しかし、虚栄心の強い人と言うのは等身大の「自分」を認識出来ずに生きてきてしまった場合があります。
普通に考えれば無理な事でも”それが出来てしまうのが自分”なんだと根拠のない発言をしてしまったりします。
等身大の自分を理解するは、当たり前のように思えますが自己評価をきちんと出来る人は少ないのかもしれません。
自分自分を見つめる時間を作らなければもしかしたら、案外気づかないうちに自分を過剰評価をしている事もあるかもしれません。
2.実は常に危機感を抱いている
虚栄心が強い人はいつの間にか自分を巨大化させ、他人にうつる姿は尊敬や羨ましがられるような人物を装ってしまいます。
その反面で自分は嘘を付き見栄を張ってしまう癖があると自覚している人が殆どだと言われているそうです。
本当は自分がそれほど出来る人間ではない事や、ごく普通の人間だと感じていてます。
そして、いつかそのうちそのメッキが剥がれてしまうのではないかと不安に感じそれが危機感へと変わっていきます。
虚栄心の強い人=自信家と思われがちです。
でも実は、真の意味での自信家ではなく、内心は他の人より自信がないことが殆どの虚栄心が強い人に当てはまるそうです。
3.自己否定の要素を持っている
また、虚栄心が強い人にはこんな自分ではダメだという自己否定の要素が強いのが特徴です。
いつでも見栄を張り、こんな事をしてはダメだ…という思いに反省を覚えるのです。
しかし結局、罪悪感を感じながら虚栄を張ることを辞めらません。
そして、また新たな虚栄を張りその繰り返しでやめることが出来なくなってしまうのです。
「人は人、自分は自分」という意識が少なく、常に人と比較する癖があります。
人より劣っているは嫌だと言う気持ちと、実際の自分は出来がいい方ではないという自信の無さとの葛藤で自分を苦しめてしまうのです。
自己否定、いわばコンプレックスな部分を隠そうとするあまり、見栄を張ることに繋がってしまうのは理解出来ない事でもないのです。
しかし、それでは足踏み状態を続けているだけで何も成長していけなのではないでしょうか?
コンプレックスを抱えるのではなくそれをバネにして、いろいろなことにチャレンジしていける強さを持つことが大切と言えるでしょう!
虚栄をはることにうしろめたい
実は虚栄心の強い人はきちんと自覚があり、罪悪感を感じている人も多いのです。
ですが虚栄を張れば優越感を感じることができます。
それはとても快感や高揚感を感じることが出来ると知っているので辞めることが出来ません。
うしろめたさは十分あるのですが、もう癖となり身についてしまったものは簡単には正すことが出来ないのです。
悪い事の自覚を持ちながらもさらに虚栄を繰り返してしまう、悪循環に陥ります。
うしろめたさがありながらも嘘を付くというとても可哀想な人間でもあります。
4.弱い自分が愛おしい
今まで説明した通り、虚栄心の強いタイプはありのままの自分を受け入れることが出来ません。
虚像の自分をあたかも実際のことのように語ってしまうという悪い癖があり、それを辞められない心の弱い人間に多いのが特徴です。
ですが、もっと問題なのはその弱い自分を愛おしいとさえ思っている事が殆どの虚栄心の強い人に多い特徴です。
とても「自己愛」が強く、ダメな自分でも愛おしいと思うのは人間誰しもが持っている性質です。
しかし、この場合の「弱い自分が愛おしい」というのは、虚像を語ってしまうダメな自分を指しています。
なので、悪行をしている自分を認めることになってしまうのです。
これでは、人として未熟すぎます。
5.危機意識に欠ける
虚栄心の強いタイプはあまり危機意識がなく、その場だけで行動しがちです。
もしその場でトラブルになっても適当に誤魔化せるだろうと言う自信があり、リスクを見落とします。
見栄を張ることばかりに意識が行ってしまい、危機意識より相手より優位になれれば満足してしまうのです。