今やほとんどの人が利用していると言っても過言ではないSNS。
それぞれ利用しているサービスについてはなんとなくわかっていても、SNSとはなんなのかそれぞれのサービスの違いまではわかっていない、という方もいらっしゃるかもしれません。
今回はSNSの種類やサービス内容について解説していきたいと思います。
SNSについて詳しくなろう!
インターネットが普及した現代で、インターネットを使って誰かとコミュニケーションを取るには必須ともいえるSNS。
中には就活や勤務に使用することもあります。
詳しく把握していると、いろいろと安心かもしれません!
SNSとは?
インターネットを使用して、オンライン上でソーシャル・ネットワーク(社会的なネットワーク)を構築することができるサービスの総称です。
広義では、コメントやトラックバック機能によりコミュニケーションをはかれることから、ブログや、電子掲示板などのサービスもSNSに含まれます。
狭義には、コミュニケーションに特化し、人と人がつながることを促進する『コミュニティ型会員制のサービス』のことを指します。
人と人をつなぐもの
SNSの一番の目的は、人と人をつなぎコミュニケーションをはかることです。
リアルの世界ではなかなか出会えない距離にいる人やたくさんの人と知り合うことができ、SNSの機能で友達になったり、チャットツールで会話を楽しんだりすることができます。
コミュニケーションを楽しむツール
インターネットを通じて、他の人が発信してくれている情報を見るだけでなく、自分から発信することができるのが楽しさのひとつ。
SNSは情報交換や自分の意見の発信などを中心とした、他の人とのコミュニケーションができるところが魅力です。
リアルの世界ではなかなか会えない距離にいる人でもすぐに連絡を取り合うことができ、実際なら一同に会するのが難しい世界各国に住んでいる何百人の人とも、SNSを通せば同じ場所に同じ時間に集まることができます。
何の略?
SNSというのは、『SocialNetworkingService(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)』の頭文字をとったものです。
いつ頃から流行り始めた?
広義の意味でのSNSは、コンピュータ通信の頃のBBSなどが始まりと言えます。
その後は1994年のGeocities(ジオシティーズのような、ホームページや掲示板、チャットルームサービスを使って自分のサイト上でそこに訪れる誰かとつながるようなサービスが登場しました。
次に、友人を探して管理できるような機能のついたSNSとして2002年のFriendster(フレンドスター)などのサービスが始まり、2003年にはアメリカ最大級のSNSであるMySpace(マイスペース)とLinkedIn(リンクトイン)が登場。
翌年にはFacebookが始まりました。
流行ったきっかけは?
日本では2002年のmyprofile.jpが始まりでしたが、爆発的にSNSが浸透したきっかけは2004年に始まったmixi(ミクシィ)でしょう。
限られたユーザーだけでスタートし、メンバーの招待がなければ始められないというクローズド方式と、日記を書いて公開しコメントをし合うことができることが若い世代を中心に人気を集めました。
SNS上でできることとは?
