好きな人に告白するのは緊張しますし、成功するとは言い切れないので不安でもありますよね。
絶対両想いだと思っていたのに、告白してみたら断られたなんて話もちらほら。
もしかしたらそれ、告白のセリフのせいかもしれません。
両想い「だった」のに思わず断りたくなるセリフ5選とその他のタブーについて見てみましょう。
告白を計画中のあなたへ!
好きな人への思いが高まり、今までの関係から発展したいときには告白が一番てっとり早いです。
ドラマみたいなロマンチックなものから、その場の流れで自然にするもの、もはや付き合っているも同然なので再確認するためなどパターンはさまざまあります。
いずれにしても、大なり小なり勇気は必要なので告白を計画するならまずは腹を決めましょう。
そして、どんな結末であれ、恋心を伝えることが目的だということを忘れないことが大切です。
これを忘れるとフラれた時に相手を恨むことになります。
告白は大イベント!
人によっては告白を人生で何度も経験するかもしれませんが、いつでも心は一世一代の大勝負ですよね。
ちょっと一晩床を共にしたいというクソみたいな告白は別として、ちゃんと恋心のある相手への告白は緊張します。
女の子の告白であれば緊張してしどろもどろでも可愛いと思ってくれる男性は多そうですが、大人の女性や男性だとちょっとカッコ悪いです。
できればスマートに告白したいところですが、言葉に詰まるまで緊張している場合、次のような意識があって、告白を大イベントだと考えすぎているのではないでしょうか。
一生の伴侶になるかもしれない!
ちょっと考えすぎな気がしますが、こう思っている人は少なくありません。
付き合ってみた上で、性格は合うけど生活が合わないなんてこともありますし、一生の伴侶になるかもと思うには早すぎです。
たしかに、勇気を出して告白した相手と結婚まで進み、生涯添い遂げるというのは素敵です。
しかし、それは結果論です。
愛があってもさまざまな事情で結婚できないということもあるので、未来の自分に期待することとして、とりあえずは想いを伝えるということだけを考えた方がいいでしょう。
人生を左右することも
世の中には、フラれたダメージがデカすぎて引きこもるというケッタイな人もいるようですが、人生は恋が全てではありません。
好きな人にフラれただけで、そこまで重く考えるのはちょっとどうかしています。
特種な条件がある場合、たとえば大富豪と結婚すれば玉の輿、逆玉で人生一発大逆転でしょうけれども、そんなことはめったにないし、そうなりたい思いで告白するなら、それはそれで間違っています。
恋が成就することで仕事や生活に張り合いが出る人もいるというのは認めます。
ただ、それは恋でなくても自分の考え方次第でどうにでもなるレベルのことです。
「この恋が実れば変われる!」と考えたり、恋に人生を左右されるような人は、他者に期待しすぎ、依存しすぎています。
まず自分の人生は自分でどうにかするくらい自立してから告白してくれないと、OKする方もすぐに「重たいな」と思うようになるはずです。
告白は相手との関係性によっても大きく変わる
さて、告白を成功させるセリフを考えようとする前にちょっと冷静になってみましょう。
どんなに素敵なセリフでも相手との関係性によって成功率は大きく変わりますし、選ぶべき言葉も異なります。
相手との関係性別に、告白の成功率と、NGというほどではないけど避けた方が良いセリフを見ておきましょう。
両想い間違いなしの相手
成功率は90%です。
「両想いなら100%じゃないか」と思うかもしれませんが、これこそが本題であるNGなセリフやタブーな振る舞いに関わってきます。
セリフがヤバすぎて100年の恋が冷めるということが無くはないので10%マイナスです。
NGやタブーというほどでなくても危険度高めなのは、両想いと思い込んで将来設計を語り出す人です。
「来年は旅行に行こう」「結婚は何年後」「将来子供は何人欲しい」などの話題は避けましょう。
「あれ?付き合ってるんだっけ?」と聞きたくなりますし、妄想が激しいタイプだと疑いたくなります。
あるいは、両想いという確信があっても相手に告白させようとする振る舞いはやめた方がいいです。
