ラップで使うとき
「ディスる」というのが現れたのは、外国のヒップホップでしたね。
ヒップホップは今でも多くの方に愛され、多くのヒップホッパーが存在しています。
ですから、今でもラップの中で世の中の情勢に対して「ディス」ったり、貧富の差をディスったりしています。
一定のリズムにして、不平不満をいうと普通に相手に伝えるよりは、やんわり伝えることができますよね。
この機会にヒップホップをちょっと聴いてみると楽しいかもしれませんよ!
間違っても自分自身を”ディスる”ことはない
たまに「私ってば、あれやるのディスった~」といったニュアンスで「ディスる」という言葉を使っている方がおられます。
しかし、このような使い方のように”自分自身が何か間違ったことをしてしまった”といったことに対して、「ディスる」という言葉は使わないのです。
「ディスる」には、否定するといったニュアンスもありますが、自分自身には一切使うことはありません。
これだけは気をつけてくださいね!
「ディスる」を使う時の注意点
「ディスる」という言葉の意味を理解しましたし、いったいどんなときに使うのかもなんとなく理解できたことでしょう。
意味を知ったとなると、人というのは、とても使いたくなるものなのですよね。
あなたも、既に使いたくてうずうずしているかもしれません。
しかし、その気持ちにいったんストップをかけましょう!
「ディスる」という言葉を使う時には、少しだけ注意しておいてほしいことがあるのです。
いい意味ではない
「ディスる」という言葉の意味を覚えていますか?
バカにしたり、侮辱したり、軽蔑するといった意味がありましたよね。
どう考えてもこの言葉には良い意味がないことが良く分かります。
相手にンバカにされたことがムカついて「ディスったでしょ?」なんて言いたくなるかもしれません。
しかし、わざわざそうやって遠まわしにいやみをいうこともないのです。
また、「ディスってやった」とか「ディスられた」なんて言葉を使う前に、相手の話している言葉の意図をしっかりと読み取るようにしましょうね。
もしかしたら、あなたの被害妄想で悪く受け取っている、なんてこともあるかもしれないのですから。
喧嘩に発展することも
「ディスる」というのは、相手をさげすみ、バカにすることですね。
「ディスる」という言葉を遣わなくても、誰かにバカにされたり、軽蔑・侮辱されるというのはとても苦しくて辛いものです。
また、苦しいとは思わずに、すぐに怒りに変わってしまうような方もいます。
そのような方をディスってしまうと、結果的に喧嘩になってしまうなんてことも・・・。
「ディスる」という言葉を使う前に、バカにしないで相手に何かを伝えられる方法はないか、今一度考えるようにしましょう。
もしも、バカにされた本人に対して「ディスったね」なんて言わなくても、誰かがあなたのその言葉を本人に伝えてしまうかもしれないのです。
ビジネスシーンでは禁句
「ディスる」というのは、インターネットスラングであり、若者言葉として認定されています。
また、この言葉を使用しているのは若者の方が多く、年代があがるごとにその比率は下がっていくということでしたよね。
ですが、当たり前のようにこの言葉を使ってきた生活を送っていると、この言葉が当たり前の言葉だと勘違いしてしまいます。
若者の方で多く観られる失敗というのが、学生時代のそのような若者言葉が抜けずに、ビジネスシーンで使ってしまうということなんですね。
お相手が意味を知らないこともあるでしょうし、もしも知っていたらそのプロジェクトが破綻を迎えるかもしれません。
「ディスる」という言葉は、良い意味は持っていないのです。
この言葉を使う時は、気の知れた仲間内の中だけにするように気をつけてください。