あなたは「ディスる」という言葉を知っていますか?
または日常生活で使っているのかもしれませんね。
もしも日常生活で使用している方は、その「ディスる」がどんな意味なのかはっきりとわかりますか?
ディスるという言葉は、2000年代になってから急激に世間に広まるようになりました。
周りの人が使っているから使用し始めた方もいらっしゃるかもしれませんね。
それか、どこかの文化から取り入れた方もいらっしゃることでしょう。
でも多くの方は、この「ディスる」という言葉の語源を知らないのではありませんか?
本当の意味も知らずに何気なく日常会話で使っていませんか?
もしかしたらあなたのその使い方は間違っているかもしれません!
その間違っていることを誰も指摘してくれなかったら、実はあなたはとても恥ずかしいことをしていることになってしまうのです。
この記事では、そのような恥ずかしい思いをしなくて済むように、「ディスる」という言葉の本当の意味、そして語源などをご紹介します!
語源を知っておけば、使い方を間違えることも無くなりますね♪
「ディスる」という言葉には、あなたの知らない奥深い世界があったのです・・・!
今さら聞けない「ディスる」って何?
最近では、若者だけでなく有名な芸能人やご年配の方でも「ディスる」という言葉を遣っている場面を目にすることがありますね。
「ディスる」は、2000年代に登場し、主にインターネット上で用いられていたことからネットスラングとして認定されていました。
しかし、あることをきっかけに「ディスる」という言葉は、またたくまに世の中に広まりました。
そして主に若者が使用していたことから、若者言葉なんて言われていたのです。
若者が夢中になるものは社会現象になるまでに広まることが多いですよね。
たまごっちだとか、ゲームもそうでしょう。
そして、この「ディスる」という言葉も若者を中心として多くの方に使われるようになっていきました。
誰かが使っているのを聞いて、使ってみるのでその本当の意味を知らずに、だいたいのニュアンスで使用している方が多かったのです。
多くの人が遣っている言葉について「それってどういう意味なの?」なんて恥ずかしくて聞けないですよね。
でも、その一歩を踏み出せないが為に「ディスる」という本当の意味を間違って使ってしまっている人が実は少なからず存在しているのです・・・。
さっそく「ディスる」の語源を追ってみていきましょう!
「ディスる」とは
あなたは「ディスる」という言葉をどのようなニュアンスや意味で使っていますか?
その意味はしっかりと調べてから理解していますか?
誰かが使っているのを見てニュアンスだけで判断しているのであれば、使い方が間違っているかもしれないです!
意味と語源をしっかり理解して、間違っても「私ってば、乗る電車をディスっちゃった~」なんて使わないようにしましょうね。
意味
「ディスる」の意味は、「軽蔑する、侮辱する、けなす、批判する、否定する」など相手のことをさげすみ、悪いようにいうことをすることを指します。
しかし、たまに「何か悪いことをした」という意味で使っている人がみられます。
そうではないのですね。
自分ではなく、誰か対象者に対して「ディスる」のです。
また、「侮辱」という言葉の「侮」は相手をバカにするといった意味もあり、「辱」は、相手をはずかしめるという意味があります。
要するに「相手をバカにする」ということなんです。
自分より相手が劣っている、人として低い地位だとかそんなことを主張するために相手をディスるのです。
書き方
「ディスる」は、実は英語から来ています。
ディスリスペクトという単語からきているんですね。
ディスリスペクトというのは、「disrespect」と書きます。
リスペクトという言葉はよく聞いたことがあるかと思います。
テレビでは、総理大臣のお孫さんであるミュージシャンの方がよく使っていましたね。
リスペクトとは、相手を尊敬するといった良い意味があります。
しかし、そこに「dis-」が付くとなんと否定形になるんです。
これは英語を学ばれた方は既にご存知かもしれませんね。
要するに、尊敬に値しないということなんです。
そこから、軽蔑し、侮辱するといった意味になったのです。
語源は英語?!
書き方でもご理解頂けたかと思いますが、「ディスる」の語源は英語にあります。
日本には、「ディスる」のような英語が中途半端に日本語化している言葉がたくさんありますよね。
日本人は、そのようにして言葉にするのが得意なのでしょう。
では、「disrespect」(ディスリスペクト)は、海外ではどのように使われているのでしょうか?
日本のように、誰かを侮辱したりすることに使われているのでしょうか?
ヒップホップから生まれた
実は、「ディスる」という、誰かを悪く言う、軽蔑する、侮辱するといったニュアンスの言葉は、外国のヒップホップから生まれました。
テレビや動画配信サイトで、黒人の方が陽気にラップを歌っているのを見たことはありませんか?
