猿手とはどんな手?

正中神経が圧迫されると、手のひらが変形してきます。

親指が他の指と同じ平面になって、猿の手のように扁平してくることです。

この状態を「猿手」と呼んでいます。

親指の根元の母指球筋が萎縮するために起こります。

猿手になる原因

猿手は、職業病と言われるように、職業上同じ動作を繰り返したリ、手を過度に使用することで起こったり、手関節の骨折、脱臼、変形の後遺症として起こりやすいようです。

肘の関節と同じように、指の関節の柔軟性が高いこともあるようです。

同じ動作を続けて行わないように、時間を決めて指の屈伸や腕の体操をしておきます。

閉経前後の女性にも多い手のしびれや痛みなども、毛根間症候群からくることもあります。

まとめ

猿腕は、若い女性によく見られる症状です。

普通の生活には何ら支障がないので、気付かずに過ごしている人も多いはずです。

学校の授業中に、挙手をしてアピールする時に手が曲がっていると指摘されて気が付いた人もいます。

それほどに、特に問題視することでもないのです。

しかし、年頃になってくると、肘が曲がっていることでコンプレックスを持ってしまったり、うまく四つん這いになれなかったりしてみんなについて行けなくなった時に強く自覚してしまうのです。

運動をする時にも、普通の人とは違った問題を抱えてしまうこともあります。

弓道の練習では、弓を引く時に力をかけにくいとか、弓を放った時に弦が腕を払って、それが痛くて痛くて仕方がないので習うのを辞めたとか、影響もあるようです。

別に障害児だと差別されることもないのですが、珍しいので内気な女性にとっては辛いことのようです。

肘がもともと柔らかい(関節の可動域が広い)ことで起こった現象なので、猿腕を逆手に取った生き方をしてみてください。

みんなにタイミングを見てカミングアウトすると、おおいに受けて仲良し友達が増えるかもしれません。

遺伝的なことはないので、安心して過ごすことです。

ただ、関節が柔軟なので無理な荷重を急にかけることがないように、普段から注意することも忘れないようにしてください。