しかし一方、下り坂は楽に歩みを進めることが出来ますので、達成感も充実感も味わうことはありません。
単なる惰性と無気力の日々が繰り返されるだけですので、人生に『明るさ』を見出すことが出来ずに、時の流れと共に虚しさと寂しさが募る人生に陥っていきます。
しかし、向上心を抱いている人は、自分の人生をステージアップさせることを意識しながら日々の生活を送ります。
ですから、目の前の物事が難しい事であっても真摯に向き合い最善の結果を創り出そうとし、自身の持つチカラを最大限出すことを自然な振る舞いとします。
一方、自分の人生をより良くしようという前向きな考えを抱かない人は、自分を甘くする『誘惑』に負けてしまい、目の前の難しい物事には立ち向かわずに逃げ道を探すことに奔走します。
人の価値観や人生観は幼少時の家庭環境や生活環境の中で『自分が大切にされてきたか』または、『自分の存在はナイガシロにされてきたか』によって、人生観や価値観が異なってきます。
『自分は大切にされてきた』と感じている人には、子供の時期から自信が備わってきます。
しかし、『自分の存在はナイガシロにされてきた』と感じている人は、自信が持てずに歳を重ねていきます。
『ないがしろ』にされてきた自分の姿を慰めるために、自分に甘くなるのです。
愛情不足の代替手段が自分を甘くする振る舞いとして表われてくるのです。
自分に甘くする『逃げ道』を捨てることができると自信が甦ってきます。
甘い自分から『独り立ち』した暁には、自信に包まれた人生を着実に歩み出す姿として映ります。
『甘い自分』を捨てる勇気が、あなたの人生に自信とステージアップを呼び込みます。