まさにそれなんです。
ヒップホップでは、世間に対する不満や批判を一定のリズムに乗せて他者に主張します。
黒人の方は長い間、奴隷にあっていたりしてかなり悪い待遇の下で暮らしていたことはご存知のはずです。
そのような世界に対する批判、貧富の差に対する不満をリズムに乗せて発信していたのですね。
そして、ヒップホップには、歌で他者とコミュニケーションをとるという方法があります。
ある方が国の政策に反対するような歌を歌うとしますね。
これ自体が世の中への「ディスり」なわけです。
また、ヒップホップの中で互いに意見を歌にのせて抗議しあうという場面も見たことがあるのでは?
これも互いにディスりあっているのです。
外国ではあまり使われない
日本では、多くの方が「ディスる」という言葉を使っていますね。
でも外国では、ディスるという言葉はあまり使われていないのです。
ですから、日本人が「ディスった」だとか「ディスられた」とか使っている風景を見て、外国人はとても滑稽に見えたり、おかしく見えてしまうことが多いそうです。
実はこっそりバカにされてるなんてことも・・・。
しかし、外国人の方ははっきりとモノを申す方が多いですし、わざわざ遠まわしに「ディスる」とはいいません。
日本人は、どこかしらはっきりとモノを言うのが苦手な人が多いです。
はっきりと物を言わないよな風潮があるので、「軽蔑された」「バカにされた」とはっきりと言えないのかも知れませんね。
日本での広まり方
外国人でさえあまり使っていない「ディスる」という言葉なのに、どうして日本ではこんなに多くの人が使うようになったのでしょうか?
学生時代の教科書に載っていたわけでもありませんし、社内教育の資料に載っているはずもありませんね。
それに若者言葉といわれるくらいです。
若者達はいったいどこでそのような言葉を取得してきたのでしょうか?
日本での広まり方をチェックしてみましょう。
もしも、あなたが「ディスる」という言葉を遣っているのであれば、その言葉はいつどこで知ったのか思い出してみてくださいね。
テレビ番組「リンカーン」の影響
TBS系列で2005年から2013年頃まで放送されていた「リンカーン」というバラエティ番組はご存知でしょうか?
ダウンタウンやキャイ~ン、雨上がり決死隊、さまぁ~ずなど有名なお笑い芸人が出演されていたこともあり、ご覧になっていた方は多いかもしれませんね。
実は、この番組で「ディスる」という言葉が広がったと考えられるのです。
ある回のことです。
「練マザファッカー」というヒップホップグループにお笑い芸人の中川家の中川剛を加入させ、ラップを勉強させるというもの内容が放送されたことがありました。
その放送の中で、その「練マザファッカー」の方達が「ディスる」という言葉をたくさん使っていたのです。
その映像をみたダウンタウンの方も「ディスる」という言葉をすぐに使っておられました。
この番組が放送されていた当時は、人気の番組でもあり視聴している方が多くいたこともあり、「ディスる」という言葉を知るきっかけになったのではないかと推測できます。
小学生でも見ることの出来る時間帯の番組ということもありました。
小学生や中学生などは初めて知った言葉は多様する傾向があることは、多くの方は承知の上だと思います。
このように多くの視聴者がいる番組で「ディスる」という言葉が放送されたことにより、多くの方に浸透した、と考えられるのです。
現在の浸透度
今の生活で既に「ディスる」という言葉を使っている方は多くいらっしゃいますよね。
あなたが使っていなくても、誰かが使っているのをここ最近の3ヶ月以内には一度くらいは耳にしたことはあるのではありませんか?
リンカーンというバラエティ番組、そしてインターネットの普及もあいまって、「ディスる」という言葉は世の中にとても浸透していますね。
どの年代が一番使ってる?
では、一番「ディスる」という言葉を遣っている年代はどの年代でしょうか?
とあるアンケート調査によると、「ディスる」という言葉の意味を分かったのは、年齢に関係なく全ての年代でだいたい41%くらいでした。
ほぼ半分くらいの方が「ディスる」という言葉の意味を知っているんですね!すごい!
そして、「ディスる」という言葉の意味を高い確率で知っていると答えたのは、20代で71%、30代で55%でした。
言葉というのは、意味が分かっているからこそ使えますよね。
要するに20代の方では約7割の方が、30代の方では約半分の方が「ディスる」という言葉を使っていると解釈することが出来ますよね!