SNSによって多少違いますが、コミュニケーションをとるために下記のような機能がついています。
それぞれの機能単体では以前からサービスがありましたが、このような複数の機能がひとつのSNSについており、そのSNSに参加している人たち全員で共有できるところが魅力ですよね。
自分のプロフィールを公開すること
名前や性別、誕生日など、自分のプロフィールを登録して公開することができます。
趣味などの情報を元にして同じ趣味の人同士でつながったり、出身地が同じ人同士でグループを作って地元の話で盛り上がったりと、コミュニケーションを取るきっかけになります。
SNSにもよりますが、登録したプロフィールは項目ごとに公開範囲を設定できるので、誕生日は基本的には非公開だけれど、友達になった人には公開する、といったこともできます。
日記を投稿すること
ホームページやブログを自分で開設しなくても、SNS内で日記を書いて公開することができます。
SNSにもよりますが、メールで日記投稿ができたり、公開範囲を日記ごとに変更できたりなどの機能がついています。
日記を読んだ人からコメントがもらえたり、それに対して返信をしたりしてコミュニケーションを取ることができます。
日本でSNSが流行したきっかけともなったmixiは、初期機能で日記があり、それまであったSNSの会員数を一気に抜きました。
それほど人気機能のひとつなのです。
グループ掲示板で交流すること
SNSにより名称は様々ですが、掲示板の機能があります。
趣味や話題ごとにスレッドを変えるなどして、同じ話題で盛り上がれる人で集まり、意見を発信したり意見交換をしたり、情報を交換したりすることができます。
メッセージやチャットでやり取りすること
掲示板だけでなく、メッセージやチャットのツールを使って話してみたいと思った人と個人的にメッセージをやり取りすることもできます。
たとえば掲示板で見かけた人がとても気が合いそうなので、「友達になってください!」とメッセージを送って友達になってみるといった使い方ができます。
仲良くなってオフ会をしようというときに、不特定多数が見ていないところで待ち合わせ場所について相談したいというときにも使えますね。
SNSの投稿は検索エンジンからアクセスできない
SNSは自分が投稿した記事の公開範囲を設定することができます。
友達のみに設定しておけば、そのSNSで友達としてつながっている人にだけ表示されるようになります。
検索エンジンで検索されても、あなたが友達のみに公開で書いた記事にはヒットしない、というわけです。
反対に、公開の設定で記事を書いたものは、SNSにもよりますが検索エンジンでもヒットします。
インターネット上に書いた時点で、完全に非公開の状態ではなくなっているので、使い方や設定には注意した方が良いです。
ちなみに、なにかの情報を調べたいときに、検索エンジンではなく自分が利用しているSNSで検索をかけるという使い方も増えています。
たとえば利用している電車の路線の運行ダイヤが乱れている、と駅の掲示板で知ったときに、駅員さんに確認したり検索エンジンで検索したりするのではなくて、Twitterを使って電車の運営会社のアカウントのつぶやきを確認したり、電車遅延の情報をハッシュタグで見てみたり、検索でこの遅延に関する有用な情報をつぶやいている人がいないかツイートを調べてみたりという使い方です。
検索エンジンや公式の情報よりも、「今動き出した」「新宿は振替輸送の人でごった返していてホームに入れない!」のような具体的でリアルタイムの情報を手に入れることができるのです。
犯罪に利用されることも
SNSは便利な半面、犯罪者にとっても利便性があるためにときには犯罪に巻き込まれることがあります。
たとえば今までは電話やメールできていた迷惑メール、スパムメール、詐欺の電話などが、SNSでまわってくることがあるのです。
面白そうな記事があって、「つづきはこちら」と書いてあるURLをクリックしたら変なサイトに飛ばされてしまって、「課金申請をうけつけました」と法外な値段を振り込むよう支持する表示が出ることもあります。
URLを踏んだ人のアカウントで自動的に「おすすめの記事だよ」とURLを拡散してしまうようなケースもあります。
この他にも、SNSに公開した住んでいる場所や通っている学校、バイト先などの情報をつなぎあわせて個人情報を特定されてしまい、ストーカー被害にあってしまうような場合もありえます。
インターネットに公開するということは、SNSという限られた世界の中とはいえ不特定多数が見ることができてしまうということを念頭に置き、名前や住所などの直接的な個人情報はもちろん、駅から家まで徒歩で10分、というような特定されやすい情報、家の外観が写り込んだ写真などは公開しないようにしましょう。
ブログとの違いは?
