それに引き換え、悲観主義者の対局となる楽観主義者(ポジティブな思考回路の人)は「半分も水が入っている」と表現するんです。
同じ物事を見た場合でも、その人の思考回路が違うとこうも物の見え方が違うのだということが分かりますね。
このように、自分では考えもつかない新常識を沢山知ることで、ネガティブだった心の引き出しに新しい要素が加えられるかもしれません。
1.ネガティブ・ポジティブで分類しない
ネガティブという自覚がある人は、ポジティブな思考を取り入れたいと思っていることでしょう。
ですが、ネガティブから無理にポジティブに転身する必要はありません。
ポジティブという観念に縛られなくとも、あなたらしさ探していくことが脱ネガティブのための第一歩です。
ネガティブな人が急にポジティブになれるのであれば、それは良いに越したことはありませんが現実問題厳しいのが実態。
ポジティブに生きるというのも、それはそれで難しいものなんですよね。
ですから、ネガティブでもポジティブでもない、あなたがもっと生きやすくなるためのオリジナルの方向性を探していきましょう。
2.自己暗示をかける
まずは、自分にこれまでなかった新しい常識を覚えさせてみてください。
いわゆる自己暗示です。
「できない」「苦手」と思っていることも「自分にはできることだ」と言い聞かせましょう。
それにはある程度の根拠が必要になりますが「これまではできなかったワケでなく、やらなかっただけだ」と自分を納得させてみましょう。
マイナス要素はいりません!できる自分の姿を思い浮かべてください。
成功して笑顔している自分の姿を思い浮かべてみてください。
ネガティブな人は、明るい未来像を見失いがちです。
ですがこうして、自分の思い描く最高の将来を想像することで、少なからず将来への希望が生まれるでしょう。
すると、その理想を実現するために必要な道筋というのも必然的に見えてくるものです。
もちろんその過程には、辛いことや思いがけない挫折があるかもしれません。
明るい未来までの道のりにネガティブな要素が見え隠れすることもあるでしょう。
そしたらさらに、その不安要素を取り除くための打開策を考えて乗り越えていくんです。
乗り越えた先の未来に希望があればそのための努力をする力も沸いてきます。
3.完全に意識が逸れる事に没頭する
ネガティブな思考に陥らないためには、ネガティブが働く以前にもっと別のことに熱中してみるというのも一つの手です。
仕事であっても趣味であっても構いません。
なにかに没頭して集中してネガティブを発動する隙を与えないようにしてみるのです。
そうして、何かに没頭していると、ネガティブ思考が薄れるだけでなく、新しいスキルが身についたり、得意なことが増えたりして、自分に自信がつきます。
自信が増えると、ネガティブな考えというのもおさまってくるものです。
ネガティブの特徴の一つに、悶々と考え込んではその悩みを繰り返し反復してしまう傾向が挙げられます。
ですからできるだけ、ネガティブに耽る時間を物理的に少なくしてマイナス思考が脳内を占めている時間を減らしてみましょう。
読書をしたり、映画や舞台を見たりすることもおすすめです。
4.暗い状況を笑いに変える
ネガティブキャラも、一工夫加えれば味のあるキャラクターとして人から愛される人物になることができます。
それにはネガティブの引き際や塩梅を知っておくことが必要です。
例えば自虐発言やマイナス発言も、暗いテンションや声のトーンで言ったのでは嫌味ったらしく根暗じみてしまいます。
周りから見ても「こいつは大丈夫か?」と心配されてしまうでしょう。
ですが、そうではなくちょっとふざけたノリで話してみるとどうでしょう。
周りの受け止め方も違うはずです。