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他愛ないとはどういう意味?他愛ない...(続き4)

次の言葉が出てこなくなるのです。

そんな空気を感じたら、一度話を敢えて途中で止めることもいいでしょう。

それ以上はその場では進展しなくなるからです。

そんな場面では、敢えて他愛ない会話に切り替えるのです。

例えば、「それはそうと、先日お母さんを駅前で見かけたけれど、お元気そうですね」などと他愛ない話題を提供します。

すると、固まっていた会話が動き出し、「ちょっと今年は鼻炎に悩まされているけれど、元気で過ごしています」などと話が続くでしょう。

「他人の母親のことなどどうでもいいでしょ」などと冷たく返答することはまずありません。

他愛ない話と言うのは、本題からズレていますが、コミュニケーションの潤滑油のような働きを持っています。

相手に質問してもらう

こちらが投げかけた他愛ない話題を元に、「あなたのお母さんは病気がちと伺っているけれども、大丈夫なの?元気なの?」と相手が聞き返してくるかもしれません。

さらに、息子の話題で「今年から中学校に通っているの」と話題を出すと、「どこの学校に行っているの?」「あの辺りなら、あの学校に行っているのかな?」と相手も質問をしてくるでしょう。

硬直していた真剣な会話も、このような他愛ない会話をすることによって、心も和んで雰囲気が和らぎます。

そのうちに、「本題の話はまた改めてしましょう」ということになって、気まずくならないうちに別れることができるのです。

他愛ない会話には、こんな効果もあるようです。

3.相手を尊重する

相手のプライドをくすぐるような他愛ない会話もできます。

例えば相手の人は資格取得にチャレンジするのが趣味だと聞いていました。

そのため、「いろんな資格を持ってらっしゃるとお聞きしたのですが、どれぐらい資格をお持ちなの?」と水を向けます。

すると、ちょっと優越感をもった顔で「先日、管理栄養士の資格を取ったの。自分のダイエットにも興味があるので一石二鳥なの。介護士や保育士の資格も持っているので、次は食生活アドバイザーを取りたいの。」などと会話が弾みます。

相手を尊重してプライドをくすぐれば、次々と会話が続くのです。

話しやすい雰囲気にする

このようなケースでは、相手が自慢したいようなことを他愛ない会話で引き出すことによって、相手が話しやすい雰囲気に持って行くことができます。

言いたいけれども聞いてくれないと思っている人には、他愛ない会話で聞き出すと話の雰囲気が良くなるようです。

4.質問をする

いろんな会話をしますが、相手に決断させるような話題はきついでしょう。

相手も、簡単には答えられないですし、次に何が出て来るか不安なので警戒してしまいます。

簡単に答えられるような他愛ない質問をするのがコツです。

イエス、ノーで答える質問はしない

イエス、ノーで答えるしかないような質問はせずに、別の話題を提供して容易に答えることができる質問をすべきです。

話題を変えるような他愛ない質問で良いのです。

5.相手が興味のあることで会話する

スムーズな会話が続かなくなったと感じた時には、ちょっと他愛ない話をして場の空気を和ませたいと考えるものです。

でも、他愛ない話と言っても、やはり相手が興味のない話をしても乗ってこないでしょう。

ぜんぜん場違いの話題や、相手が気にしているような話題を取り上げても、かえって相手の機嫌をそこねるだけです。

そんな時には、ちょっと誘い水を向けて「先日から、駅前のスーパーで開店6周年の感謝祭をやっているみたいね」と切り出してみます。

それに対して「そうね、わたしも気になっているの」と返してくればこの他愛ない話を進めます。

ですが、「あそこは、あまり買い物に行かないの」と否定されると、この話題には触れないようにします。

そしてまた別の話題に切り替えるのです。

相手が普段からどんなことに興味を持っているかということも、覚えておくことも大切です。

相手が会話を楽しく感じる

相手が興味のある話題を出すと、顔つきが笑顔になって変わってくるし、声も明るくなったり身振り手振りもするようになるので、すぐに分かると思います。