また、年代があがるにつれて、「ディスる」という言葉の意味を知っている割合は減っていきます。
”若者言葉”といわれるくらいですから、若者がよく使い、世間に知らしめてることが分かりますね。
「ディスる」の使い方
世の中には、若者を中心として多くの方が「ディスる」という言葉を使っていることが分かりましたね。
そのように「ディスる」という言葉の意味を知って、日常生活の会話に取り入れている人というのはどんなシーンで「ディスる」のでしょうか。
「ディスる」は、相手や対象物をバカにしたり、下に見るような意味がありましたね。
もしも、「ディスる」という言葉の意味を知らなくて、この記事で知った方、また今まで別の意味で使っていた人などは、その言葉を使う場面というのも把握しておきましょう。
ある程度、「ディスる」という言葉を使うシーンを知っておくことで間違わずに何かを「ディスる」ことができますよね。
人に使うとき
多くの方が誰か「人」をバカにしたり、侮辱したりする時に「ディスる」ようです。
会話の中で皮肉を言ったり、ちょっとバカにしたり、相手の行動や言葉に反することをいいますね。
誰かにバカにされたときは、「ディスられた」ということになるのです。
あなたも、「アイツにディスられたんだよねー」「今、さりげなくディスったでしょ?」なんて言われたことがあるのではありませんか?
ものに使うとき
また、意外に思われるかもしれませんが「ディスる」は、人だけでなく、ものに対して使うこともあります。
ある道具が使えなくて「これは使えない」となったとき、その道具に対してイチャモンを付けることってありますよね。
それも「ディスる」ことなのです。
また、そのような物質的なものだけでなく、何かの行事だとかイベントに対しても「ディスる」ことがあります。
あの祭りは楽しくなかったとか、何か不満があるときありますよね。
それも立派に「ディスっている」ことになるのです。
ラップで使うとき
「ディスる」というのが現れたのは、外国のヒップホップでしたね。
ヒップホップは今でも多くの方に愛され、多くのヒップホッパーが存在しています。
ですから、今でもラップの中で世の中の情勢に対して「ディス」ったり、貧富の差をディスったりしています。
一定のリズムにして、不平不満をいうと普通に相手に伝えるよりは、やんわり伝えることができますよね。
この機会にヒップホップをちょっと聴いてみると楽しいかもしれませんよ!
間違っても自分自身を”ディスる”ことはない
たまに「私ってば、あれやるのディスった~」といったニュアンスで「ディスる」という言葉を使っている方がおられます。
しかし、このような使い方のように”自分自身が何か間違ったことをしてしまった”といったことに対して、「ディスる」という言葉は使わないのです。
「ディスる」には、否定するといったニュアンスもありますが、自分自身には一切使うことはありません。
これだけは気をつけてくださいね!
「ディスる」を使う時の注意点
「ディスる」という言葉の意味を理解しましたし、いったいどんなときに使うのかもなんとなく理解できたことでしょう。
意味を知ったとなると、人というのは、とても使いたくなるものなのですよね。
あなたも、既に使いたくてうずうずしているかもしれません。
しかし、その気持ちにいったんストップをかけましょう!
「ディスる」という言葉を使う時には、少しだけ注意しておいてほしいことがあるのです。
いい意味ではない
「ディスる」という言葉の意味を覚えていますか?
バカにしたり、侮辱したり、軽蔑するといった意味がありましたよね。
どう考えてもこの言葉には良い意味がないことが良く分かります。
相手にンバカにされたことがムカついて「ディスったでしょ?」なんて言いたくなるかもしれません。
しかし、わざわざそうやって遠まわしにいやみをいうこともないのです。
また、「ディスってやった」とか「ディスられた」なんて言葉を使う前に、相手の話している言葉の意図をしっかりと読み取るようにしましょうね。
もしかしたら、あなたの被害妄想で悪く受け取っている、なんてこともあるかもしれないのですから。
喧嘩に発展することも
「ディスる」というのは、相手をさげすみ、バカにすることですね。
「ディスる」という言葉を遣わなくても、誰かにバカにされたり、軽蔑・侮辱されるというのはとても苦しくて辛いものです。
また、苦しいとは思わずに、すぐに怒りに変わってしまうような方もいます。
そのような方をディスってしまうと、結果的に喧嘩になってしまうなんてことも・・・。
「ディスる」という言葉を使う前に、バカにしないで相手に何かを伝えられる方法はないか、今一度考えるようにしましょう。
もしも、バカにされた本人に対して「ディスったね」なんて言わなくても、誰かがあなたのその言葉を本人に伝えてしまうかもしれないのです。
ビジネスシーンでは禁句
「ディスる」というのは、インターネットスラングであり、若者言葉として認定されています。
また、この言葉を使用しているのは若者の方が多く、年代があがるごとにその比率は下がっていくということでしたよね。
ですが、当たり前のようにこの言葉を使ってきた生活を送っていると、この言葉が当たり前の言葉だと勘違いしてしまいます。
若者の方で多く観られる失敗というのが、学生時代のそのような若者言葉が抜けずに、ビジネスシーンで使ってしまうということなんですね。
お相手が意味を知らないこともあるでしょうし、もしも知っていたらそのプロジェクトが破綻を迎えるかもしれません。
「ディスる」という言葉は、良い意味は持っていないのです。
この言葉を使う時は、気の知れた仲間内の中だけにするように気をつけてください。
