てんやわんやになった時の対処法の4つ目は「状況を観察する」です。
周囲や自分がてんやわんやな状態になってしまうと、冷静な判断を下すことはまずできません。
銘々が好き勝手な事を言って全く統率が取れていない状態になってしまっているのです。
そのような場面で自分を見失わずに正しい方向を向くなどという事は本当に至難の業でしょう。
よって、そのような「てんやわんや」な状況になってしまったら、一旦、身を引いて冷静にその場の状況の推移を観察してみましょう。
人間の感情は周囲の状況にかなり惑わされます。
特に周囲が騒がしく全く統率が取れていない集団の中に入ってしまったら、その場が鎮まるまで待つしか仕方がないと思います。
下手に手を打とうと思って意見を言おうと思っても誰も聞いてくれないばかりか、気の苛立った者からあらぬ暴力を受けてしまったりする危険性も考えられます。
周囲が「てんやわんや」な状況になってしまったのなら、極力、余計な行動を起こさずじっと身を構えて周囲の状況を観察しておくことです。
人間、手を打っていい場面と機が早い場面とがあります。
時期尚早な行動をとってしまったらそれこそ収拾がつかない事態を招くだけでしょう。
嵐が過ぎ去るのを待つが如く、じっと身を潜めて周囲の状況を観察しておきましょう。
機を伺っていればきっとチャンスはやってきますよ。
何が必要か考える
てんやわんやになった時の対処法の5つ目は「何が必要か考える」です。
「てんやわんや」な状態は一種のパニック状態です。
周りの者、全てが慌てふためき右往左往して足元が定まらず自分の心をコントロールすることすらままならない状況となっています。
だからこそ、ひと呼吸おいて場を冷静に見まわし、今の自分にとって何が一番必要なのか。
それを考えてみるのです。
ただ、周囲はてんやわんやの大騒ぎ。
その場に留まっていいアイディアが浮かぶはずもないでしょう。
よってとにかく気持ちが冷静さを保てるような場所を探す事です。
あなたのいる場所が狭い密室だったらどうしようもないかも分かりません。
そうですよね。
もしかしたら狭い密室で生命の危険にさらされるような局面に遭っているのかも知れません。
だから周りがお騒ぎになっているのです。
人生において悪条件というのは日常茶飯事です。
あなたの日々の暮らしの中で絶望的だと思えるような事態、局面を想定してトレーニングしてみましょう。
メンタル面を鍛えてゆくのです。
周囲がどんなに騒がしく悲鳴や怒声が鳴り響いていたとしても、です。
日々のメンタルトレーニングがきっとあなたをいざという時の「てんやわんや」状態から救いだしてくれる事でしょう。
周囲に呼びかける
てんやわんやになった時の対処法の6つ目は「周囲に呼びかける」です。
てんやわんやになってしまった場をたった一人でどうにかしよう、などとは思わない事です。
パニックに陥った群衆をたった一人の人間が沈静できるほど、人間の群集心理を甘く見てはいけません。
ただ何もせずただ指を加えていても事態の改善にならないのも確か。
ならば微力ながらも周囲の人間に少しづつでもいいので呼びかけてゆくのです。
そうすることによって一人でも二人でも冷静さを取り戻してくれる人間が出来たなら御の字です。
もしかしたらその行動によってその場の状況を一変させる効果があるかも分かりませんからね。
しかし無茶は禁物です。