漫画やドラマでは、思わせぶりな言動によって両想いであることが伝わってきて告白に漕ぎ着けるなんてシーンがよくありますが、あれはフィクションだから上手くいくのです。
漫画やドラマでは、心の声を読者は見ることができますし、双方が会っていない間の行動すら知っています。
だから「この2人は両想いなんだな」と理解できるのです。
しかし、現実の世界ではまず心の声がわかりません。
会っていない間に相手な何をしていたか、何を考えていたかも知りません。
どんなに思わせぶりな態度をとっても、相手がまったく理解しないこともあれば、相手も「告白してこいよ」と思っているかもしれないのです。
このままではずっと平行線。
どうせならこちらからケリをつけましょう。
片思いの相手
成功率は50%。
片想いにも相手からの好意がわかる場合と、全くわからない場合があるのでパーセンテージは前後しますが、両想いというほどの確信がないので、結局イチかバチかです。
これもセリフによって明暗をわけるでしょう。
NGというほどではないにしても、回りくどく好意を伝えるセリフや、逃げ腰のセリフでは成功率が下がるでしょう。
告白シーンも大切です。
ムードもへったくれもない喧噪の中や相手が忙しくて苛立っているときでは成功率は下がります。
片思いの場合、その期間はあまり長引かせない方が良いです。
というのも、思い出が美化されていくように、妄想の中の相手と現実の相手がどんどん乖離してしまうからです。
妄想の中の相手が現実よりも素敵な存在になってしまうと告白のセリフもおかしくなったり、付き合えたとしても幻滅してしまうようになります。
片思いの成功確率が50%としましたが、いかなるセリフを言おうとも成功確率が1割を切るまで下がる場合があります。
それは、相手に恋人がいたり既婚者である場合です。
こればっかりは、どうにもなりません。
可能性を残す理由は、相手に「今の彼女(または妻)を捨ててでも一緒になりたい!」と思わせることができるのことが、無くはないからです。
一度別れた相手
成功率は一気に下がって10%です。
とくにセリフは関係ありません。
上手くいく条件としては、こちらから振ったのに恋心が再燃してしまい、相手もまだ未練タラタラという状態に限ります。
それであれば謝れば戻れるでしょうが、世の中そう上手くはできていません。
相手の未練が残っている可能性が10%くらいだろうということです。
仮に相手の未練が残っていたとしても「戻ってやってもいいけど」と言われたら冷めたりするので、謝って再構築を検討していただく、くらいの気持ちで挑みましょう。
嫌われている相手
成功率は20%。
「嫌われているんだから、一度別れた相手より高いというのはおかしい」と思うかもしれませんが、本当に興味がない相手に対しては「嫌い」という感情すら湧かないものなので、関心はあるという点において、成功する可能性が考えられるのです。
とくに不器用なタイプが相手だと「この人が近づくと自分の感情がコントロールしづらい!」という理由で避けたり、口が悪くなってしまう天邪鬼もいるので、このような、本質的に嫌われてはいない場合は成功確率はもっと上がります。
生理的に無理なレベルで嫌われているなら諦めるしかありません。
それは論理的に説明のつく話ではなく、無理なものは無理なのです。
それほどまででなければ、ある程度付き合いが長くなってお互いを知ればもっと成功確率は上がるでしょう。
相手に対してグイグイいかずに、好意的であるという姿勢を示してジャブを打っておくのが効果的です。
全く話したことがない相手
当然ながら成功確率はほぼ無の1%です。
イケメンや美女であれば成功確率はグンと上がりますが、そうでなければ100人並べて片っ端から告白したら1人くらいOKしてくれそうなレベルと言ってもいいでしょう。
その1人というのも見た目が完全にタイプという場合だけです。
あるいは、「総資産が100億円あるので付き合ってみませんか」というような、愛情はなくてもいいから、とりあえず付き合ってもらうためのメリットを示唆すれば、可能性は多少は上がるでしょう。
