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研鑽とはどういう意味?「研鑽する」...(続き3)

️「自己研鑽」の効果とは?

自己研鑽をすることで、どのような効果を得られるのでしょうか?

自己研鑽とは、要は自分磨きのことです。

自分自身で一生懸命に努力をして、今よりも学問や研究を究めたり、スキルアップを目指したりすることですので、何よりも自分自身のためになっています。

自分に甘い人は、頑張らなければならないことがあっても、何かと理由をつけては怠けて、結局は中途半端な状態で終わってしまいます。

そしてまともに努力をしていないのに高望みをした末に、思うような結果にならずにそれに対し文句を言ったり言い訳をしたりします。

例えば試験が明日に迫っているのに、「いまいち勉強する気が起きないから」とダラダラとゲームをして一晩過ごし、当然のように試験の結果が悲惨になってしまい、それに対して「こんなはずじゃなかった。今回は運が悪かったのだ。」と言い訳を零します。

自分に甘い人は、そんな自分を「変えたい」と思い行動しない限りは、その後の人生も同じように送ってしまうことでしょう。

もちろんそれが悪いというわけではありません。

どんな人生を送ろうがその人の自由です。

しかし、自分に甘い人生を送る人よりも、自己研鑽を続ける人の方が、よほど充実した幸せな人生を送ることが出来るでしょう。

多くを学ぶため見識が広がり、多くを経験するために豊かな価値観が身に付き、可能性が広がります。

何も学ぼうとも、磨こうともしない人に比べたら、たくさんのものを持っているため、それだけ器用に人生を送ることが出来るでしょう。

自己研鑽をすることで、そうした多くの効果を得ることが出来ます。

自己啓発との違い

「自己研鑽」と「自己啓発」には違いがあります。

「自己研鑽」はこれまでにもご紹介した通りに、「学問や研究、スキルなどを今以上に向上させるために励むこと」です。

これに対し、「自己啓発」とは、「自己を人間としてより高い段階へ上昇させるために行動し、精神的な成長を目指すこと」という意味があります。

一見どちらも同じものに思えるかもしれませんが、「自己研鑽」と「自己啓発」ではその精神性に明確な違いがあります。

「自己研鑽」の場合にはとにかく行動あるのみで、自ら努力し、行動し、経験を積んだ結果自身を向上させます。

一方の「自己啓発」では、「自己研鑽」と同じように努力こそしますが、その大きな目的は意識改革にあります。

すなわち、より一層自分が高みを目指したいと、そう自分自身で考えられるようになることを目的としています。

意識が変われば行動が変わるという言葉がありますが、「自己啓発」ではまずこの意識の部分の改革を図り、その上で実際の行動に移します。

少々乱暴に例えるなら、「自己研鑽」はとにかく動けの叩き上げタイプで、「自己啓発」はまずは自分をやる気にさせることから始めるタイプです。

この意識改革の点において、「自己研鑽」と「自己啓発」は違っているのです。

能力が身につき活躍できる

「自己研鑽」をする人は、必ずこれまで以上の能力が身に付き、活躍出来る場が増えます。

そう言い切れるほどに、一生懸命に努力しています。

スポーツのような勝負事の場合には、努力するのは当たり前ですが、それに運やその日の体調など、あらゆる要素が重なって勝敗に差が生まれます。

そのため、どんなに「自己研鑽」を積んでも、結果は敗北することもあります。

しかし、その必死の努力の過程で身に付いたものは、決して無駄なものではありません。

少なくとも、それまで以上の技能や知識がその人にはしっかりと身に付いています。

勝敗のないものであれば、「自己研鑽」の効果はより明確化されます。

仕事であれば知識がより身に付いた結果、あらゆる場所で役に立ち、上司や同僚から頼りにされるようになるでしょう。

また技能が上がれば、昇給や昇進に繋がることも大いにあります。

身に付いた能力は、いずれ必ずどこかで活躍する場を得られるでしょう。

️研鑽を使った言葉

研鑽は、「研鑽する」や「研鑽を積む」といった言葉で用いられることが多いです。

しかし、その他にもさまざまな言葉として使うことが出来ます。