あなたの仕事上の評価に必ず関わってきますよ。
むやみやたらに使わない
新しい言葉を知ると人間は、やたらめったらその言葉を遣いたがりますよね。
しかし、ディスるという言葉は、良い意味ではありませんよね。
しかも、その言葉の意味を知っているのは世の中の人々の約半分くらいはいるのです。
ですから、あなたがディスるという言葉を遣うだけで、汚い言葉を遣っていると認識され、あなたのイメージダウンに繋がることは間違いありません。
ですから、新しい言葉を知って嬉しく思っているかもしれませんが、むやみやたらに使わないようにしましょう。
大事な友人や恋人にも禁止
新しい言葉を遣うと、一番初めに誰に使ってしまうかといえば身近な人のはずです。
それは、大切な友人かもしれませんし、大好きな恋人かもしれません。
でも、ディスるという言葉は、いい意味は持っておらず、人によってはその言葉に否定的に感じている方もいるのです。
あなたがディスるという言葉を遣う前までは、とても仲が良かったためにあなたのそのような言葉を普通に受け入れてくれると思うかもしれません。
でも、もしかしたらあなたがその言葉を遣うことで、その関係は崩れてしまうかもしれないのです。
または、注意を受けることもあるかもしれませんね。
ディスるという言葉を使っている人は、”若者意識”がある人ともみなされるので、
もしもあなたが立派な大人であるのにそのような言葉を使ってしまった場合は、かなりのイメージダウンになると思われますので使わないでくださいね。
外国人に使うのもNG
ディスるという言葉の語源は、外国にあるとお伝えしましたね。
でも、外国ではその言葉はあまり使われていないとのことでした。
もちろん、ヒップホップを歌っている方はそのようなことをしています。
世の中を批判したり、貧富の差を訴えたり・・・。
しかし、日本人のように日常会話でやたらめったら誰かを、ものを、否定したり、バカにしたりするということをしないのです。
この記事の初めの方でお伝えしましたが、「ディスる」という言葉を多用している日本人は外国人からみるととても滑稽なのだそうです。
例えば、日本語を始めた覚えた外国人がちょっと違った日本語を使っているような感じですね。
お笑い芸人の方では、わざと日本語を間違えるような芸風をしている方がいます。
それはまさに、「ディスる」という言葉を遣うのは外国人からはそのように思われているのです。
また、人によっては喧嘩を売られていると受け取ってしまう方もいます。
外国人は温和だとか思われていますが、やはり人それぞれの性格がありますよね。
せっかく外国人の方とコミュニケーションを取れているのにも関わらず、自らその関係を壊すようなことはしなくてもいいのです。
「ディスる」という言葉が口癖になっているような方は、特に気をつけてください。
フリースタイルではおなじみ?!
フリースタイルと聞いて何を思い浮かべますか?
ここでお伝えするのは、ラッパーの方たちがラップをしながら行なう”フリースタイル”です。
フリースタイルとは、ラッパーたちがお互いに”ディスり合う”のです。
ラッパーの方だったら既に経験済みでしょうし、ラップを聴くのが好きな方はこの2フリースタイル”が好きで聴いているなんて方もいるでしょう。
ラッパーに大人気
フリースタイルとは、ラッパーの方たちが行なっています。
そのため、ラッパーの方たちには、大人気なんですね。
大人気というか、これこそがラップの醍醐味だ、なんておっしゃる方もいるほどです。
ラップの大会などでは、トーナメント式にフリースタイルを行なうこともあります。
相手をディスるには、ある程度相手のことを知っている必要がありますよね。
相手のことを知らなければ、何もディスることは出来ませんから。
でも、フリースタイルで戦う相手のことを全て下調べするなんてことはできないはずです。
相手がやっているラップを少しだけ聴いて相手の音を見極め、そのどこかに批判するのだと考えるとラッパーの方は、頭の回転が速いのでしょうね。
フリースタイルでは「ディスり合い」も
フリースタイルでは、一人でディスるだけではなく、ラッパー同士をお互いにディスり合うことがあります。
日本のテレビでも、ラッパーが取り上げられている番組を見ると、ほぼ多くの場合、ラッパー同士のディスり合いをしているシーンを見かけますね。
ゲストとして登場したラッパーとメインの司会者の方がディスり合う、なんてこともあります。
それを見るとほぼ即興でディスり合っていることがよく分かります。
また、ディスり合いをして絶対に負けないラッパーもいるそうで、ラッパーの世界でも上下関係がしっかりしているところが見受けられます。
ただし使えるのは上級者のみ
ラッパーでフリースタイルが出来るのは、全てのラッパーではないのです。
テレビで見ると、出演しているラッパーの方は高確率でフリースタイルをしています。
そのため、全てのラッパーがそのようなことをしているのだと勘違いしてしまいますよね。
しかし、そうではありません。
フリースタイルをすることができるというのは、ラッパーの中でも上級者だけなんです。
ラッパーを始めた人というのは、リズムに乗るのがやっとだったり、自分の気持ちだけをつらつらと主張しているだけでリズムになっていなかったり…など色々な問題があります。
そんな状態ではフリースタイルをすることはできません。
フリースタイルをしようとしても他のラッパーの方に受け入れてもらえないのです。
ラッパーの世界も色々と大変なのですね。
フリースタイルでの使われ方
では、フリースタイルでディスるのは、どのような時なのでしょうか?