一度も話したことがない相手に対する危険度高めな告白は「ずっと見てました」系です。
同じ学校に通う中高生同士なら理解できるセリフでも大人だと怖すぎます。
職場でも同様です。
一体いつどこでどんな風に見てたんだろうという恐怖感は尋常ではありません。
大人なので、ある程度のコミュニケーションは欲しいところです。
話しかけてみるという手筈を無視して、いきなり恋心を伝えられても、「一体どこに惚れたんだ」という疑問が湧くばかりです。
聞いたところで、せいぜい見た目が好きと言うしかなく、内面にまで惚れたと言い及ぶには相手への理解度がないので、おそらく妄想です。
「それは私ではない」と言われてお終いでしょう。
告白のセリフで絶対にNGなセリフ5選
告白は想いを伝えるのが目的だと記載しましたが、意識的にはそれだけでは成功しません。
告白はプレゼンテーションです。
いわば商談ですからら自分を売り込まなければなりません。
だからこそ「成功させる」というのです。
簡単にいえば、両想いなら多少不具合のある告白でも、大体成功するので、そうではないからこそ売り込まなければならないということです。
とはいえ、今回の本題はNG例ですから、成功うんぬんの前にまず確認しておくべき“100年の恋すら冷めさせるNGなセリフ”とは一体どんなものなのか、そして言われた瞬間どう思うかを見てみましょう。
「◯◯となら付き合っても良いかなと思って」
こんなこと言われたら「はぁ?」としか思いませんよね。
一体何様のつもりでこんなセリフを吐くのか、小一時間問い詰めたいレベルです。
いかにそれまで好きだったとしても人格から疑います。
今後まともに付き合っていける気もしません。
素直じゃないキャラとして可愛がられているなら、思いきり顔を赤くしながら言うにはセーフかもしれません。
あるいは、相手が冗談めかして「好き」を繰り返し言ってきたときに「付き合ってあげてもいいよ!」ならまだ良いです。
しかし、ごくまじめに、淡々とこのようなセリフをいうのはヤバいです。
むしろ、よく告白にたどり着くまでのコミュニケーションが今までとれていたものだなと感心します。
上から目線で完全にアウト
こういうセリフを平気で言える人は生活全般で偉そうな節があります。
自己評価が高すぎる、自意識過剰なタイプです。
店員に横暴な態度をとることも多く、客と店側という違いのように相手が強く出られない時に限るという特徴もあります。
基本的に相手をバカにしているので、そもそも両想いになる確率が非常に低く、セリフとしてNGどころの話ではありません。
仮にそのような人格ではなかったとしても、そう思われて当然のセリフであると把握しましょう。
恋が冷めるどころか、人間として引きます。
友達にも戻りたくありません。
「あなたのためなら命を賭けられる」
告白のセリフに気合いを入れすぎるのも困りものです。
命を賭けるなんて言われたら「ドラマの見すぎ」「嘘くさすぎる」「よし、賭けてみろ」という感想が浮かぶでしょう。
もしこのセリフを言っても良いシーンがあるとすれば、臓器移植をしなければ助からない相手と自分の内臓が見事に適合している場合や、船が転覆してボートにあと1人しか乗れない時、あるいは凶悪犯に遭遇して守らなければいけない時ぐらいです。
日常生活ではまずそういったシーンにならないので、やっぱりドラマの見すぎと言わざるを得ません。
思いが重すぎて引いてしまう
第一にセリフが重すぎるので引かれることは間違いないでしょう。
勝手に気持ちが盛り上がっている感じもして少し怖いです。
しかし、同時にとても軽薄な人間であるという印象もあります。
常日頃から「死ぬ気で頑張ります!」が口をついて出る人は要注意。
このようなセリフをいう人は、あまり信用できる人間ではありません。
とくに仕事でこれを言われると、命に対する意識の低さ、浅はかさに呆れるばかりです。
物事に対して真剣に取り組んできた人ほど、このようなセリフを口にしなくなります。
自分にとって、何が本当に価値を持つものかが分かってきますし、命あってこそのものだと理解しているからです。
