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爪を噛む心理と治す方法8個(続き2)

しかし、こうした癖が止められずに日常生活にまで影響するようになれば、精神疾患として本格的な治療の必要もあるのです。

そして、もっと怖い病気を誘発することもあり得るのです。

それについては、次にまとめてみました。

爪を噛む癖が本当にやばい理由

小さな子供が爪を噛んでいると、何か不満があるのかな?とかわいそうに思ってしまいます。

また大人の女性が爪を噛んで物思いにふけっている姿は、爪を噛みながら何を考えているのかな?と彼女のことが気になってしまいます。

しかし、大人の男性が爪を噛んでいる姿を見れば、何か幼稚でいじめられっ子のようでもあって、頼りなく感じてしまいます。

例えば、就職の面接会場で面接官の質問に爪を噛んで考えながら答えていたならば、「なんだ、この学生は卒業できるのだろうか?会社でうまく人間関係は構築できるのだろうか?」ときっと不安を感じることと思います。

爪を噛む行為は、弱々しい性格を表すように見えるからです。

大人の男性の場合には、信頼性もなくなってしまいそうです。

このように、外見的な不安要素もありますが、もっと深刻な事情も考えられます。

それは、爪を噛むことによって指先は痛みと刺激を受けますが、それでも止められない理由はフラストレーションが溜まっていることと、痛みに反応して脳が「エンドルフィン」という快楽物質を放出するのです。

エンドルフィンは鎮痛作用がある物質で、爪を噛む行為を繰り返しているとこの快楽物質の放出が繰り返されて、「爪を噛むと気持ち良くなる」という勘違いを起こさせてしまうのです。

そこでふらすとが溜まってくると、気持ち良くなりたいという判断から、爪を噛む行為をまた行ってしまうのです。

これは、薬物やアルコールの依存症と似た行為で、明らかに病的な依存症と言わざるを得ません。

依存症なら、しっかりと治療する必要が出てくるのです。

でも、このような精神的なことだけでなく、肉体的な面でもいろいろと影響があるようなのです。

これらについては、次にまとめてみました。

爪の見栄えが悪くなる

爪を噛む癖がつくと、どうしても深爪になってしまって、爪や指にいろんな問題が起こります。

例えば、指の爪の横側が腫れてしまって痛くて仕方がなかったり、爪が縦ではなくて横に広がってくるようになって、横に大きな爪になってしまいます。

また、爪を噛むと爪をかみちぎる癖が着くので、爪の先がギザギザになってしまいます。

このように、爪の先が変形した深爪や横に広い爪の形は、女性なら爪の見栄えが悪くなって恥ずかしいのです。

さらには、爪の先を口に入れている時間が長いことから指の先がふやけてしまい、爪自体が噛みやすい薄っぺらい形状に変化していくのです。

そこで、爪が薄くて割れやすくなったり、裂けてしまったりするのです。

裂けると、爪の皮が剥がれやすくなって、指の先を保護する役目ができなくなるのです。

指の先をちょっとついたりぶつかったりしても、爪が割れて痛くて我慢できなくなるのです。

衛生上にもよくない


何と言っても指の先を直接口に入れるのですから、衛生上も問題があります。

爪を噛むときには指の先をキレイに洗うはずはありません。

トイレに行った時や電車で吊革を掴むとき、エレベーターに乗って行先の階のボタンを押したり、いろんな所の液晶画面を指先で押して操作する時もありますが、様々なシーンで指先は使用されるのです。

トイレは手洗いするとしても、それ以外では毎回毎回指先をキレイに洗浄することはあまりありません。

すると怖いのは、指先に付着した悪性のウイルスやバクテリアが付着したままの指を口に入れることです。

怖いノロウイルスなんかは、乾燥したウイルスが空中に舞っている時に、その空気を吸い込んで感染するのと、ドアのノブや食器などに付着したウイルスに触れることで、指先を経由して感染することは知られています。

もし、このウイルスが付着した指を不用意に口に入れて爪を噛むとどうなるか、読者の人はすぐに分かると思います。

このノロウイルス以外にもインフルエンザや胃腸炎など、感染症にかかる確率が高くなるのです。

また、爪噛みによって傷んだ皮膚にバイキンが入り込んで化膿したリ炎症を起こすこともあるのです。

そして、膿んだ状態のまま我慢して放置しておくと、爪周辺の皮膚の組織が破壊されてしまい、変形して肉が盛り上がり巻き爪になりやすくなります。

巻き爪になると炎症を起こしやすく、爪の間に溜まった膿は取り除くことが難しく、最悪の場合は医療機関で爪を剥がして治療しなくてはならない時もあるようです。

このように、爪を噛む癖は衛生上良くない行為なのです。