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利己的な人の13個の特徴と末路。そ...(続き2)

広範な意見に接する機会がどんどん小さくなるからです。

そして本人にはますます近寄りがたい偏屈な雰囲気がただようようになってきます。

そしてそれがさらに人を遠ざけます。

豊かな才能を持て余しいる、それが周囲に理解されず偏屈になっている、というのならまだ救いようははあります。

しかしほとんど人はそうではないでしょう。

②家族でも自分以外は他人

人の話を聞かない状態は、悪化すると家族にまで及びます。

もともと日本の家族は、口をきかなくてもある程度暗黙の了解で回ってしまう便利なところがあります。

何かのきっかけでその状態が極限まで到達すれば、引きこもりを招きます。

父親の潔癖症が急にイヤになる。

それが息苦しく家族を忌避。

外でも利己的と見られうまくいかず。

社会に背を向けついに引きこもり生活へ。

などのパターンです。

家族も自分以外は他人という意識が深まれば、そこまで行ってしまうリスクがあることを認識しておきましょう。

おとなりの韓国・中国には神も仏も存在せず、家族・一族しか頼るものはありません。

春節、端午設節、中秋節などマメに家族で集まっては結束を確認しています。

そして家を一歩出ると外は戦争です。

騙し合い、化かし合い、ゴマのすり合いの連続です。

神様が見ているから行いを正そう、とか地獄に送られないよう正しい生活をしよう、などという抑制ブレーキは働きません。

ダイレクトな殴り合い、利の争奪戦が延々と続きます。

このような社会では全構成員が利己的ですから、本稿のような課題は成立しません。

その逆に、家族をないがしろにするものや、潔癖症、ひきこもりなどはほとんどいません。

家族以外に自らの寄って立つ基盤はどこにもないからです。

そして彼の地で行われていることはそのすべてがファミリービジネスです。

したがって利己的といわれる日本人は中国へ行くことをお勧めします。

波長が合ってそのまま住むも良し。

またはこれではいけないと身を正すのも良し。

いずれにしても家族と自らの関係を考え直す効果は上ると思います。

③ルールやマナーはなし

利己的な行動の解釈を極限まで拡大すれば、ルールやマナーは脇においやられ、目的のために手段を択ばす、というところまで行きつきます。

そうならないためには、外部の力によって監視や矯正をすることが必要です。

しかし第三者の公正な見方、つまり社会正義を振りかざしているだけでは、あまり効果は望めません。

やはり周囲の人間の具体的なアドバイスが第一のストッパーです。

正論で直線的に迫ることも、遠回しな曲線的な言い回しを使うことも、両方対応できるアドバイザーがベストです。

しかし利己的な人にとってそういう人格者は、もっとも煙たい存在に違いありません。

きっと早くから遠ざけてしまっていることでしょう。

ルールやマナーとは社会生活をスムーズに行うためにあるものです。

利己的な行動を取ってこれを無視していては、かえって効率が悪くなるだけです。