SNSとブログの違いは、ひとことで言うとブログが「ストック型」、SNSが「フロー型」のサービスであるという点です。
どちらもコミュニケーションを取るウェブサイト上のツールであることに変わりはないので、普通に使っている分には違いはあまり感じないという方が多いかもしれませんね。
ブログは個人発信のツール
ブログは「Weblog(ウェブログ)」を略したもので、その名前のとおりウェブサイト上にログを残すものです。
だから、「ストック型」。
ウェブ上に記録がストックされていく、ということです。
個人が発信したい情報を、日付やカテゴリ順にストックしていくことができます。
リアルタイムの情報が流れていくフロー型のSNSに比べて、流れずにストックした方が良い内容を発信するときに向いています。
情報を一方的に発信する
ストックしておけるので、書いて投稿したその瞬間だけでなく、何年もたった後で検索して読まれる可能性が高いのがブログです。
誰かが今見てくれているかどうかはあまり重視しなくても構いません。
一方的に自分の意見などを発信するのに便利なツールなのです。
SNSはリアルタイムでどんどん情報がタイムラインに流れていくフロー型。
一瞬前のことでもどんどん情報が流れていってしまうので、見落とすこともしばしばです。
でもその分、速報性に優れており、瞬発力の高いツールと言えます。
ブログにもコメント機能やトラックバック機能などがついていることがあるので、コミュニケーションが全く取れない一方的な発信ツールというわけではありません。
ブログの記事はWEB上にずっと残る
ブログに書いた記事は、自分で消さない限りずっとWEB上に残ります。
自分では書いたことを忘れていても、WEBにはずっと残るということは、ひょんなことから過去の自分の記事が誰かに掘り起こされてくる可能性もあるということです。
検索エンジンから情報を探しているときに、誰かのブログにヒットすることも多いでしょう。
自分で消しても、誰かがコピーなどをして保存したり、それを再投稿したりしていつまでもWEB上から消えないこともあります。
人の記事を勝手に再投稿することは違法ですが、デジタルだからこそ簡単にできてしまう行為で、悪意もなくやっている人も残念ながら多いのです。
ブログの記事だけに限らず、写真投稿なども同じことが言えます。
軽い気持ちで卒業式のときにみんなで撮った写真を投稿してしまうと、日にちや制服などからどこの学校なのか割り出されたり、名前や住所などの個人情報までばれてしまったりということもありえます。
投稿を削除しても、誰かがコピーして保存している可能性もあります。
自分では気をつけていても、クラスメートが断りもなしに他の人の顔をぼかすなどの対策もとらずにアップしてしまうと、やはり個人情報までたどり着かれる可能性があります。
ひとつの投稿には個人情報など重要なことは伏せていても、過去の投稿から突き合わせると住んでいる場所が特定されることもあるのです。
たとえば自分の部屋の窓から撮影した風景写真をあげたら、風景から推定し、学校の制服から学校を、学校の校区から大体の地域を絞っていった結果、自宅がわかってしまうということも。
最悪の場合は犯罪に巻き込まれるケースもあるので、注意が必要です。
卒業式の写真なら写真の内容自体には問題ありませんが、未成年なのに煙草を吸っていたり線路に侵入したりと侯を犯すような写真をあげてしまい、削除してもコピーが半永久的にネットに出回ったり、個人情報と合わせてまとめサイトなどに投稿されてしまうこともあります。
SNSにも批判のコメントが殺到していわゆる『炎上』という状態になります。
自分では何の気なしにあげた記事や写真が炎上し、若気の至りだったとしても数年後に就職活動のときなどにまとめサイトなどに出回った写真が面接先に見られてしまうということもあるのです。
こうしたケースは『デジタル・タトゥー』とも呼ばれており、自分で後悔して消そうとしても、きれいに消えるものではないので、WEBへの投稿は全世界に半永久的に見られるものだということを自覚して、節度ある内容にする必要があります。
ソーシャルメディアとの違いとは?
