「あの人は端正な顔立ちをしている」「端正な振る舞いが美しい」など、美しい容姿の人を褒める際に「端正」という言葉を用いることがあります。

日常的に使う機会はそこまで多くはありませんが、小説や雑誌などでは見かける機会も多いため、知っておけば言葉の意味を理解しやすいでしょう。

端正の意味や、端正な顔立ちの人に共通する特徴についてご紹介していきます!

端正の基礎的な意味

「端正」とは、「姿や形、動作などが正しくてきちんとしていることや、そのさま」「顔立ちなどが美しく整っていることや、そのさま」という意味があります。

前者の意味としては、対象物そのものにではなく、それの動作や仕草などに対して使われることが多いです。

また、後者の意味としては、対象物そのものの美しさや優れた外見などに対して使われることが多いです。

純粋に対象の相手を褒める際に使われる言葉ですので、悪意や嫌味など、言葉の裏に別の意味が込められていることはありません。

そのため、もしも誰かに「端正な顔立ちをしているね」や「端正な筆遣いだね」などと褒められることがあれば、それは純粋にあなたのことを褒めていたり、好意的に感じていたりするのでしょう。

わざわざ端正という言葉を使ってまで相手を褒めることは、日常的にはそこまであることではないため、褒め言葉としてはかなり上級のものと思っても良いでしょう。

端正の使い方

端正は、相手の外見や立ち振舞いに対して褒めようとする時に使う言葉です。

「きれい」や「かわいい」「かっこいい」などの言葉は日常的にもよく聞く言葉ですので、本心から相手を褒めても人によってはお世辞や軽い言い回しに聞こえてしまうこともあります。

一方で、「端正」という日常ではあまり聞き慣れない言葉を用いると、それだけ相手に対して本気で褒めているのだということが伝わりやすくなります。

とはいえ、あまり気取ってそういうと気障な印象になってしまうため、あくまでも自然に「端正だね」と言葉にすることで、わざとらしくなく相手に伝えることが出来るでしょう。

では、実際に端正という言葉を使う際には、どのような言い回しで使うことがあるのでしょうか?以下に具体例をご紹介していきます。

端正な顔立ちの品の悪くない青年


「端正な顔立ち」と聞くと、あなたはどのような顔を思い浮かべますか?大抵は美しく整っている顔立ちを想像することでしょう。

しかしそれが、「まるで作り物の人形のように整った顔立ち」なのか、それとも「物語に登場する妖精や天使のように愛らしい顔立ち」なのか、もしくは「モデルや芸能人のようにきれいな顔立ち」なのか、端正な顔立ちの認識の度合いには個人差があります。

そのため、例えば自分が端正な顔立ちだと思った人のことを、別の人はそんなことはないと感じていることもありますし、他の人が「あの人ってとても端正な顔立ちだよね」と言ったことに対し、自分はそれに同意出来ないこともあるでしょう。

端正の認識は個人で違いますが、少なくとも自分にとっては「端正な顔立ちだ」と思えば、その対象人物の顔はとても整っているということになるでしょう。

そのような場合に、「あの人は端正な顔立ちの人だ」や「端正な顔立ちの品の悪くない青年だ」などと使うことがあります。

また、「端正」という言葉には、暗に品の良さも感じさせます。

いかにも上品な人に対して「端正」という言葉を使うことはあっても、顔が良くても下品な人に対して使うことはないでしょう。

端正な足

端正という言葉は、何も顔立ちに対してのみ使われるわけではありません。

顔以外のパーツに対しても用いることがあります。

例えば「端正な足」という表現をした場合、それだけ美しく整った足をしているのだということが想像つくでしょう。

太過ぎず、かといってガリガリに細すぎることもなく、きめ細かでシミやくすみのない滑らかな美しい足に対して、「端正な足ですね」と表現することがあります。

足専属のタレント、いわゆる「足タレ」を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

足タレはCMや雑誌のモデルとして端正な足を披露する機会が多いため、「端正な足」の代表と言ってもいいでしょう。

人形のような端正な外見をしている

世の中には、人形のような端正な外見をしている人がいます。

同じ人間とは思えないほどに、まさに神に愛されているかのような美しい容姿をした人が時々いますが、そうした人に対して「まるで人形のように端正な顔立ち」と表現することがあります。