たかだか好意を伝えるだけで命を賭けるなどと言うことは「その程度の命です」と言っているようなもの。
自分の価値の無さを強調したって何のメリットもありませんから、やめておきましょう。
「仕事が忙しくてなかなか会えないと思うけど付き合って」
まずセリフとして長いです。
さらに「なんでこっちが会いたい前提なんだよ。マジムカつく」って感じですね。
「好きです」と言われた場合の返答としてならOKですが、自分から告白してるくせに、はなから両想いという思い込み、会いたいと思ってもらえるという勘違い、その2つから感じられる傲慢さが気持ち悪いです。
というか、この言葉を告白のセリフに選ぼうとする人がいるのでしょうか。
…まぁ実際に言ってしまう人はいるので、こうして記載しているわけですが、そのほとんどは「コレで行くぞ!」と決めてから言ったわけではなく、緊張のあまり口を滑らせたというものでしょう。
本当にコレでいけると思った上での発言だったらドン引きものです。
そんな前提があるなら付き合いたくない
世の中の恋人たちのほとんどは、運命的で情熱的な惹かれ合い方をしてくっついたわけではありません。
とくに大人になればなるほど、本能での恋心だけでなく理性での判断が伴ってきます。
いかに好きな相手でも、自分の性格からして遠距離は無理とか、愛があっても生活リズムが違いすぎて付き合えないということはよくあります。
会えないというのもその判断基準に入る項目です。
恋愛感情が互いに深まっていて、出張などによって会えなくても気持ちが続く段階まで進んでいるなら大丈夫ですが、そのレベルまでいかなければ、会えない相手に対して恋愛感情を持ち続けるというのは非常に難しいことです。
告白の段階ではまず無理でしょう。
自己中な人だと思われてしまう
セリフの構成からして、最初に提示するのが条件という時点で自己中さがものすごく出ています。
ましてや、今後恋人になってくれるかもしれない人に対して「あなたの優先度は仕事より下ですよ」と宣言しているようなものです。
そんな告白に対して誰がOKしてくれるというのでしょうか。
告白はプレゼンテーションと記載した通り、セリフ冒頭からデメリットとなる条件をつける時点で告白の成功率を下げています。
仕事が忙しくて会えないというのが事実で、仮にお付き合いのOKをいただいたとしても相手に不満を与えてしまう恐れがあり、どうしても伝えておきたいならセリフを練り直さなければいけません。
同じ情報量を伝えるにしても「付き合ってくれませんか。
仕事ばかりしているけど、◯◯さんと過ごす時間が大切なんです。
」という構成であれば自己中感は抑えられ、印象も好転します。
「返事を今週中にください」
これを言われた感想は「なんで期限つきなの?」「来週には次の人にあたるの?」「イベント用?」くらいしか浮かんできません。
なぜ今週中であるのかということを勘ぐらざるをえないからです。
たとえば、クリスマスボッチが嫌だ、彼女がいると友達に嘘をついていたら来週紹介しろと迫られた、結婚を考えている人を親に会わせないと実家に帰らされる、といったような理由があるのではないかと想像できます。
あるいは、勝手に「◯月までに恋人を作る」と決めていて、それに間に合わせるための候補者数人に手当たり次第行きたいために期限つきなのだとしたら不誠実です。
その片鱗が見えた時点でお断りでしょう。
長期出張や転勤、海外移住などが決まっていて、今後会えなくなるのでその前に、ということでしたら、まずそのことを話すべきですし「会えなくなって諦めるのが嫌だったので思い切って告白しました」と言えばいいだけです。
急かすのは自分勝手すぎる
そもそも論になるのですが、告白する側というのは、ある程度へりくだった姿勢でいなければなりません。
なぜなら、相手に「お付き合いをご検討いただきたい」という思いで告白しているからです。
そこに期限を設けるというのは自分勝手すぎる行為といえます。
いかなる想像をめぐらせても期限つきの告白の必要性があるシチュエーションにはたどり着かないので、確実に自分勝手な理由が存在します。
どう頑張っても隠せませんから、告白するならその判断の期間は相手に任せましょう。
