利己的な人は、そういうところまで思い至らないのでしょう。
④人の目を気にしない
利己的な人は他人の目を気にしない、と言われています。
これには恥を知らない人という含意があり、明らかにマイナスの評価です。
ここではもっと積極的な意味にとらえてみましょう。
人の目を気にしないことは、逆に言えば集中力が高い人、と言い換えられるからです。
周囲に迷惑が及ばないうちは、ある程度まで許容することも必要でしょう。
これとは逆に人の目を気にしすぎてオドオドしている、というのも大きな問題だからです。
どちらの方がより生産的な仕事ができているのでしょうか。
これはこれで公正に評価しなければならない問題です。
しかし迷惑にまで至らなくても、明らかに見苦しい場合には忠告してあげるべきでしょう。
⑤自分がメリットになることには敏感l
利己的な人は自分の利に敏いと思われています。
ビジネスの世界では、利を求める目端が利いて当たり前です。
また見られていることを意識しながら、自己アピールができるくらいの人でないと成功はおぼつかない、という言い方もあります。
チャンスを敏感にとらえて、図々しく自己アピールできるるのは悪いことではありません。
成功したビジネスマンは一人残らずそれをやってきています。
ただそれが鼻につくようになると周囲は引き始め、逆にマイナスに作用し始めます。
粘り強いのはプラス要素でも、しつこいのはマイナス要素です。
利に敏いのは許容されても、それに振り回されるばかりの人間と思われてはいけません。
返って与しやすい人と思われ、軽んじられてしまうでしょう。
ビジネスマンとしての成長はそこで止まってしまいます。
⑥倫理観が低い
いくら利己的な人といえども自分だけは法律やルールに束縛されない、とまで思っているわけではないでしょう。
とはいえ利己的な人は、決まりを守る意識の低い人が多いのではないでしょうか。
さらに世の中には、法律条文にはない倫理規定もあります。
社会的合意に過ぎませんが、大きく反すれば道義的責任と呼ばれるものが発生します。
利己的な人は自由には責任が伴う、という簡単なことがわかっていません。
それに目を背けることで、自分勝手な行動を助長してしまっています。
こういう人は具体的に罰則を発動しないと、なかなかストップさせることができません。
罰則のない道義的責任であればなおさらです。
倫理観は低いところにとどまり続けたままでしょう。
これを手っ取り早く矯正する方法は見当たりません。
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⑦当たり前に嘘をつく
利己的な人は自分がルールブックだと思っているかのように、大胆に振舞っています。
そのため他人の制定したルールには関知しようとはしません。
その結果、自分を有利に導くためならあらゆる手段を正当化してしまいます。