人間関係の悩みは深刻です。
特に毎日顔を合わせる職場の人間関係での悩みは、人によってはうつ病などにつながるほど辛いといえます。
中には嫌がらせをされて辛い目に合っている人もいます。
今回は、職場での嫌がらせの特徴や、その対策についてお伝えします。
職場は中々変えられない人も多いと思います。
辛い嫌がらせに悩むのではなく、積極的に解決をして明るい生活を取り戻しましょう。
嫌がらせをする人と同じレベルになって仕返しをするよりも、正しい対処法を知り安全に解決してゆきましょう。
それではご覧ください。
職場での嫌がらせに悩んでいませんか?
あなたは職場での嫌がらせに悩んではいませんか?
上司や同僚からに嫌がらせは、中々人に相談できない場合もあり深刻な悩みになるケースもあります。
また、あなたの友人が密かに嫌がらせを受けて悩んでいるかも知れません。
嫌がらせは受け身になっていては解決しません。
しっかりと向き合い解決していく姿勢が大切です。
今回の記事から、嫌がらせを受けた際の対策を見つけてもらえれば幸いです。
職場での嫌がらせの特徴
職場での嫌がらせにはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは実際に職場で発生した嫌がらせの特徴をお伝えします。
1.無視する
日本人の嫌がらせでありがちなものが、無視をするというものです。
無視をするということは、周りからバレにくい嫌がらせです。
また、一見暴力的ではないため、酷いことだと分かりにくいのですが、無視をされた本人はとても傷つきます。
精神的に深いダメージを受けてしまいます。
無視を平気でする人はとても冷たい人といえます。
中には精神的に障害があり、他人に共感して他人の苦しみを感じることができない人が無視をしているケースも存在します。
どちらにせよ酷い嫌がらせには違いないので、被害を受けている人は信頼できる人に相談すべきです。
独りでは悩まずに、問題を意識して表面化させて協力を得るようにしましょう。
2.悪口を言う
悪口を言われてしまう人も多くいます。
無視も傷つきますが、悪口を言われることも当然人を傷つけます。
また、その悪口を聴いた人が、悪口を言われた人を誤解してしまう恐れもあります。
しかし、その悪口の内容が事実無根であったり、あまりに酷い侮辱をされたものであれば、訴えることも可能です。
最近は悪口を録音して証拠として残すことで身を守る人も増えています。
相手が悪い場合は当然の防衛手段といえるでしょう。
いわれのない悪口には厳然たる対処をすべきです。
3.皆の前でバカにする
パワハラや威圧的な態度をする人、相手に恥をかかせて喜ぶような人は、皆の前でバカにする言動をとる人もいます。
そのような場合、良識のある人は内心でそのような人を非難しています。
しかし、中々面と向かって批判もしにくいので、バカにされた人は悔しさで心がいっぱいになってしまう場合もあります。
人前で恥をかく悔しさに耐えなくてはいけないので、職場を離れる人もいるでしょう。
可能であれば抗議をするべきですが、難しい場合は法の助けを求めることもひとつの対策です。
4.情報を与えない
職場では協調して仕事をするために、情報の共有が大切です。
しかし、嫌がらせをされて必要な情報が与えられないと、仕事上でミスをしたり遅れが生じてしまいます。
最悪嫌がらせをされた人の責任になり、その人の評価が下がってしまうことも考えられます。
特に上司からそのような仕打ちを受けると、大きなミスに繋がったり、精神的にも苦痛を感じることになります。
嫌がらせを受けている人は、さらに立場が上の人に相談するなどして、早めの解決をする必要があります。
5.見下した発言をする
特に迷惑もかけていないのにも関わらず、明らかに見下された発言をされた場合は嫌がらせの可能性があります。
また、仕事でミスをしてしまっても、酷い言葉や外見を侮辱するような発言を受けた場合は、明らかに嫌がらせをされています。
酷い場合は録音をするなどして証拠を残し、厳正な対処をすべきでしょう。
