感受性という言葉の意味について皆さんはどれくらい知っていますか。

日常会話の中で「あの人は感受性が強いから」等と使われる事もありますよね。

心理学では強い感受性を持つ人の事をHSP(Highty sensitive person)という名前でも知られており、1996年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が考案しました。

聞き慣れない人もいるかと思いますが、HSPは5人に1人を占める割合で存在しているのだとか。

こうして考えると意外と多く感じますよね。

因みにHSPは人間以外の生物にも当てはまり、その存在は100種類以上と言われているそうです。

それでは感受性が豊か、強いと言われる人はそうでない人と比べて一体何が違うのでしょうか。

今回はそんな感受性についてまとめてみました。

感受性豊かな人にどんなイメージを持ってますか

 あなたの周りにも感受性が豊かだと思う人がいませんか。

もし、そうであればそのような人に対してどんなイメージを持っているでしょうか。

感受性が豊かな人と聞くと、そうでない人と比べてみると何となく繊細で傷付きやすいというイメージがありますよね。

他にも人よりも内気で大人しいようなイメージもあるのではないでしょうか。

『特別な人』感が強い


 感受性の豊かな人には日常生活の中で普通の人には感じる事のできない能力があったり、独特な発想を持っていたりといったイメージもあるかと思います。

そのような事からどことなく「特別な人」感が強いと思われているのではないでしょうか。

感受性豊かな人の10個の特徴

 感受性が豊かな人には一体どのような特徴があるのでしょうか。

ここからは感受性が豊かな人にみられる特徴についてご紹介します。

自分の周りにも当てはまる人がいないかチェックしてみましょう。

1、他人の気持ちを汲める


 感受性が豊かな人は他人の気持ちを汲める事ができ、またそれに気付く事にも敏感であると言われています。

例えば、他人の悩み事で相談を受けた場合、まるで自分の事のように一緒に考えて悩んでしまう人情家でもあります。

職場等では共有スペースのちょっとした乱れもきちんと片付いている、飲み会で他人の飲み物を注ぐ、食べ終えた食事は順番に片付ける、何か困っていそうな人が居たら声を掛ける等という事がが自然に出来るような人です。

細やかな気配りが自然に出来る

 「〇〇さんは気が利くよね」という会話をよく耳にしますが、誰かに言われた訳でも無いのに細やかな気配りが出来る人っていますよね。

他人の気持ちを汲める感受性が豊かな人だからこそ、自然な気配り出来るのではないでしょうか。

2、小さな事でも感動を逃さない

 普段何気なく生活している中でも感受性が豊かな人にとっては大きな影響を与えている事があります。

例えば、今日は天気が良くてつい嬉しくなった、通勤中に見た花が綺麗だった、美味しい食事ができて幸せな気分になった等、誰も気がつかないような変化にも気づいたり、当たり前のように思える事でも感動をする事ができます。

毎日、充実感を感じている

 感受性が豊かな人は物や景色、匂い等からも心が揺さぶられるような人なんですね。

自分の周りの事に敏感な人だからこそ体験できる充実感。

毎日、そんな小さな事でも充実感を感じられるなんてちょっと羨ましいと思う人もいるのではないでしょうか。

3、身の回りの物全てに愛情を抱いている

 他人を自分と同じように思える感受性の豊かな人にとって、身の回りの物も同じように大事にしたいと思っています。

身の回りの物が紛失してしまったり、壊れて使えてなくなる事を人一倍不安に感じてしまうのです。

その為、身の回りの物はどれも慎重に扱いますし、愛情を抱いています。

心が豊かな証拠

 つい雑に扱ってしまいがちな普段使っている身の回りの物も、感受性が豊かな人にとってはとても大事な存在なんですね。

普通の人では感じにくい、身の回りの物でさえ他人と同じように愛情を抱けるのは心が豊かな証拠だと言えるのではないでしょうか。

4、何事も敏感に感じ取る

 感受性が豊かな人は自分の周りの物事に対して非常に敏感です。

他人の表情、音、空気、光等どれも敏感に感じ取ってしまいます。

自分にとってプラスになる事だけでは無く、マイナスになる事も敏感に感じ取ってしまいます。

また、感受性が豊かな人はこうした環境を仮に不快だと感じても、相手の事を思いやる気持ちが強い為に口に出したりする事が苦手です。

神経質になり過ぎる部分も

 普通の人にはそれほどストレスに感じないような事でも、感受性が豊かな人にとってはストレスを感じている事があるのですね。

人によってはこういったところを神経質な人に思われてしまうかも知れません。

繊細な心の持ち主なので、職場や学校等では周りの人も気遣ってあげられると良いですね。

5、自分の事は後回し

 何か言いたい事があったとしても、中々言い出せずに自分の言いたい事は後回しになってしまうのも感受性が豊かな人の特徴の一つです。

情にもろく、他人の気持ちが分かってしまうので自分の事はどうでもいいとさえ思ってしまうのです。

意見が合わない時もつい相手に譲ってしまいがちです。

こうした事は感受性が豊かな人にとって日常茶飯事です。

ワガママや甘えるのが苦手

 引っ込み思案な人っていますよね。

感受性が豊かな人は周りの人に言いたい事があってもつい相手の顔色を窺ってしまうので、ワガママや甘えたりというのも苦手なんですね。

自分の周りにも同じような人に心当たりがある人は、こちらからも話を聞いてあげる等の気遣いが出来たら喜ばれるかも知れません。

6、物事の本質を見抜ける

 感受性が豊かな人には物事の本質を見抜く力があります。

具体的に例えると、映画や小説等のストーリー一つ一つにしても感情移入してしまう傾向があり、普通の人には中々伝わりにくい作者や登場人物の気持ちが分かってしまうような事です。