「友達以上の関係になりたい」
「じゃあ親友で!」と言われたらどうするつもりなんでしょうか。
「いやそういう意味じゃなく…」などと押し問答するのはヘタクソすぎます。
元より、友達以上の関係というのは相手に宣言してなるものではなく自然となるものです。
あるいは、フラれる前提の場合はダメージを軽くするために、この返事待ちということもあるでしょうね。
逃げ腰というか、仲の良い関係だけはキープしたい、でも気持ちは伝えたいというどっちつかずな感じです。
よく聞く言葉で「友達以上恋人未満」というのがありますが、実質それはただの友達です。
双方合意の上でその関係ということが、まず無いからです。
男女間での友情は成立しないという論者もいますが、その人がそう考えるからそうなるということであって、男女間でも友情は成立します。
2人で食事に行ってもただ楽しんだり、人生相談をし合ったり、お互い結婚しても続く親友同士も世の中にはいます。
だからこそ、友達以上なんていう曖昧な言葉で濁すと面倒なやりとりになってしまう可能性が高いのです。
身体の関係だけを求めているのかと思ってしまう
友達以上の関係で考えられることは、親友、恋人、人によっては舎弟なんかも友達以上と考えるかもしれません。
友達以上の関係というのはあまりにも幅が広いので、相手の憶測の中に「身体だけの関係」が含まれてしまう恐れもあります。
いわゆるセフレです。
セフレはある意味友達以下ですが、人間関係においては以上や以下、未満といった線引きは友達や恋人に限らず非常に曖昧なもの。
どうなりたいかということは明確に伝える必要があります。
同じ理由で「好きです」だけでも「ありがとう」で終わる可能性が高いので「付き合いたい」は告白に含めましょう。
告白でのタブー
告白のセリフはわかりましたが、態度や方法、シーンでのタブーもあります。
巷で話題のサイゼリヤ論争のように、ファミレスでも喜んでくれる相手と恋人になりたいという気持ちはわかるのですが、告白の成功率を上げたいなら話は別です。
子供が走り回って大騒ぎするファミレス、ガヤガヤうるさい居酒屋、往来の多い通りでの告白は成功率を下げます。
もしかしたら聞こえないということもあるでしょう。
上記のシーンはタブーではなくても避けるのが無難なケースです。
それでは、改めてこれをやったら十中八九失敗するというタブーを見てみましょう。
酔った勢いでの告白
お互いに泥酔状態で、その場のノリで付き合うことになった結果、とても良いカップルとして続いているというケースもあるため、うまくいかないこともないです。
しかし、成功確率を考えるなら完全にタブーです。
上記のケースは、お互いがもう両想いに等しく、どちらかが少し勇気を出せば良かっただけといえます。
心からの告白を酔った勢いに任せるというのは、正直めちゃくちゃダサいです。
酒の力を借りないと勇気も出せないのかと思われても仕方がありません。
何がダサいって、これから先の人生でも勇気を出す場面というのは計り知れないほど存在するのに、そのたびに酒の力を借りるんじゃないかというのが、とてつもなくダサいのです。
とくに男性はダサさが際立ちます。
女性の場合は尻軽な印象です。
本気さを感じられない
本人は本気で言っていたとしても、酔った状態でそれが伝わるのは稀です。
なぜなら、逃げ道を残していると考えられるからです。
何か不都合があれば「酔ってて覚えてない」とも言えるし、もしかしたら本当に酔っ払いすぎていて口から漏れただけかもしれないと思ってしまいます。
もしここで本気でOKしてしまったら、後でバカを見るのは自分かもしれないと思うと、どう返答していいやらわかりません。
お酒の力を借りた告白は本気度を伝えられないことを把握しておきましょう。
メールで伝えてメールで返事をもらおうとするのはNG
中学生や高校生ならいざ知らず、大人がメールで告白するというのは、あまりにも幼稚です。
「チキンかよ!」と思われても仕方がありません。
また、メールというのは文章ですから、文才が無い限り、想いを正確に伝えるのはとても難しいといえます。
仕事のメール1つとってもスマートにできない人には向いていません。
