これらの人は平気で、出汁の無い味噌を溶いただけの代物を味噌汁と呼んだり、ほぼ生野菜の食感を残した煮物を出したり、料理酒のアルコールを飛ばさずに酒臭い料理を出したりします。
片栗粉を水に溶かずに入れてしまい、ダマになる人もいるくらいです。
最も恐ろしいのは、いらぬアレンジ、ぶっとんだ代用品です。
これらは料理を劇的にまずく仕上げます。
どこかで聞きかじった「肉料理にはベリーソースが合う」という情報だけで苺ジャムをステーキにかけちゃうようなヤバイ料理を生み出す要因となります。
料理が下手な人というのは、基本的知識と味見などの確認不足が大半です。
味見すらしていないものを、ぶっつけ本番で彼氏に出してしまう行為はその神経を疑われます。
2、いきなりレベルの高い料理を出された
“いきなり”というのがポイントです。
男性が好きな料理は単純なものが多く、カレー、唐揚げ、ハンバーグ、オムライス、味噌汁などです。
それも高級レストランや料亭の味ではなく下町の定食屋さんのような、ホッとする、米が進む味を求めます。
にもかかわらず、初めて手料理を振舞うからと気合いを入れすぎてフレンチのフルコースやハーブをふんだんに使ったイタリアン、本格和食懐石などを繰り出されたら動揺します。
カレーも、シンプルに茶色いカレーが良いのにココナッツミルクとパクチーをつかったグリーンカレーが出てきたらびっくり仰天かつ「いや、そうじゃなくて」感が否めません。
この場合、美味しいかどうかではありません。
料理の腕前を見せつけられている気がして落ち着いて食事をすることができないというのが残念なポイントです。
また、準備にも時間がかかるので「料理を作ってもらいたい」と気軽に言えなくなります。
ありのままの料理レベルが知りたい
男性が見たいところは普段の、ありのままの料理のレベルです。
彼氏が惚れ直すかどうかは、短い時間でチャチャッと米が進む料理を出せるかどうかにかかっています。
もし毎日フレンチのフルコースが出てくるのかと思うと、長い付き合いなんてできそうもない気がしてきます。
時間も手間もお金もどれだけかかるのか計り知れないからです。
さらに気を付けたいのは、普段通りでも気合いを入れて作ったと思われてしまう料理です。
代表的なのは「肉じゃが」。
たしかに肉じゃがは具材ごとの切り方、炒め、煮込み、甘味と塩味のバランスなど日本料理をつくるための全工程が確認できるので、料理の腕を計るにはぴったりなのですが「結婚をつかむ料理」として名を上げ過ぎてしまいました。
長年のお付き合いで料理レベルも十分わかっている上で肉じゃがが出てきたら嬉しいだけですが、付き合い出して間もなくの内だとすぐに結婚を迫ってきそうだと警戒されるかもしれません。
3、嫌いな食べ物が入ってた
何かの機会で一度伝えたはずの「嫌いな食べ物」が入っているとテンションはダダ下がりです。
覚えてくれていないことへのショックも大きいでしょう。
また、好き嫌いのレベルではなくアレルギーなどがあって絶対NGのものが含まれているとなれば、命に関わる大問題です。
あえて嫌いな食べ物を入れようとするお節介な女性もいます。
好き嫌いを直してあげたいと思ってのことでしょうが、彼氏からするとただ迷惑なだけです。
そもそも彼女はお母さんではないので「好き嫌いはだめだよ」という筋合いがありません。
彼氏を矯正しようという魂胆が見えるとがっかりしてしまいます。
彼女に気を遣ってしまう…
男性は嫌いな食べ物が入っていても、作ってくれたありがたみで最後まで食べてくれる人が多いです。
恋愛マッチングサービス「Omiai」の調査によれば、彼女の手料理がまずい、または嫌いな料理だったときの男性の反応は「我慢して食べる」が41.5%、「食べながら率直に感想を言う」が39.9%、同率で「食べ終わってから告白」「アドバイスする」が18.2%、「謝って残す」はたったの7.4%という結果でした。
「残す」というのが一番正直な反応であるにもかかわらず、7.4%だけということは、9割以上もの男性たちが彼女の料理をとりあえずは食べきってくれるということです。
彼女としても無理して食べて欲しくはないでしょうから、嫌いな食べ物を入れないようにしましょう。
そもそも論ですが、手料理を振舞うというタイミングで「好き嫌いある?」と聞かないのは配慮に欠けています。
相手を満足させたいという気持ちより、自分が作りたい物を食わせるという印象になるので残念です。