日本でSNSが流行したきっかけともなったmixiは、初期機能で日記があり、それまであったSNSの会員数を一気に抜きました。
それほど人気機能のひとつなのです。
グループ掲示板で交流すること
SNSにより名称は様々ですが、掲示板の機能があります。
趣味や話題ごとにスレッドを変えるなどして、同じ話題で盛り上がれる人で集まり、意見を発信したり意見交換をしたり、情報を交換したりすることができます。
メッセージやチャットでやり取りすること
掲示板だけでなく、メッセージやチャットのツールを使って話してみたいと思った人と個人的にメッセージをやり取りすることもできます。
たとえば掲示板で見かけた人がとても気が合いそうなので、「友達になってください!」とメッセージを送って友達になってみるといった使い方ができます。
仲良くなってオフ会をしようというときに、不特定多数が見ていないところで待ち合わせ場所について相談したいというときにも使えますね。
SNSの投稿は検索エンジンからアクセスできない
SNSは自分が投稿した記事の公開範囲を設定することができます。
友達のみに設定しておけば、そのSNSで友達としてつながっている人にだけ表示されるようになります。
検索エンジンで検索されても、あなたが友達のみに公開で書いた記事にはヒットしない、というわけです。
反対に、公開の設定で記事を書いたものは、SNSにもよりますが検索エンジンでもヒットします。
インターネット上に書いた時点で、完全に非公開の状態ではなくなっているので、使い方や設定には注意した方が良いです。
ちなみに、なにかの情報を調べたいときに、検索エンジンではなく自分が利用しているSNSで検索をかけるという使い方も増えています。
たとえば利用している電車の路線の運行ダイヤが乱れている、と駅の掲示板で知ったときに、駅員さんに確認したり検索エンジンで検索したりするのではなくて、Twitterを使って電車の運営会社のアカウントのつぶやきを確認したり、電車遅延の情報をハッシュタグで見てみたり、検索でこの遅延に関する有用な情報をつぶやいている人がいないかツイートを調べてみたりという使い方です。
検索エンジンや公式の情報よりも、「今動き出した」「新宿は振替輸送の人でごった返していてホームに入れない!」のような具体的でリアルタイムの情報を手に入れることができるのです。
犯罪に利用されることも
SNSは便利な半面、犯罪者にとっても利便性があるためにときには犯罪に巻き込まれることがあります。
たとえば今までは電話やメールできていた迷惑メール、スパムメール、詐欺の電話などが、SNSでまわってくることがあるのです。
面白そうな記事があって、「つづきはこちら」と書いてあるURLをクリックしたら変なサイトに飛ばされてしまって、「課金申請をうけつけました」と法外な値段を振り込むよう支持する表示が出ることもあります。
URLを踏んだ人のアカウントで自動的に「おすすめの記事だよ」とURLを拡散してしまうようなケースもあります。
この他にも、SNSに公開した住んでいる場所や通っている学校、バイト先などの情報をつなぎあわせて個人情報を特定されてしまい、ストーカー被害にあってしまうような場合もありえます。
インターネットに公開するということは、SNSという限られた世界の中とはいえ不特定多数が見ることができてしまうということを念頭に置き、名前や住所などの直接的な個人情報はもちろん、駅から家まで徒歩で10分、というような特定されやすい情報、家の外観が写り込んだ写真などは公開しないようにしましょう。
ブログとの違いは?
SNSとブログの違いは、ひとことで言うとブログが「ストック型」、SNSが「フロー型」のサービスであるという点です。
どちらもコミュニケーションを取るウェブサイト上のツールであることに変わりはないので、普通に使っている分には違いはあまり感じないという方が多いかもしれませんね。
ブログは個人発信のツール
ブログは「Weblog(ウェブログ)」を略したもので、その名前のとおりウェブサイト上にログを残すものです。
だから、「ストック型」。
ウェブ上に記録がストックされていく、ということです。
個人が発信したい情報を、日付やカテゴリ順にストックしていくことができます。
リアルタイムの情報が流れていくフロー型のSNSに比べて、流れずにストックした方が良い内容を発信するときに向いています。
情報を一方的に発信する
ストックしておけるので、書いて投稿したその瞬間だけでなく、何年もたった後で検索して読まれる可能性が高いのがブログです。
誰かが今見てくれているかどうかはあまり重視しなくても構いません。
一方的に自分の意見などを発信するのに便利なツールなのです。
SNSはリアルタイムでどんどん情報がタイムラインに流れていくフロー型。
一瞬前のことでもどんどん情報が流れていってしまうので、見落とすこともしばしばです。