LINEの普及によって、今でこそ文章によるやりとりが、まるでリアルな会話のように繰り広げられるようになりましたが、皆使っているわりに、実は高度な技術の上で会話が保たれているということに気付いていません。
文章は、本来その前後関係から意図を把握し、言葉選びによってその人の気持ちを読み取るものでした。
たとえば「うん、わかった」の文言だけを見ても、本当に了承しているのか、しぶしぶなのか、はたまた呆れていて「もういいよ」の意図が強いのかは全くわからなかったわけです。
しかし、LINEは会話がほぼリアルタイムに行われ、素早く言葉を返せるので間違って伝わったと思った瞬間にフォローできますし、前後関係が短文でも、その速度感も含めてテンションを把握しやすくなっています。
そして、スタンプや絵文字で気持ちを伝えることができます。
リアルタイム性、絵文字、スタンプといった技術を細かく散りばめた上で成立しているコミュニケーションです。
では、告白だとどうなるでしょう。
「好きです」という言葉から始まる会話にリアルタイム性を求めるのは難しいものがあります。
ましてや、絵文字やスタンプを使うとさすがにふざけすぎです。
つまり、いつものようなコミュニケーションツールとしての利便性を失い、一気にただの文章と化すのです。
文章だけで意志を伝えることの難しさを実感するでしょう。
これは相手も同様であるため、返信も悩みます。
まだ手紙の方がマシです。
手書きなので筆圧や字の癖によって人柄や想いが多少なりとも乗せられるため、メールよりは伝えやすくなります。
ただ、どちらにせよ告白は直接伝える方が成功率は高いです。
友達に代わりに告白してもらう
これもメールと同様「チキンかよ!」ですし、加えて「他人巻き込むなよ!」です。
断るにも断りづらい上に、その伝書鳩をさせられている友人が可哀想に思えてきます。
OKするとしても、その友人に知られたくないから断るということもあります。
成功率は格段に落ちるでしょう。
頼りなく情けない人だと思われる
まずどういう経緯でそのような告白になったのかという類推が始まります。
「告っちゃえよー」「いいよー」「伝えてやろうか」なんてやりとりが容易に想像でき、その時点で全くといっていいほど魅力が感じられません。
友達に懇願して伝えてもらったともなれば、絶望的です。
また、付き合ってからのことを考えるとゾッとするものがあります。
伝えづらいことがあるたびに友達からの伝言があるかもしれないからです。
「ここを直して欲しいって言ってたよ」「◯◯さんと会うのは控えてほしいんだって」「別れたいんだって」…無理です。
色々と無理です。
良い返事をもらえないとキレる
「確実にDVやりますよね?」って感じですよね。
もうその瞬間から、「お前は生涯誰とも付き合うんじゃねーぞ」とすら思います。
お菓子を買ってもらえない子供がスーパーでダダをこねるのと同じように、自分の気持ちや考えを言葉で表現できる術がないので怒りという形で表れているにすぎず、極めて幼児性の高い人格と言わざるを得ません。
そもそも良い返事をもらえていないので十中八九フラれているわけですが、その理由が「仕事が忙しいから今は考えられない」というものであれば、まだ可能性はありました。
しかし、キレたらおしまいです。
後の祭り。
可能性は0%になります。
本性が見える
告白された側としてはこの段階で本性が見えてよかったですね。
もしOKしていたらキレられなかったわけですから、今後別の機会で怖い思いをしたかもしれません。
キレた側としては、困るのはこれからです。
おそらくその相手の周囲にこの話は伝わります。
評価が急激に下がるのは間違いないでしょう。
まとめ
告白におけるNGな台詞とタブーを見てきました。
どれも考えれば当たり前のことばかりですが、緊張していると出てしまうことがあるので要注意です。
告白そのものは情熱的ではあるものの、自分の思いを押し付けるのではなく、相手の気持ちも考える冷静さは持っておきましょう。
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