ソーシャルメディアとは、オンラインでユーザーが情報を交換するメディアのことを指しています。
それはつまりSNSと同じでは?と混乱する人はとても多いようです。
SNSやブログを総称したのがソーシャルメディア
その疑問は最もで、ソーシャルメディアとSNSに違いはありません。
正確に言うと、ソーシャルメディアの中のひとつにSNSやブログがあるという感じです。
ビジネスでの影響力もどんどん増している
多くのSNSには広告が掲載され、広告収入で収益を上げることができます。
SNSに会員登録した個人情報に基づいたターゲティング広告が表示されるというケースも多く、広告を出す企業としても闇雲に広告を出すよりも高い効果が見込めます。
その他にも、仕事上のやりとりでLINEを使用しているという人も増えてきているようです。
企業がホームページを持つことが当たり前になって久しいですが、いまやツイッターアカウントやFacebookページ、Instagramのアカウントなども持っているのが普通になってきています。
LINEの公式アカウントから情報を発信したり、クーポンを配ったり、スタンプを配ったりという広告方法も見られるようになってきました。
この他にも、企業内で従業員同士のコミュニケーションをはかるため、あるいは企業の内定者や学校の卒業生のコミュニケーションとしてSNSが導入される例も増えています。
これにともない、企業の上司が部下に対して友達申請をして承認することを強要したり、自分の書いた記事に「いいね」をつけることを強要したり、友達承認をしない部下やいいねをしない部下にそれについてなじったりという問題も出てきています。
「ソーシャル・ハラスメント(ソーハラ)」という呼び名もついているんです。
政治にも使われるようになってきた
政治家や国家機関がTwitterアカウントを開設して情報発信をしたり、首相官邸のFacebookが更新されたりしています。
地震などの安全に係る情報をLINEで発信しるケースもでてきました。
テレビや雑誌は地方だと放送番組が異なったり発売日が遅かったりすることもありますが、インターネットは同時に、瞬時に世界中に向けて発信できるところが利点です。
自治体や非営利団体が地域型のサービスとしてSNSを運営するという例もあります。
情報インフラの一種としての地位を確立している
震災などの災害時に、避難所や食べ物を配布している場所の情報を発信したり検索したりといった用途でTwitterが使われ始め、そうした使い方ができるように国や省庁などが運営する公式のアカウントもできています。
助けを求めたいとき、情報交換をしたいときのために専用のハッシュタグも決められ、運用されています。
LINEやFacebookなどのSNSでも、そうした機能が取り入れてられてきています。
SNSの代表格を紹介
人気のSNSにはどのようなものがあるでしょうか。
ご紹介していきましょう。
Facebookは実名で登録するSNSです。
登録する写真も自分の顔写真が基本となっています。
日本では実名を使用することに抵抗を覚える人が多く、始まった当初はさほど浸透しませんでしたが、現在ではmixiから乗り換えてFacebookを使っているという人も増えています。
登録した名前が実名っぽくない、登録した写真が顔写真ではない、などの理由でアカウントが停止させられるケースもあります。
現在ではそこまで厳しくなく、ペットの写真やイラストで登録している人もいますが、基本的にはNGです。
実名を登録することで、今は連絡先がわからない学校時代の友人などを探して繋がりやすくなっています。
そのために、登録するプロフィールに出身地や卒業した学校、結婚している人は旧姓なども登録できるようになっているのです。
趣味など特定のことについてのグループも作ることができるので、仲間で集まって情報交換をすることができます。
アルバムの公開もできるので、自分で撮った写真をまとめて公開し、みんなで楽しむこともできます。
その他イベントを計画して友達に情報を公開し、参加者を募るといった使い方もできるようになっています。
記事や写真などを投稿した場合の公開範囲は設定できますが、デフォルトでは公開になっている項目が多く、自分ではそのつもりがなくても全体に公開されてしまうこともあります。
この場合はつながっている友達だけではなく、まったく知らない人にもその投稿内容が見えてしまいます。
