自分をより大きく見せることにも熱心です。
そのためうそをつくこともためらいはありません。
うそをついているという意識はなく、正しいことをしていると思いこんでいるからにほかなりません。
また利己的な人は何かにつけ言い訳も多いものです。
言わなくてもいいことを付け加えるのです。
それがかえってイメージダウンを招いています。
しかしこれも自己正当化の一環として非常によく表る現象です。
⑧周囲の感情は無視
利己的な人は周囲の感情を無視していると言われがちです。
これは無視というよりも人の感情には鈍く、うまく汲み取ることができない、ということでもありそうです。
他人のいやがることを感知するアンテナがうまく働らいていないと見られます。
唯我独尊のイメージです。
しかしこれは逆から見れば、他人の目が気にならず、プレッシャーに強い人とも言えます。
本番に強いといわれるスポーツ選手は、これに当たるのではないでしょうか。
観衆の期待など他人の感情にに左右されない強さです。
他人の感情は基本的に重視し、場合によっては無視もできる、とバランス良く使い分けることができれば理想的でしょう。
しかしこのような人は実際にはあまり見かけません。
⑨いい人そうに振る舞う
利己的な人は自分が組織の中にいる場合、主流派として輝いていないと我慢できません。
街中でも会社でも大手を振って歩きたいのです。
実際には輝いてはいなくても、そう見えるように振舞うことに長けています。
このタイプは男性でいえば大男、女性なら美人にとくに多いようです。
彼らはどこにいてもよく目立ちます。
こっそり隠れているわけにはいきません。
そのため常に堂々としていたい、という欲求は人一倍強いのでしょう。
一見すると、姿形良くいい人そうに見えます。
しかし実態の伴わない人はそう遠くないうちにバレてしまいます。
これを見定めるのはそれほど難しいことではありません。
見た目に騙されないように注意しましょう。
⑩自分の利益になる人しか付き合わない
利己的な人は、有利不利の感覚だけは研ぎ澄まされていることが多いものです。
役に立ちそうな人を選んで付き合っていきます。
ビジネス上では、社内なら自分を引き上げてくれそうな将来有望な上司をぴったりマークします。
筆者の勤めていた会社でも、わざわざ上司の家のそばへ引っ越しして回っている人がいました。
努力の甲斐はあって実力以上のポストを手に入れた、と評価されています。
社外では、自分の言うことをよく聞いてくれる取引先を最優先するなどです。
癒着といわれることも恐れません。
利害関係のない第三者には〝見え見え″ですが、多少の批判くらいでは動じません。
なぜなら強い決意をもって臨んでいるからです。