6.仕事を押し付ける
明らかに自分だけ仕事量が多い、残業しなければ間に合わないほどの仕事をいつも振られるなど、仕事を押し付けられる嫌がらせもあります。
上司や先輩からに嫌がらせでありがちですが、中々周りに気づいてもらえない可能性もあります。
信頼できる人に相談するか、嫌がらせをする本人に直接話し合いをするなど打開策をしっかりと実践して解決を模索しましょう。
7.仕事を与えない
上司や先輩からの嫌がらせで、仕事を与えられないという嫌がらせがあります。
仕事が与えられないと成果が上げられず、会社内での評価も得られなくなるので深刻です。
どうしても改善が望めない場合は、転職や訴訟などを視野に入れて考える必要があるでしょう。
8.粗探しをする
職場での嫌がらせに、粗探しをするというものがあります。
あえてあなたの悪いと思われる部分を探し出すのです。
そして、良い部分は評価せずにスルーします。
また、悪質なものは、あえてミスを誘うような言動をして過ちを犯させようとします。
このような嫌がらせには、証拠の撮影や録音が有効な場合があります。
ただし、それらがバレないように慎重に行う必要があります。
9.責任を押し付ける
特定の人にだけ責任を押し付ける嫌がらせもあります。
評価はせずに責任だけ押し付けられるので、嫌がらせを受けた人は大きな苦痛を受けることになります。
ひどい場合は他人のミスの責任を擦り付けられるケースもあります。
職場で嫌がらせをされた時の7個の対処法
職場での嫌がらせを受けることは、とても辛いものです。
特に、他に転職のあてもない人の場合、その状況を変えることが困難なので、余計にストレスが溜まります。
しかし、何もしないでいると、状況は好転しないでしょう。
状況を変えるには、勇気をもって対処をする必要があります。
この章では職場での嫌がらせに対処するための方法を紹介します。
自分に非がない、または過剰な責任追及などは法律で対処できます。
泣き寝入りなどせずに落ち着いて対処法を実践して、明るい未来を取り戻しましょう。
1.冷静でいること
職場での嫌がらせを受けた場合は、まずは冷静でいることを心掛けましょう。
焦りを感じて相手のペースに乗ってしまってはかえって嫌がらせがエスカレートしてしまうでしょう。
まずは冷静にやり過ごして、必要であれば証拠を集めておくようにします。
同じ土俵に立たないこと
嫌がらせを受けた際に、相手と同じ土俵で対抗すると、あなた自身がトラブルを起こした張本人にされてしまう可能性もあります。
例えば、散々嫌がらせを受け、ついにキレてしまい相手を殴った場合、あなたに非がある、あなたの方がより重い罪になる可能性も否定しきれません。
そのため、辛いですが我慢をして、同じ土俵に立たないで過ごすようにしましょう。
冷静に対処して、信頼できる人に相談するなどした方が、結果としてあなたに有利に事を進めることができるでしょう。
2.観察する
嫌がらせを受けた場合は、まず相手の言動を観察してみましょう。
感情的に高ぶってそれどころではない、と思われる人もいるかも知れませんが、状況を解決に導くためだと割り切り観察することが大切です。
観察をしていくと、相手の嫌がらせのパターンや、証拠になる言動や物的証拠が見つかるでしょう。
それらを密かに集め、対処するために保管しておきましょう。
状況を把握すること
状況を把握しておけば、反撃することは比較的容易になります。
また、不要なトラブルを避けることにもつながるため、不快な思いをする回数を減らすこともできます。
嫌がらせに関わっている人数や嫌がらせの時間などを把握しておきましょう。
3.メモする
嫌がらせの状況をメモしておくことも有効です。
実際に起こったことをメモしておけば、裁判になった際に証言のひとつとして採用される可能性があります。
その際には日時やその場にいた人物も記入しておきましょう。
詳細に記されていればいるほど証言として価値のあるものとなります。
