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めんどくさいには意味があった!なぜ...(続き3)

人間は好奇心旺盛な生き物ですので、比較的何にでも興味を持ちやすい傾向があります。

そのため、熱しやすく冷めやすいことも、決して悪いことではありません。

しかし、あまりにもそれが頻繁だと、自分が自信を持って「これだけは好きだ・得意だ」と言えることもなくなってしまいますので、良いことであるとも言えないでしょう。

また、物に対してのみ飽きっぽい性格であれば、どんどん次に興味の対象を移していけば良いですが、対象が人間となるとそう簡単にはいきません。

せっかく交友関係を広げようと思っても、すぐに他人に対する興味を失ってしまう人の場合、親友や恋人を作ることも難しいでしょう。

とはいえ飽きっぽさは性分ですので、自分が「変わろう」と思わない限りは、物に対しても人に対しても熱しやすく冷めやすいままでしょう。

そうした飽き性の人ほど、自分が興味を失ってしまったものに対してそれ以上時間をかけることを「めんどくさい」と感じてしまいやすいです。

6、すでに慣れてしまっている

目新しいことを始める時、誰でもそれに対して好奇心やドキドキ、不安などの感情を抱きます。

新しく交友関係を広げる時や、学校に入学する時、新しく会社に勤め始める時など、新しく変化がある度にざわざわと心が揺れ動きやすく、何をしても常に新鮮な気持ちを味わえます。

その感情が良いか悪いかは別として、そうした気持ちの変化がある内は、誰でも目の前の出来事に集中します。

しかし、新しく始まった出来事も、1ヶ月や2ヶ月と日々が経過していくと、自然とその環境に自分が慣れてきます。

そうして段々と気持ちが緩み、すっかり慣れてしまう頃には心にも余裕が出来るため、自分の周りの環境に対してあれこれと思うことがあったり、優先順位が決まったりします。

慣れ切ってしまう頃にはダラけた感情も生まれますので、最初は緊張しながら取り組んでいたことに対しても、「めんどくさい。早く終わらないかな。」などと考えるようになります。

自分の周りの環境ややることに慣れた後でも、それを楽しいと思えている人は、変わらずに集中して目の前のことに取り組むことが出来るでしょう。

しかし、慣れてしまって目の前のことに何の興味も魅力も感じなくなった人では、「めんどくさい」という気持ちが起こりやすくなってしまいます。

7、やっていることに価値を見出せてない


必要があるからやっていることのはずなのに、いまいちそれに対して「本当に必要なのかどうか」価値を見出せていない人も、ふとしたことで「ああ、めんどくさいな」と感じてしまいやすいです。

どんなに自分が夢中になっていることがあっても、それに対して興味を失ってしまった時には、それ以上続けようという気は起こりませんよね。

同様に、自分が今やっていることに対して、何も意義や価値を見出すことが出来ない時には、人はそれに対する熱意を持つことは出来ません。

時間が伸びたりお金がかかったりと、ちょっとしたことがあるとそれで「めんどくさい」と感じてしまうのです。

誰でも無駄なことに時間やお金を使いたいとは思いません。

また、例えそれが勉強や仕事柄必要なことであったとしても、自分自身がそのものに対して価値を見出せなければ、どんなに世の中にとって必要なものであったとしても、自分にとっては何の価値もないものです。

そんなものに構わなければならないということを苦痛に感じる人もいますし、大抵の人はめんどくさいとやる気を失くしてしまいます。

8、他にもやりたいことがある

自分が今やっていることの他に、何かやりたいことがある場合には、そちらの方に気を取られてしまい、目の前のことには集中出来なくなってしまいます。

とくに、今やっていることに対して自分が価値を見出せなかったり、興味がなかったりすると、余計にやりたいことの方に意識が向かってしまいます。

目の前のことが煩わしく思えたり、めんどうに思えたりしてしまうことがあります。

例えば仕事をしていて、その日の仕事終わりに意中の相手とデートの約束を取り付けられたとします。

そうするともう嬉しくて気持ちが舞い上がってしまい、デートのことばかり考えて目の前の仕事にはまったく集中出来なくなってしまうでしょう。

例え今作成している書類が仕事上重要なものであったとしても、その人にとっては書類よりもデートの方が最重要事項ですので、書類を作成するという作業自体がめんどくさく思えてしまいます。

頭の中は「さっさと仕事を終わらせて早く帰社したい」という気持ちでいっぱいです。

けれども浮かれてしまって集中力が保てずに、仕事を迅速に片付けることも出来ません。

そんなもどかしさを感じる時には、より仕事の存在そのものがめんどくさく思えてしまうことでしょう。

めんどくさいが人生に与える影響とは?

体調が悪い、他にやりたいことがある、やりたくないことをやらされているなどの理由で、やる気が起きずにめんどくさくなってしまうことはよくあります。

それ自体は悪いことではないでしょう。

誰だって頭の中では常に優先順位を考えています。

体調が悪ければそれが最優先事項で、仕事に集中するのは二の次になってしまうことは仕方のないことでしょう。

さまざまな理由からめんどくさいという感情は起こりますが、それも一時のものであれば問題はありません。