まあ、そうは言っても世の中の人間の一体、何パーセントが自分と同じ考え方を持っているでしょうか?
恐らく一人いればいいくらいではないでしょうか。
それも探して探してやっと見つけた、というレベルです。
それほど自分と同レベルの人間なんていない、という事です。
よって、これもものの考え方。
自分が「白い」と思っているものを「黒い」と言う人の方が多いものだ、と達観することです。
そうすればいちいち嫌な人だなあ、という意識も少しは和らぐのではないでしょうか。
3、教えてくれる人だと思う
この方法はポジティブ思考です。
この発想だったらあなたの正義心も良心の呵責を受けることなく行えるでしょう。
嫌な相手だなあ、と思うのはいいのです。
その人はあなたに足りない何かを教えてくれているのです。
そう、一種の「師」のような存在なのです。
あなたも相手が「先生」ならば、多少のことは目をつぶってでも聞き入れるのではありませんか?
もっとも例え相手が「師」であっても本当に正しい事を言ってくるかは分かりません。
中には間違った事を言ってくる人もいるでしょう。
ならばそのような人達を反面教師にして自分をコントロールできるようにするのです。
そういうものの考え方を教えてくれる人、と思えばもう嫌な人、という認識も大きく変わるのではないでしょうか。
4、自分の鏡だと思って接する
実は嫌だと思っていた人の実態は、あなた自身だった。
そう思って接すれば妙な偏見や思い込みも起こらないのではないでしょうか?
人間というものは、相対する人物の生き写しとなるケースもあります。
つまり、あなたの行動や考え方と瓜二つの行動をとってしまう事もあり得るのです。
特に相手の人があなたに関心や好意をもっていたなら尚更、そのような兆候が表れるかも分かりません。
知らぬはあなただけ、という事も起こり得るという訳ですね。
だから、相手の事を嫌だな、と思う前に自らの行動や人への接し方をよく振り返ってみることです。
あなたの行いが実は周りの人から嫌がられている可能性もありますからね。
5、気にしないと言い聞かせる
嫌な人が身近にいたとしても、あなたが気にしなかったらそれで済むのです。
それを妙に気にしてしまうから相手のペースにはまり余計に「嫌だな」という気分になってしまうのです。
人間の意識は案外、単純です。
関心事がどこか違うところに行けば、先程まであれほど嫌がっていた思いがあっという間にどこかへ吹き飛んでいきます。
要はあなたの思い込み過ぎが原因なのですね。
だから、「別に気にならないよ」という風に自分に言い聞かせてその場を乗り切る工夫をすればいいだけなのです。
ただ闇雲に言い聞かせようと意識しすぎると、却って嫌な事が頭から離れない事もあり得ます。
よって、ほどほどの気分を維持しながら別の事を考える手立てを取っていきたいところですね。
何か気晴らしになるものがあればそれが一番いいでしょう。
6、周りの人たちを理解する
あなたにとって嫌な人というのは、あなたの周りの人全てが対象なのでしょうか?
それともその中のほんの一部の人間なのでしょうか?