目には見えないもっと深い部分が、感受性が豊かな人には見抜けてしまうのです。

人間関係においても、相手が言葉にできないような心の声を雰囲気や表情から察知して本質を見抜く事ができます。

他人より多くの経験が出来る

 感受性が豊かな人の五感は敏感で、普通の人には中々味わえないような事があるんですね。

たった一つの映画や小説でも色々な思いを感じられたり、見えないものまで見えてしまうなんて何だか得した気分でちょっと羨ましいですよね。

7、芸術的なセンスを持っている


 感受性の豊かな人の職業と言えば芸術家が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

芸術家と聞くと自分のやりたい事だけを追及するイメージもあるかと思いますが、実際は感情の起伏が激しい性質の為、生み出される言葉や表現はその時次第で変化します。

感受性の豊かな人の多くは、それだけ人よりも周りの環境や他人の感情に敏感な性質を持っています。

色々なところから刺激を受ける事によって、自分自身の中に思い浮かぶ言葉や表現も多彩になり、時には思いもよらない発想をする事があるのです。

センスの秘密は多くの刺激

 何を考えているのか頭の中を覗いてみたいと思ってしまう人っていますよね。

そんな他人には思いつかないようなセンスには、日頃から色んな刺激を受けているという秘密がありました。

芸術は爆発だ!とはよく聞きますが、まさに感受性の豊かな人にはぴったりの言葉かも知れませんね。

8、見落としがちな事に気づく

 周囲の物事に敏感な感受性の豊かな人は、他人が見落としがちな事にもいち早く察知する事ができます。

常に人よりも強いアンテナを張っている為、仕事の書類等のデータ入力のミスを見つけるのも得意です。

洞察力にも優れている為、見た目では分かりにくい他人の表情や態度から体調の悪さも見抜く事ができます。

心の救世主のような存在

 誰もが見落としてしまいそうな事をいち早く気づいてくれるなんて頼りになる存在ですよね。

職場や学校にこのような人がいてくれると思うといつも気遣ってくれているようで安心できます。

まさに心の救世主のような存在ですが、人より考える事が多くなっていそうで少し心配だと感じるかも知れません。

9、謙虚な姿勢は当たり前


 感受性の豊かな人は、謙虚な姿勢で人と接する事が多いと言われています。

元々、他人の気持ちを汲める性質を持っているので、接し方一つでも相手に自分の事がどのように映り、相手がどのような気持ちになるのかを痛い程分かっています。

その為、自分から横柄な態度を取るような事はまずありませんし、礼儀正しい人が多いと言われています。

人によっては嫌な思いもする

 初対面の時等、相手の方が礼儀正しかったりすると好感が持てますよね。

しかしながら、礼儀正しく接しているのに相手の方が素っ気無かったり、失礼な態度を取られたりしてしまうと、繊細な心の持ち主である感受性の豊かな人にとっては大ダメージに繋がり、傷ついてしまう事もあるようです。

10、自分の気持ちに正直

 感受性の豊かな人は控えめで、自分の意見を通すような事は苦手な人が多いと言われていますが、心の中で感じた気持ちに対しては非常に正直です。

何故そう思ったのか理論に基づいて話す事は苦手ですが、直感を重視している為、思った事を正直にありのまま表現する事が出来るのです。

純粋な心の持ち主でもある

 引っ込み思案と思っていても実は考えている事はストレートで正直だったりするんですね。

自分の見たものや感じたものを理由をつけずに表現するというのは、まるで純粋な子供と同じようで何だか素敵だと思いませんか。

感受性の磨き方ってあるの?

 感受性が薄いと感じる人はどうしたら感受性が強くなるのでしょうか。

そもそも感受性の磨き方というのものが存在するのでしょうか。

生まれつき感受性が強い人は確かに存在しますが、そうでない人も日頃から意識をする事で、感受性を磨く事が出来ると言われています。

ここからは具体的にどんな事をすれば感受性が磨けるのかについてご紹介します。

近場で良いので散歩する


 気軽に感受性を磨く方法として、散歩をするというものがあります。

場所は自宅の周り等の近場でも大丈夫です。

散歩をする事で目に飛び込んでくる景色を眺めたり、外の空気や日差しを感じる事で五感を刺激する事に繋がります。

また、散歩には気持ちを落ち着かせたり、頭の中をスッキリさせる効果もあります。

朝の散歩がおすすめ

 特に朝の散歩はそれだけも気持ちが良いですし、あまり人も居ない時間帯なのでリラックスしながら散歩をする事ができますよね。

もしかしたら一日の始まりに何か良い事が思いついたりするかも知れません。

健康にも良いのでおすすめですよ。

読書する

 読書を楽しむには文字から伝わる内容を自分で想像しなければなりません。

感受性が豊かな人は想像力に長けている為、読書をすればする程、様々な体験を味わう事ができます。

実際に本の世界に入り込み、主人公になったような気分にもなれるのでそうでない人も読書をしながらあれこれ想像するように意識をしてみましょう。

文字を映像に変換すると良い

 読書するにも文字を読む事が苦手だったり、中々感情移入が出来ないという人は本に書かれている文字を頭の中で映像化してみましょう。

文字をそのまま受け止めるのでは無く、自分なりに分かり易い映像に変換すれば想像力も湧いてくるようになりますよ。

五感をフルに使って過ごす

 旅行に出掛けるというのも一つの手段です。