ディスるのですから、相手のことや世界のことを批判したり、バカにしたりするのだろうと思い浮かんでいることと思います。
たしかにその通りなのですが、ディスる場面やディスるタイミングというのは、ポイントとして使われていることが多いのです。
では、そのポイントを見ていきましょう!これを知っておくことで、ヒップホップを聴いたり、ラップを聴いたりするのが楽しくなるかもしれませんよ☆
相手のラップを下げるとき
「ディスる」という言葉は、相手を批判し、侮辱し、軽蔑するという意味がありましたね。
ラップの中でもまさにその意味で使われているのです。
相手のラップを批判する時、下げる時に使います。
フリースタイルでは、そのようにディスり合うのです。
ですから、フリースタイルをみていると互いに悪口を言っているように見えることがあるのですね。
韻を踏むとき
また、ディスるというのはタダ単に相手のラップを下げる時に使うのではありません。
ズバリ!韻を踏む時にディスっているのです。
ラップを聴いていると、独特のリズムを感じることが出来るかと思います。
それは、韻を踏んでいるのですね。
しかも、よくよく集中して聞いてみるとそこで相手のラッパーのこと、ラップのことをバカにしていたり、下げていたりしているのが聞き取れるかと思います。
そう思うと、ラッパーの方は韻を踏みながら、ディスることをしているんですね。
やっぱり、頭の回転がかなり速いのだと思います。
また、韻を踏む時にディスれなかったり、ラッパー上の暗黙の了解をクリアできないのであれば、フリースタイルで負けてしまいます。
このようなフリースタイルでは、誰にも負けない伝説のラッパーが存在するということです。
いったい、どのような人物なのか気になりますよねえ・・・。
使い方を間違わないようにしよう!
この記事では、「ディスる」という言葉の本当の意味と、どうしてそのような意味になったのかという語源についてお伝えしました!
また、どうして「ディスる」という言葉が日本に広まったのかということもお伝えしてきましたね♪
あなたは、「ディスる」という言葉の意味をしっかり理解できていましたか?
それとも、間違った意味で使っていたでしょうか?
どちらにせよ、「ディスる」ということ場には、あまり良い意味は含まれておりませんね。
相手をバカにしたり、侮辱したり、軽蔑するといった、普通に考えたら悪い意味しかありません。
ですから、使うタイミングを気をつけなければいけません。
特にビジネスシーンや大切な人の前では遣わないようにしましょう。
若者言葉といわれるものなので、若者以外の人が使っているのは、とても違和感を感じます。
もしも、よれよれのおじいさんが「チェケラッチョ」なんて言っていたら、ちょっとおかしく感じますよね?ソレと同じなのです。
また、「ディスる」という言葉は、外国人からm切るととてもおかしなものとして受け入れられています。
実は「これだから日本人はバカなのねーん」なんて思われているかもしれません。
「ディスる」という言葉を遣えば、直接的に誰かをバカにしたり、軽蔑したりしなくていいのです。
とても便利な言葉ですが、その曖昧さに頼ってばかりいることで、日本語という美しい大和言葉を失ってしまうことに繋がってしまうのです。
「ディスる」という言葉は、使うも使わないもあなたの自由です。
しかし、もしお言葉を遣う際には、その意味や使い方を間違えないようにしてくださいね。
そして円滑なコミュニケーションのひとつの道具にしてください☆