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「えらい」は方言?疲れた時の言い方...(続き4)

「~だあ」とか「~だべ」なんていう言葉です。

それだけだととても可愛らしい方言に見えるのですが、実は「こわい=疲れた」という方言も存在しているんですね。

そのため、東北地方の方言はかわいいからといって会話を弾ませようとすると、この言葉でひっかかることになってしまうんです。

「自分のことを怖がっているのかな」なんて誤解してしまったら、その先の会話が続くなくなるものです。

もしも、東北出身の方や東北出身の方が親族にいる人と交流するときには、こわい=疲れたという意味であるということを頭に入れておきましょう。

きつい

次に「きつい」という言葉です。

標準語においては「きつい」という言葉は、「(ある物事に絶えることができないくらい)追い詰められている」というような意味合いで使われることが多いです。

また、何かのサイズが合わずに体をしめつけ”きつさ”を感じるときにもこの言葉が使われます。

しかし、ある地域では「きつい」を「疲れた」と表現します。

というのも、体がもうきついくらいに疲れている・・・という極度の疲れをあらわしていると思うと理解しやすいかもしれないですね。

「この仕事きついわ」なんていうと、この地域に住んでいない人であれば「この仕事はやるに耐えられない仕事だ」なんて解釈するもの。

しかし、この言葉を方言としている地域では「この仕事で疲れた」という意味になるんです。

まったくもって意味合いがことなってきますよね。

九州地方

「きつい」を「疲れた」という方言で表現する地域は、九州地方になります。

九州というと女性はおしゃべりで男性は寡黙なイメージがあるかもしれないですね。

おしゃべりな女性が「きつい」といえば、自分と話していることに嫌になってしまったのかなんて捉えてしまいますが、そうではないんですね。

それに会話の流れによって、何か物事を継続することが耐えられないのか、それとも疲れているのかなんて分かるはず。

特にあまり言葉を発しない九州男児の方とおしゃべりするときには、その言葉で傷つかないようにあらかじめ頭にいれておくといいでしょう。

つらい

「つらい」というと、あなたはどのような意味を頭に思い浮かべるでしょうか?筆者は、個人的に「辛い」という漢字を思い浮かべます。

「きつい」と同様に何かを続けるのに耐えることが出来ないとか、なにかをやったとしても心が重く感じられる、心が傷ついた状態をさしています。

しかし、この言葉を「疲れた」と表現する地域はまったくそのような意味合いで使いません。

それはそれ相応の方言があり、「疲れた」というときにだけ「つらい」と使うんですね。

中部地方(一部)

ずばり、「つらい」という言葉を「疲れた」と使うのは、中部地方の一部の地域のみになります。

そのため、あなたが中部地方の出身であっても「こんな言葉知らんぞ!?」なんて思ってしまうかも。

それは、あなたの生まれ育った地域が入っていないだけで、少しエリアを移動すればバリバリ使われている言葉なんです。

同じ地方の出身だからといって会話がかみ合わないなんていうことも・・・。

せこい

「せこい」なんていうとズル賢い頭脳を使って、人を出し抜く人を思い浮かべませんか?

それって筆者だけでしょうか・・・。

それはおいといて、「せこい」という言葉を「疲れた」と表現する地域もあるんです!

その地域に住んでいるとかそこで生まれ育った方であれば、おなじみのことかもしれません。

しかし、これまたまったく別の地域で暮らしてきた人にとっては「せこいが疲れただと・・・!?」なんてビックリしてしまいます。

それに「この仕事せこい」なんていえば当の本人は「この仕事で疲れたなぁ~」と伝えたいのですが、別地域出身の方にしてみれば「この仕事のなにがせこいだ!?」「隠されたひみつでもあるのか!?」なんてまったく考えなくてもいいことまで考えることになるんです。

かなりややこしい方言になります。

四国地方

この方言を使うのは、四国地方になります。