多くの経験を積んでいれば、上手に力を抜くポイントが分かるようになってきます。
これは自ら進んで失敗経験を積んだ者にしか分からない特権です。
そういった経験をたくさん積んだ方の方が世間では有利になる理屈、もうご理解いただけましたよね?
人には常に笑顔で接する
寛大な心を持つための考え方や行動の4つ目は「人には常に笑顔で接する」です。
そもそも「寛大さ」とは相手を受け入れる度量の大きさ。
度量の大きな人ほど対人関係においては余裕を漂わせているものです。
人と接する時に余裕ある態度。
それは「笑顔」です。
「笑顔」を作れるかどうかで相手に与える印象は大きく変わってきてしまうのです。
それほど「笑顔」の威力はその人の「寛大さ」の象徴といえるものなのですよね。
話し方はゆっくり目にする
しかし、いくら顔を「笑顔」に変えても話し方が早口で一方的にまくしたてるようにしていては、せっかくの笑顔も台無しです。
笑顔はゆっくり目に話す事によって初めて相手に好印象を与えるのです。
早口は、いくら笑顔を振りまいてもほとんどいい印象は与えられない、という事に早く気付くべきでしょうね。
早口では、かえって悪い印象を植え付ける結果になるかも分かりません。
一方的なペースで早口で話しながらも常に笑顔は崩していない、というのは人を騙す時の常套手段とも言えるでしょう。
もしくは相手の話を全然、聞かない姿勢ですね。
これでは相手から信頼感を得ることができないでしょう。
そうなると、とても寛大性をアピールする、なんていう事も難しくなるでしょうね。
人の話をよく聞く
寛大な心を持つための考え方や行動の5つ目は「人の話をよく聞く」です。
寛大な心を持つ人の真骨頂は、いかなる時でも相手の話を「聞く」という姿勢を崩さない事なのです。
困りごとの相談というものは、話す方としたら誰にでも話せるものではありません。
相手を選んで選んで選び抜いた末に、「この人なら安心だ」と思える人に初めて相談できるものですよね。
そのような対象になれる人間というのは誰でもいいわけではありません。
そこにその人の「寛大さ」が試されてくるのです。
人に言えないくらいの悩み事や相談、あるいは恥ずかしい打ち明け話などをいとも簡単に外部の人間に秘密をばらしてしまうような人間に誰が相談するでしょう?
この事一つとっても、寛大な心を持つ人間の包容力というものがいかに相手の人にとって重要か、という事を物語っていますよね。
自分の話ばかりする人に寛大な人はいない
また、人の話しを真摯に嫌な顔もせずにとつとつと聞く姿勢が重要な事であるのに対し、その反対で人の話しを聞かずむしろ自分の話しばかりする人は、とても寛大な心がある人、とは周囲から認識されないでしょう。
つまり「寛大な心」を有している人というのは「聞く」姿勢があると同時に「自慢話」などの自分本位の話をしない、という共通点があるのです。
人の話しを全く聞かず、自分の話しばかりする人をあなたは信用できますでしょうか?果たしてそのような人に重要な案件を聞いてもらいたくなるでしょうか?
無理難題を聞いてもらいたいと思う人は藁をもすがる心境になっています。
しかしいくら聞いてもらっても、こちらの話が右から左に抜けるだけであとは相手の人の自慢話ばかりを聞かされていたのでは全く意味がありません。
寛大さというものは「無償の愛」の精神がないことには身につかないもののようなのです。
人に甘く自分に厳しくする
寛大な心を持つための考え方や行動の6つ目は「人に甘く自分に厳しくする」です。
「寛大な心」というものはまず自分に厳しい境遇を与え、それに打ち克って周囲の物事を見ていく「目」が備わらないことにはなかなか身につかないものです。
それくらい「寛大さ」というものは出来た人間にしか体現できないものなのです。