ただし、事実を誇張して書くとかえって不利になるので、淡々と事実を記入するようにしましょう。
自分の気持ちも記しておく
出来事や嫌がらせの内容については淡々と事実を記入する必要があります。
そして、その際に感じた感情も記入していきましょう。
不快感や恐怖、不安などを記しておくと効果的です。
4.録音する
メモよりもさらに証言や証拠として有効なものが音声ファイルです。
嫌がらせが罵詈雑言などの場合は特に効果的です。
音声データは動かぬ証拠になるので、嫌がらせがひどい場合は積極的に活用しましょう。
最近では音声データによる証拠が決め手で責任を問われる人が増えています。
本人が悪いので同情の余地はありませんので、嫌がらせを受けている人には強力な味方であるといえるでしょう。
エスカレートしている場合は確実な証拠を
嫌がらせがエスカレートしている場合は、確実な証拠を早急に抑える必要があります。
そのために、音声データや動画データは有効です。
どちらも当事者が安易に判別できるので、言い逃れが難しくなります。
今後はこのような証拠が決め手で嫌がらせが解決に向かうケースが増えるでしょう。
5.自分を振り返る
嫌がらせは、もちろんする方が悪いと言えますが、時には自分を振り返る作業もしてみましょう。
勘違いや不運であったにせよ、自分にも何らかの原因があるからこそ嫌がらせをされてしまうのです。
中には非常に悪質で、単に憂さ晴らしやいじめの対象として嫌がらせを受けてしまう場合があります。
そのような場合は、明らかに嫌がらせをする側が悪いので、速やかに証拠を集めて訴えるなどすべきです。
しかし、自分にも非があって嫌がらせを受けているケースも考えられます。
そのような場合は改善や謝罪できる余地はないか、自分を振り返ってみましょう。
歩み寄れる余地はないか
自分にも非があると分かった場合は、歩み寄れる余地がないか確かめてみましょう。
例えば、知らず知らずのうちに同僚の好きな女性を射止めてしまっていたり、仕事を奪ってしまっていた場合は、相手の気持ちも考えて謝罪してみましょう。
悪意はなかったにせよ、相手を傷つけてしまったことを謝るのです。
良識のある相手であれば、その謝罪を受け入れてくれるでしょう。
6.診断書を発行してもらう
精神的、肉体的に苦痛を受けた場合は、医師による診断書を発行してもらうことも有効です。
発言力がある医師免許がある人物から得られる診断書は、裁判の際に有効な資料となります。
特に嫌がらせが長期にわたる場合や、直接話し合うことが難しい相手には有効です。
精神の衰弱が激しい場合は病院へ
精神的なダメージが大きい場合は通院をして回復する必要があります。
そのまま放置しておくと、社会復帰が難しくなるくらいダメージを負う可能性もあり危険です。
無理をせずに病院へ行き、診断書をもらうようにしましょう。
7.相談する
嫌がらせを受けた場合は、一人で悩まずに相談をしましょう。
相談をする相手は、家族や友人でも、もちろん構わないのですが、訴訟も視野に入れている人は司法書士や弁護士に相談する必要があります。
信頼できる人へ相談する
相談をする場合は、信頼できる人を選びましょう。
同じ弁護士でも自分に合う人や、実績から信頼できる人を選ぶ方が、良い弁護が期待できます。
無料相談などでベストな事務所を選びましょう。
落ち着いて分析した後はしかるべき選択を
いかがでしたでしょうか?
職場での嫌がらせは深刻な社会問題のひとつです。
嫌がらせを受ける本人に非がないといえない場合もあると思いますが、嫌がらせで報復するという行為は社会人がする行為とはいえないでしょう。
明らかに悪意がある嫌がらせに関しては、今回お伝えしたように落ち着いて分析して、しかるべき選択をして対処しましょう。
円満的な解決が理想ですが、中には法的な手段を取らざる得ない場合もあるでしょう。
そのような場合は冷静に証拠を集めてから、法的な措置をとるようにしましょう。
動かぬ証拠があれば世間に訴えることができます。
いつまでも辛い思いをせずに、自分と法の力で明るい未来を取り戻しましょう。