「あの子ってあざといよね」「あの人はあざといところがある」などと、自分だけ上手くやっている人のことを「あざとい」と表現することがあります。
主に女性に対して使われることが多く、またあまり良い意味として用いられることはないため、もしも人から「あなたはあざとい」と言われたら、ショックを受ける人もいるでしょう。
この記事では、そんなあざといの類語や意味、使い方などをご紹介していきます!
あざとい女子や男子の特徴はこちらの記事で詳しく書きました。合わせて確認してみましょう。
「あざとい」の類語を集めてみた
「あざとい」という言葉を、時々周りで聞くことがあると思います。
上司に媚びを売って、仕事を免除してもらっている女性社員や、男性に対してか弱いアピールをして助けてもらおうとする女性など、同性から見て計算高いと思える女性に対して、「あの子はあざとい性格をしている」と表現することがあります。
あざとさは誰にでも身に付けられるものではないため、ある意味ではあざとく振舞うことの出来る女性は、要領のいい世渡り上手なのかもしれません。
とはいえ、あざとい人は同性からの評判があまり良くはありません。
男性からはあざとい仕草が「小悪魔的でかわいい」と思えるかもしれませんが、そんな男性のことを他の女性たちは白けた目で見ていることでしょう。
また、女性によっては同性のあざとさを「仕方ないなぁ」と笑って許せることもあります。
例えば仲の良い友人や、相手が自分よりもかなり年下の場合には、そんな女性のあざとさに苦笑しながらも受け入れていることがあります。
しかし、あまり親しくない同性や、関係性の薄い女性があざとい仕草をしているのを見ると、大抵の女性はそれを嫌な印象で見ていることでしょう。
とくに男性に媚びることや、他人に甘えることに我慢ならない女性の場合には、そうしたあざとい女性に強い抵抗を抱くこともあります。
そんなあざという言葉も、時には類語を用いて表現することがあります。
では、あざといの意味はどういうもので、類語にはどのようなものがあるのでしょうか?
あざといの意味は?
「あざとい」とは、「やり方があくどいこと」や「ずうずうしく抜け目がないこと」「思慮が浅く、浅はかであること」などの意味があります。
例えばある部署内で課長が「自分の奢りで飲みに行こう」と社員を誘ったところ、その話を聞きつけた別の部署の女性が、「私も一緒に行ってもいいですか?」と無関係なのにちゃっかり飲み会に参加しようとしたとします。
女性にとっては普段関わりのない部署の飲み会なのに、「タダで飲食が出来るから」とずうずうしく参加する場合に、そんな女性の仕草をあざといと表現します。
また、バッチリと決めたネイルが汚れるのが嫌で、ちょっとした汚れ仕事を近くにいた男性社員に頼むような女性も、あざといと言えるでしょう。
女性は男性よりも力が弱い分、ずる賢さでは頭がよく働く傾向にあります。
もちろんすべての女性がそういうわけではありませんが、女性の中には自分のか弱さを逆手にとって、このようにあざとい仕草で他人を利用しようとする人がいます。
抜け目のないこうした行動は、男性よりも女性の方が得意なため、「あざとい」という言葉を使う場合には、対象が女性であることが多いのです。
また、女性は基本的に男性に対してあざとさを発揮しますが、女性によっては同性の女性にもあざとい仕草を見せることがあります。
とはいえ相手が同性の場合は、女性のあざとさに高確率で気付かれることでしょう。
「あざとい」の使い方
「あざとい」という言葉は、主に自分を下げて相手を立てることによって、相手を自分の思う通りにコントロールしようとする人に対して使われることが多いです。
また、自分の弱点をあえて曝け出すことによって、それを誰かにカバーしてもらおうとしたり、自分の都合の良いように物事を持っていこうとしたりする人に対しても使われます。
そうしたずる賢い人や、ずうずうしく物事を自分の好きに動かそうとする人を表現する際に、「あの人はあざとい」「あざとさがうかがえる」などと言葉を用います。
「あざとい」という言葉の意味自体もポジティブなものではないため、この言葉を使われた女性は不快な気持ちになったり、または開き直ったりすることが多いです。
もしまったくそんな気はないのに、誰かにあざといと言われた人は、かなり心外に思うことでしょう。
「あざとい」の類語10種類
「あざとい」という言葉には、ずる賢さやずうずうしさなどの意味がこめられています。