交際相手の有無や住んでいる場所などの個人情報をプロフィールとして登録・公開できるSNSなだけに、情報の扱いには注意が必要といえるでしょう。
また、他の人の投稿にコメントをするだけでなく「いいね」がつけられるので、見ている人も気楽にリアクションを取ることができますが、「いいね」欲しさに高級レストランで食事をした写真や河原でバーベキューをした写真を投稿しようと無理をする人もいます。
みんなでパーティをしているやらせ写真を一緒に撮影してくれるサービスなども登場し、お金を払えば「たくさんの友達が自分のためにサプライズでバースデーパーティを開いてくれました!」というような写真を撮って投稿することができるわけです。
そのために借金をしてでも写真を撮っているユーザーもいます。
逆にそうしたいわゆる『リア充』な写真ばかり投稿している人に対して、うんざりしたりSNS疲れをしたりする人も出ています。
LINE
若い人は全員が使っているといっても過言ではないほど、ユーザーの数をのばしているのがLINE(ライン)です。
スマートフォンなら無料でアプリをダウンロードして使うことができます。
つながった人とテキストチャットをしたり、無料で音声通話を楽しむことができるのが魅力です。
ビデオ通話も可能ですし、課金をすれば相手がLINEを使っていない場合でも相手の携帯電話や家の電話番号にかけることができるようになりました。
テキストチャットは一対一だけではなく、グループでチャットもできますし、相手が読むと「既読」という表示が出るので、まだ返事がないけれど読んではいるな、ということがわかります。
日程調整や多数決の機能、支払い機能なども搭載され、仲間内での合コンの設定や開催も楽ちんになりました。
更にはスタンプといって、「わかった」「ありがとう」などの単語とかわいいイラストが一緒になったものがあり、テキストチャット以上に気軽に送り合えるようになっています。
無料のスタンプの他有料も含めると膨大な種類があり、自分や相手の好みに合わせたスタンプのチョイスが可能です。
これだけならスマートフォン本体の機能に似たようなものがありますが、LINEの場合は更にゲームやタイムラインなどの機能もついているのです。
LINEのゲームだと、LINEでつながっている人に今自分はなんのゲームをしているかを知らせることができますし、つながっている人たちの中でのランキングが表示されたり、つながっている人同士で助け合いながらゲームを進めていくことができたりします。
タイムラインについてもFacebookのように日記や写真を投稿したり、誰かの投稿にコメントやいいねをしたりできます。
シェアして自分の友達に、誰かの投稿を広めることができるようになっているんです。
友達との繋がりやすさも特徴のひとつで、携帯番号やアカウントのIDで登録する他、QRコードを呼んでもらったり、一緒にスマートフォンをシェイクすることで連絡先を交換したりできるふるふる機能も搭載。
設定次第では、自分で操作をしなくても連絡先として登録している友達をLINEの友達に自動で追加されるようにすることもできるんです。
最近は若い人だけでなく、年配の人もLINEを使っているケースが多く、会社で従業員同士のコミュニケーションツールに使われることも珍しくなくなってきました。
情報漏れに関する心配があるものの、利便性には勝てないのか多くの人が利用しています。
便利なのは良いのですが、学校や会社が終わった後でもLINEが届いたり、既読になっているのにすぐに返事がない『既読スルー』を「無視した」と責めたりという問題も出てきています。
インスタグラム
Instagram(インスタグラム)は、インスタと略されることも多いです。
簡単に言えば、写真投稿SNS。
アプリをインストールし、アカウントを作成してログインすることで使用できます。
TwitterやFacebookなど他のSNSとの連携機能もあり、Instagramに写真を投稿すれば他のSNSにも同時に投稿することもできます。
素敵な写真を投稿している人をフォローすると、自分のタイムラインに様々な写真が流れていくようになります。
また、自分をフォローしてくれた人のタイムラインに自分の写真も表示されるようになるというわけです。
コメントも一緒に投稿できるので、写真日記のように使っている人もいますよ。
