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励ます言葉として効果がある7個の言...(続き3)

そのため、「一緒に乗り越えよう」という励ましの言葉は、より近い関係にある者同士で用いるのが良いでしょう。

反対にあまり親しくもない相手に言われたとしても、信憑性に欠け、相手を余計に不安な気持ちにさせてしまうことがありますので、使う際には注意が必要です。

いつでも話し聞くよ

例えば悩んでいる友達がいる時や、仕事で同僚や部下が悩んでいる時に、「自分で良ければいつでも話を聞くよ」と励ましの言葉をかけることはよくあります。

人が本心ではどのように感じているのかを理解することは出来なくても、話を聞くということだけであれば、誰でも簡単に出来ることです。

そのため、励ましの言葉として用いる機会の多い言葉でもあります。

中には無責任に「いつでも話聞くからね」と言い、実際に悩み相談を受けそうになると逃げる人もいますが、そんな人はごく少数です。

大多数の人は、とくに自分の親しい人に対しては、本心から相談に乗りたいと思ってこの言葉を相手にかけます。

「いつでも話を聞く」という言葉は、相手に「自分一人だけで悩まなくてもいい」「いざとなったら相談に乗ってくれる・助けてくれる存在がいる」と認識させることにもなります。

そのため、励ましを受けた相手によっては、それだけで少し心が軽くなることもあるのです。

もし相手が「そんなの悪いから・・」と遠慮する場合には、少々強引にでも「私があなたの話を聞きたいの」と話させる手段もありますが、これは互いの信頼関係が成立している上で用いるようにしましょう。

そうでなければ、嫌がる相手に無理矢理気持ちを話させることになり、相手を余計に嫌な気持ちにさせてしまいます。

応援してるからね

友達や家族、恋人や会社の同僚などが何か頑張って取り組んでいることがあるのなら、「応援してるからね」という励ましは、相手には嬉しいと感じます。

直接自分が手伝うことは出来なくても、応援しているという気持ちを相手に伝えるだけで、相手には励みになりますし、心の支えにもなります。

また、親しい関係の人であれば、わざわざ口に出して伝えなくとも、行動や態度で相手を応援しているのが伝わるでしょう。

人によっては「応援してるからね」と言われることでプレッシャーに感じてしまうこともありますが、そういう人には「自分のペースでね」など押しつけがましくなく、柔らかい印象の言葉をかけてあげるようにしましょう。

適度なプレッシャーを与えられた方がやる気が出るという人には、どんどん自分が応援しているという気持ちを相手に伝えていくと良いでしょう。

無理しないでね

相手が気負い過ぎてしまうタイプの人や、プレッシャーに負けてしまうことが多い人の場合には、「無理しないでね」と相手を追い込まないような励ましの言葉をかける方が良いでしょう。

このタイプの人は、「頑張って!」「応援してる」「期待してる」といった言葉を聞けば聞くほどにプレッシャーに感じてしまい、がちがちに緊張してしまいます。

そうなると本来は出来るものも出来なくなってしまうことがありますので、相手を追い込まないように、優しい励ましの言葉をかけてあげるようにしましょう。

自分のペースで良いよ

こちらもプレッシャーに弱いタイプの人におすすめの励ましの言葉です。

やらなければならないことがあったり、頑張らなければならない状況に追い込まれると、誰しも気持ちが焦ってしまいます。

また誰でも必死になってやらざるを得ないため、その上さらに他人から「頑張って!」などと言われると、思わず「分かってるし頑張ってるよ!!」と怒れてしまうかもしれません。

そうなると励ましの言葉も逆効果になってしまいますので、焦りながら必死になっている人に対しては、さらにやる気を出させるような言葉よりも、相手を少し落ち着かせるような言葉を選んだ方が良いでしょう。

「自分のペースで良いよ」という言葉には、焦っている人に深呼吸をさせるような落ち着きを促す気持ちが込められています。

相手が焦っていればいるほど、いったん動きを止めさせて、笑顔で落ち着かせてあげると良いでしょう。

これを乗り切れば楽しみが待ってるよ!

辛いことや大変なことがあると、誰しも心が折れてしまいそうになります。

そんな時には、辛いことの原因を取り除くことは出来なくても、少しでも心の負担を軽くさせるような言葉をかけてあげると、相手の気持ちも楽になりやすいです。

人が辛いことを乗り切ろうとする時には、その後に自分なりの楽しみを用意しておくと、辛くても頑張ることが出来ます。

自分一人だけではつい目の前の辛さに挫けてしまいそうになる時でも、誰かが「これが終われば楽しみが待ってるよ!」と声をかけてあげることで、「そうだ、この後の楽しみを目標に今は頑張ろう!」と気持ちを持ち直すことが出来るかもしれません。

辛いことや苦しいことに取り組む時ほど、その後には楽しみを用意しておくと、気持ちにメリハリがついて頑張ることが出来ます。

それは何も悪いことではなく、その場で全力を出すためのきっかけにもなりますので、目標や楽しみがあれば燃えるタイプの人にはこのような励ましの言葉をかけてあげると良いでしょう。

逆効果!?心に響かない励ましの言葉

励ましの言葉は、同じ言葉であっても受け取る人によっては嬉しく感じることもあれば、嫌な意味として受け取ることもあります。

また、本人は励ましているつもりでも、励まされる側の人にとっては、嬉しくない言葉というものも存在します。

自分は励ましているつもりでも、うっかり相手の神経を刺激してしまわないためにも、きちんと励ましに適した言葉を選んで用いるようにしましょう。