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励ます言葉として効果がある7個の言...(続き2)

しかし、「よく頑張った」という励ましの言葉は、勝敗や合否の結果に関係なく、一生懸命に頑張っていた人であれば誰に対しても使える言葉です。

もし試合に勝てば、その言葉は励ましよりも褒め言葉としての意味を強く持つでしょう。

一方で負けたのなら、励ましの意味を強く持ちます。

「よく頑張った」という言葉には、頑張ったその人自身に対する労いの気持ちが込められていますので、よほどのことがない限りは、その励ましの言葉を、悪意を持って受け取る人はいないでしょう。

時々「いや、頑張りがまだまだ足りなかった」と自己反省をして、頑張った自分を認めようとしない人がいます。

ですが、そういう人に対しては、「それなら、この悔しさを活かして次に繋げよう」と前向きな励ましの言葉をかけてあげると良いでしょう。

スポーツや試験だけでなく、社会に出てからもこの励ましの言葉はよく使います。

例えば大勢の前で企画のプレゼンをした人や、リーダー役になって皆をまとめて仕事を進めた人に対して、労いの意味を込めて「よく頑張ったね」と声をかけることも多いです。

大変だったね

何か辛いことや災難に遭った人に対して用いることの多い励ましの言葉です。

「大変だったね」という言い方は、人によっては他人行儀に感じてしまうかもしれません。

しかし、相手と自分との距離感や親しさに関係なく、どんな相手に対しても用いることの出来る、使い勝手のいい言葉でもあります。

もし災難にあったのが目上の人であるなら、「この度は大変でしたね」と丁寧な言い方をすれば良いでしょう。

また、親しい相手であれば、「大変だったね。何があったの?」と気遣いの一言を入れた後で、より具体的な話に入っていくことが出来ます。

人が本心ではどのような気持ちでいるのか、また感情の程度も他人には決して分かるものではありません。

せいぜい自分の立場と置き換えて、「自分だったらどの程度辛いか」を想像するのが精一杯でしょう。

しかし、本心からは理解出来ないからこそ、何となくの察しでかける励ましの言葉としては、「大変だったね」はどんな相手でも、またどんな場合でも用いることが出来ます。

いいことは必ずやって来る


辛いことがあった人に対して、「悪いことがあったなら、次はきっといいことがあるよ」という励ましの意味として用いることの多い言葉です。

受け取り方がちょっと捻くれている人の場合、この言葉をかけられると「どうして必ずなんて言い切れるのか」「次にいいことが来るとは限らない」と反発することがあるかもしれません。

しかし、それは受け取り手の感じ方であり、こちらがかける励ましの言葉としては何もおかしいものではありません。

そのため、嫌なことがあって落ち込んでいる人にはこの言葉をかけても良いでしょう。

また、例えば運勢や占い、風水といったものを信じやすく、それによって落ち込んでいる人に対しては、効果的な励ましの言葉でもあります。

運勢とは常に変わっていくものですので、運気が悪く落ち込んでいる人に対しては、「今は悪くても、その内良い運勢にきっとなるよ」と声をかけてあげることで、落ち込んでいる人の心を慰めることが出来るでしょう。

あなただったら大丈夫!

もしも恋愛や仕事で悩んだり、落ち込んだりしている人がいた時には、このような励ましの言葉が相手を勇気づけることがあります。

自分自身に対して自信がなく、ネガティブな思考な人は、一つひとつの行動に対しても自信が持てないため、常に「これで良いのだろうか」と思い悩むことが多いです。

そんな傍から見ればうじうじしている人がいた時には、こちらが自信を持って「あなただったら大丈夫!」と太鼓判を押してあげると、少なからず相手に自信を持たせたり、思考を前向きなものにさせたりすることが出来ます。

ネガティブな人はとても自己評価が低いです。

そのため何をやっても自分で「これでいいんだ!」と言い切れる自信がありません。

そんな時に、自分を良く知る人が自分に代わって「あなたなら大丈夫だよ」「あなたならきっと出来るよ!」と堂々と言い切ってくれると、「そうなのかな・・もしかしたら自分にも出来るかも」と前向きな思考になりやすくなります。

場合によってはある種のマインドコントロールになることもあるかもしれません。

しかし、励ましの意味としては、相手をその気にさせてあげるのは大切なことなのです。

一緒に乗り越えよう

人は誰でも、自分一人では抱えきれないような辛いことがあると、心が挫けてしまいそうになります。

そんな時に、「一緒に乗り越えよう」と言ってくれる人がいると、それが大きな心の支えになることがあります。

例えば親を亡くして悲しんでいる妻に対して、夫が「この悲しみを一緒に乗り越えていこう」と励ませば、妻は「自分は一人ではない」と実感することができ、悲しみの感情を少し和らげることが出来るでしょう。

また、思春期特有の悩みを抱える子どもに対して、母親が「一緒に乗り越えていきましょう」と優しく諭せば、子どもは「自分一人だけで悩まなくてもいいのか」と気付くことが出来ます。

「一緒に」という言葉は、相手を「自分は一人だけではない」と気付かせることが出来ます。

どんな悩みであっても、それを自分一人だけで抱えなくても良いのだと気付くことが出来れば、心の負担は例え少しだけだとしても、確実に軽くなるのです。