写真はフィルターが用意されており、手軽におしゃれな雰囲気に変えて投稿できるのもInstagramの魅力のひとつでしょう。
位置情報をつけたり、ハッシュタグをつけたりすることもできます。
動画も投稿することができます。
また、ストーリーズという普通の投稿とは別の枠に短い動画や写真を投稿できる機能もあります。
これは、24時間経つと自動的に消去されるのが特徴で、気軽に投稿することができます。
ライブ動画も投稿することができます。
Instagramに投稿したくなる、Instagramで映える写真やその状況を指して「インスタ映え」という言葉が流行るようにもなりました。
YouTube
2005年2月にアメリカで始まった動画共有サイト、YouTube(ユーチューブ)。
無料で利用でき、アカウントを作っていなくても視聴できます。
2006年にグーグル社が買収し、その翌年には日本語版も始まって急速に浸透しました。
誰でも動画を気軽に投稿することができ、飼っているペットや子どもの動画、歌やダンスなどの動画、ゲームのプレイ動画など、いろいろな動画が投稿されています。
企業が公式チャンネルを持って、アーティストのプロモーションビデオや新しいドラマの予告、撮影中の様子などの動画を投稿しているケースも増えてきました。
有料コンテンツもあり、課金することで一定期間動画を見ることができる、DVDレンタルに近いサービスもあります。
アカウントを持っていれば動画の評価をしたり、コメントをしたりすることもできます。
好みのアカウントのチャンネル登録をしたり、再生リストを作成したりすることもできるようになっています。
ライブストリーミングにも対応しており、テレビの生放送のようにユーザーがリアルタイムで動画を配信することができます。
大手の動画配信サイトであり、視聴者がコメントをつけたり各SNSなどにシェアすることもできるので拡散力があり、犯罪行為の告発などにも利用されています。
警察が犯人が移った監視カメラの映像をYouTubeで流し、犯人の情報を広く一般から募るといった試みもなされています。
選挙の候補者の対談が放送されたり、政党の公式チャンネルが開設されて動画で政党の活動状況を見ることもできます。
爆発的な人気となった理由の一端として、動画にCMをつけて広告料をユーザーが収入として得ることができるという点もあげられます。
動画をあげる人をYoutuberと呼ぶようにもなり、企業が自社製品を広告してもらう目的でYoutuberに送って試してもらい、それを動画で流すというようなことも普通になってきました。
人気YoutuberはYouTubeに上げた動画の広告収入だけで生活できるほどで、講演会に呼ばれるなど他の活動に発展しているYoutuberもいます。
個人でテレビ放送局を運営しているような状態で、若い人たちはテレビを見なくなり、YouTubeなどの動画を番組として楽しむ人も増えてきています。
子どもの将来なりたい職業にYoutuberがランクインしたこともあるほど人気です。
ただ、再生数を稼ぎたいがために過激なことをするYoutuberも出てきており、違法行為をライブストリーミングで配信したり、なにかの現場に突撃してその様子を配信したりといったケースもあります。
その他テレビドラマや映画、他の人があげた動画などの著作物を無断転載して再生数を稼ぐような場合もあり、問題になっています。
テレビ局ではYouTubeの動画の監視し、違法アップロードがあった場合は削除要請を行う部署を設けているところもあるようです。
ツイッター
日本では人気SNSの筆頭とも言えるツールです。
相手の発言を見たいという理由でフォローをし、ただ発信したり見たりするだけというのが基本なので、他のSNSに比べて人間関係の繋がり方がゆるいです。
140文字という文字制限があり、今していることや思ったことを気軽に投稿したり、誰かの投稿にリプライをしたり、リツイートをして自分のフォロワーに対して広めるという使い方もできます。
写真や位置情報をつけて投稿することもできるので、ミニブログのような面もあります。
人と人が繋がれるツールなのでSNSとして数えられていますが、実はTwitter社自身は、「ツイッターはソーシャルな要素を備えたコミュニケーションネットワークであり、SNSではない」と述べています。
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