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真摯に受け止めるの意味は?ビジネス...(続き2)

「真摯に受けとめる」「真摯に行動する」「真摯に対応する」「真摯な姿勢」など、真摯という文字が加われば、真剣味と熱心さが上乗せされるようです。

「真摯」の類語には「真面目」とか「真剣」があります。

「真面目」にというのは、嘘をつかず誠実にということで、何かを自主的に熱心に行うというよりも、支持されたことに対して間違いの無いように処理しますということです。

何かを指図しないと動かないということであって、融通が利かない、生真面目という性格を表しています。

「真剣」という言葉の意味は、脇目も振らずに一生懸命という姿勢を表しますが、「真面目」も「真剣」も、「真摯」のひたむきさと素直さという意味合いとは、微妙にニュアンスが異なっているのです。

使い方や注意点をチェック

「真摯」という言葉は、目上の人に対して、あるいは形式ばった文章、ビジネス用語といてよく使われるものです。

改めて自分の意思表示を行う時の、決意の感情を込めた表現です。

例えば、自分を指導してくれていた先生や上司から、自分の欠点や改善点の指摘を受けた時、その言葉を理解して受け取る時に「真摯に受け止めます」となるのです。

では、こんな時に「真面目に受け止めます」と答えると、「今までは不真面目に考えていたのか」と注意を受けますし、「真剣に受け止めます」も急に取ってつけたようだと受け取られるので、どちらも尊敬の念が薄いように思えます。

また、名詞に「真摯」をくっつけると、そのことに対する熱意や覚悟が加味されるので、重みのある言葉になります。

例えば、「真摯な態度」「真摯な意見」「真摯な行動」「真摯な姿勢」などとなります。

このような言葉を文章の中にはめ込むと、より熱心さや真剣さがプラスされるようです。

真摯に受け止めるの意味

「真摯に受け止める」の意味は、何かの物事に対して熱心に、そして真面目に取り組み、上手く行くように努力をするということです。

言い換えると、これまでは何か落度があったかも知れないが、これからはミスが無いようにしっかりと身体を張って頑張るということです。

もしも、上司から「この結果を真摯に受け止めろ」と注意されたとしたら、あなたは何か重大なミスをしてしまって、会社にも大きな損害を及ぼしてしまったのです。

そこで、この事態を充分認識して、あなたは責任を持って挽回できるように頑張れということなのです。

ただし、あなたは腹をくくって対応しないと、降格処分や給与カットを受けたりすることになると忠告しているのです。

「真摯に受け止める」という意味には、悲壮感を持って対応しろと命令しているのです。

あなたは重大な岐路に立っていると言っても過言では無いのです。

それほど重い言葉なのです。

あなたの責任ある行動を期待していることでもあります。

真摯の意味

「真摯」の漢字をそれぞれ調べてみました。

「真」という字は「まこと」という意味で、「真実」「真理」「真剣」などに使われるように、嘘偽りがなく真面目であるという状態なのです。

もう一方の「摯」は、「手」の上に「執」の字が乗っています。

「執」とは「執刀」や「執筆」などのように自分の手を使うという意味合いがあります。

また、「執務」「執行」などのように実行する、とり行うという行動も表します。

さらには、「執拗(しつよう)」「固執」などと取りついて離れない様を表すこともあります。

これらのことから、物事を深く思い込んで、それにとらわれることを意味している漢字なのです。

平たく言うと」、執念を持っていることです。

その「執」を下から「手」で支えている「摯」の漢字は、責任をもって自分の手で執行するという漢字なのです。

だから、「真摯」という言葉は、まことの心を持って執念を持って自分の手で執行するということでしょうか。

まじめでひたむきな様子

「真」という漢字が前についていることから、嘘偽りが無いことを宣言しています。

その後ろの「摯」は自分が責任を持って執行する意思を表すので、平たく言うと「真摯」は真面目でひたむきな様子であることは理解できるのです。

非常に熱心なこと

もういい加減なことはできないし、まじめに取り組むことを宣言する訳ですから、何をさておき、この案件については非常に熱心に、かつひた向きに努力するのです。

真摯に受け止めるの意味


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