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「えらい」は方言?疲れた時の言い方...(続き3)

では、さっそくあらゆる地方の「疲れた」ときのいい方を学んでいきましょう!

しんどい


「この仕事しんどいなぁ」「しんどすぎてもうオワタ」なんて、疲れたということを「しんどい」と表現しているそこのあなた!

いらっしゃいますか?

「しんどい」というと人によっては、疲れるというよりは「この物事を続けることに胸が痛くなる・重くなる・やる気がおきない」「腰が重い」なんていう意味で使っている方もいるはず。

しかし、この「しんどい」を「疲れた」という意味で使っている地域の人達は、そのような意味合いでは使っていないんですね。

「この仕事しんどいなぁ」というのであれば「仕事を続けるのツライ」ではなくて、「この仕事のせいで疲れた」という意味になります。

また、「しんどすぎてオワタ」というのであれば、「疲れすぎてもうオワッタわ」という意味になるわけです。

四国・関西地方

このように「疲れた」という言葉を「しんどい」と表現するのは、四国・関西地方になります。

さきほど「えらい」という言葉は、中国地方の方言であるとお伝えしましたよね。

中国地方と四国地方なんて、目の先の距離にあるというのにこんなにもまったく別の方言が使われているんですね。

また、関西人と交流した事がある方は彼らの「しんどいわぁ」なんて言葉をよく耳にしたことがあるはず。

それって、「めんどくさいわ」なんていう意味ではなく「疲れたなぁ」という意味なんですね。

もしかしたら、間違って会話を解釈していたのではないでしょうか。

筆者は、実際に間違って解釈していました・・・。

あの時の京都出身のあの子、ゴメンヨ…。

だるい

次に「疲れた」を「だるい」として表現する地域の人達がいます。

その地域の方であれば「うんうん」とすぐにでも納得できるのかもしれませんね。

しかし、別のエリアで育っテ着た人にとっては、それはとても違和感を感じてしまいます。

なぜならば、「だるい」というのは「疲れた」というニュアンスを含んでいながらも「これをやるのはめんどうくさい」「重い腰があがらない」なんていう「しんどい」と同じ意味を持っているからなんですよね。

同じ意味であればいいのではないかと思われがちですが「疲れた」と言い切ってしまうのと、そういいきるのではなく「その物事自体を継続するのが面倒くさい」というのとではまったく意味合いが異なっていることに気づかないでしょうか。

そのため、この言葉もまた別の地域出身の人に使うと誤解を招きやすいことになります。

「この仕事だるい」「デートだるい」なんていうと「この仕事で疲れた」「デートに疲れた」という意味になりますね。

でもそれをまったく別の解釈をすると「この仕事やる気起きない(まだ何も着手していない・進んでいない途中の段階)」「デートめんどうくさい(相手に対してかない失礼)」となってしまうからです。

北陸地方

「疲れた」を「だるい」と使う地域は、ずばり北陸地方になります。

数年前に北陸新幹線が開通して、とてもアクセスがよくなりましたよね♪

そのため、これまで足を運んだことがなかった方でも気軽に行くことが出来るようになりました。

そのため、「だるい」という言葉を誤解されないように気をつけなければいけない、気をつけて間違った理解をしないようにしなければならないんです。

こわい

「こわい」なんていうと「何におびえてるの!?」なんて人によっては、その言葉を発した人を心配してしまうでしょう。

しかし、「こわい」というのを「疲れた」という意味で使っているので何かにおびえているという状況ではないんですよね。

これまでにお伝えしてきた「だるい」「しんどい」という言葉も相手に大きな誤解を与えてしまいますが、この言葉は特に相手に誤解を招きやすい言葉になります。

なぜならば「体こわい」「その作業こわいわ」なんていうと、その地域ではない人は「体のなにが怖いの!?」「その作業で命をとるような動作ある!?」なんて思われてしまうんですね。

そのため、特に別の地域に出てきて相手との会話がかみ合わないかもしれません。

東北地方

「疲れた」を「こわい」と使う地域は、東北地方になります。

東北地方というとダミ語といわれるような方言で有名ですよね。