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「ひつこい」と「しつこい」は同じ意...(続き2)

なんとなくでも理解することが出来たでしょうか?

関西出身の言葉なのか、それとも標準語として使われているかの違いということでしたよね。

では、次に多くの方が疑問に感じているであろう問題にお答えしていきます。

その問題とは、ずばり「しつこいってどんな意味を持っている言葉なの?」というもの。

記事タイトルには「ひつこい」という言葉もいれていますが、標準語で統一するためにこれからは「しつこい」という言葉でお話を進めていくのであらかじめご了承下さい。

「しつこい」という言葉は、テレビ番組でなにかをリポートしている人でも、また、あなたの身近な人でも気軽に使っている言葉ですよね。

そのため、耳にしたことはあるものの、それぞれまったく違うような場面で使われていることが多いはずです。

全体的にマイナスなイメージでしか使われていないような気がするかもしれませんが、それが”人”に対していっていることもあれば、”モノ”や”食べ物”に対して言っているということもあるんですよね。

いすれかひとつの意味合いとしてしか使ってこなかった方にとっては、あまり理解しづらいものがあるのではないでしょうか。

しかし、もう大丈夫!ここでは「しつこい」という言葉の意味をあらゆる角度からお伝えしていきます。

これまであなたが知っていた意味はどれですか?

また、知らなかった使い方はあるでしょうか?

そのように想像しながら「しつこい」という言葉の意味をチェックしていきましょう。

色、味、においが濃厚に残る

多くの場合、「しつこい」という言葉は色や味、そしてにおいなどがとても”濃い”ということをあらわすために使われています。

色であれば、とても濃すぎてその色を見たあとに別の場所をみるようにしても目の残像にその色が残ってしまうようなケースですね。

そのような絵画を見たことはありませんか?

次に味です。

最初はおいしいと感じられるものの、同じ様な味わいがどこまでも口の中に残り続けるだけではなく、まさにその味が更新されていつまでもおいかけてくるような味わいのものです。

こってりラーメンだとか、あまりにも濃い味付けの料理によくみられるケースです。

筆者は、料理を作るとなぜだか気をつけていても濃い味付けになってしまうのですが、家族には「味がしつこすぎるよ」とたまに非難を受けることがあります・・・。

そしてにおい。

においって爽やかな香りもあれば、もう鼻の穴の中にしみついてしまったのではないかと思えるくらいのドぎついニオイっていうのがありますよね。

まさに後者のようなにおいを”しつこいにおい”といいます。

一度かぐだけでもう十分。

そのにおいが鼻についてしまって、それでいて後味が悪くなってしまうようなかなり強い香りを示しています。

特に香水をつける方法を知らない香水初心者などは、まわりにこのように思われていることが多いんですよね。

のちに残る感じ

一つ前の「色」「味」「におい」のところでもお伝えしていますが、「しつこい」というのは何かをしたのちに(食事をしたとか)必ず”残る感じ”がするものを指しています。

味であれ、口の中に残ってしまっていてすぐにでも歯を磨きたくなるような感覚です。

たばこを吸っている方は、特にその気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

また、色や味、においなどの五感をつかさどるものを刺激するもの以外でも「のちに残る感じ」というのはありますよね。

例えば、誰かと一緒にすごしたとしましょう。

その相手とバイバイをしたとしても、なんとなく相手がやってきたこと(悪いこと)が気になる、あとになって心がモヤモヤするなんていうこと。

それもしつこいことなんです。

くどい

あなたのまわりには、何かにつけてツベコベ注文をしてくる、口出しをしてくる人はいませんか?

そう、世間一般では「面倒くさいタイプ」とされているような人です。

そのような人って、いつもうるさくて、それでいてあっさりしていないですよね。

ん?あっさり・・・?まさに「濃い」という言葉の反対語ですね!