人形のような、というのは、まさしく「一見作り物かと思うほどの美しさ」という意味でもあります。

そんな美しさを持つ人はそうそういませんので、稀にそうした美しい容姿の人が現れた時には、上級の褒め言葉でもある「端正」を使うことが多いです。

美しさというのは、努力次第でいくらでも得ることが出来ます。

例えばスタイルの良さであれば、一生懸命に体型管理をすれば、人から羨ましがられるようなスタイルを手に入れることは可能でしょう。

また、顔の美しさや肌の質感に関しても、自分で努力出来るところは努力して、どうしようもない部分は整形をすれば、いくらでも美しくなることが出来ます。

しかし、そうした人為的な努力をどれだけしても追いつけないほどに、まさに人形のような端正な外見をしている人というのは少数存在します。

そうした人たちは少なからずモデルやタレント、俳優などの道へ進むことも多く、一般人とはかけ離れた天性のオーラを持っていることも多いです。

端正の複合名詞

「複合名詞」とは、1つの名詞に1つ以上の単語が結びついて、新しい名詞になったものです。

例えば「交通安全」や「割り箸」など、日常的に当たり前の言葉として使っているものも、よく見てみれば複合名詞になっていることが多いです。

それらの複合名詞の中で、「端正」という言葉を使ったものもありますので、以下にご紹介していきます。

挙止端正

「挙止」とは「きょし」と読み、立ち振る舞いを意味する言葉です。

同じ意味を持つ言葉に、「挙動」や「挙措(きょそ)」があります。

「端正」が動作や振る舞いがきちんと正しいさまであることから、挙止端正とは「立ち振舞いがきちんと正しいさま」や「立ち振舞いが美しいさま」といった意味になります。

例えば日本舞踊の動きや、茶道や華道の動作は、見ているととても美しく、整った様子に思えますよね。

日本人特有の、柔らかくしなのある動作や、ピンと伸びた背筋と繊細な手つきは、誰もが「美しい」「きちんとしている」と感嘆するような端正さを醸し出しています。

華道や茶道に関わらず、例えば街を歩いている時に、猫背の姿勢でダラダラと歩いている人と、背筋をきちんと伸ばして軽快に歩いている人とを見比べると、どちらが挙止端正さを感じさせるかは一目瞭然でしょう。

挙止端正とは、そうした立ち振舞いや動作がきちんとしているさまや、美しいさまを意味しています。

厳格端正

「厳格」とは、「規律や道徳に厳しく、不正や怠慢を許さないことや、そのさま」という意味があります。

そして「端正」は、「姿や形、動作などが正しくてきちんとしていることや、そのさま」という意味ですので、「厳格端正」とは、「規律や道徳が正しくきちんとしていることや、そのさま」という意味になるでしょう。

「厳格」だけでは、それが厳格な様子なのか、それとも厳格ではない様子なのかが分からずに、そこに付け加える言葉によって意味が変わってきます。

しかし「厳格端正」という名詞になってしまえば、誰がどう見ても厳格な振る舞いがきちんとされているさまになるでしょう。

例えば警察官や自衛官など、規律や道徳を守る職務に就いている人たちの場合、厳格端正な人が多いでしょう。

容貌端正

「容姿端麗」という言葉は、よく「文武両道」という言葉と共に使われることが多いです。

「挙止端正」や「厳格端正」という言葉を聞いたことがないという人でも、「容姿端麗」という言葉には聞き覚えのある人も多いでしょう。

「容姿」は「顔かたちや、体つき」「すがたかたち」という意味ですので、容姿端麗といったら、見目美しいさまや、美しい外見をしている人のことを指します。

例えば誰かが「あの芸能人は容姿端麗だね」とある芸能人を褒めたのなら、それはその芸能人の外見が美しいと褒めていることになります。

また、「○○さんは容姿端麗で文武両道で、完璧な人だね」と言ったならば、それはつまり「○○さんは美人だし、頭も運動神経も良くて完璧だね」と褒めていることになります。

外見の美しさは、よく知能や運動能力と共に並べられることがあるため、「文武両道」という言葉と一緒に使われる機会が多いのです。

操行端正

「操行」とは、「道徳的な面から見た、普段の行い」という意味です。

「素行」や「品行」とも同じ意味として使われます。

そのため「操行端正」とは、「道徳的な行いが正しくきちんとしているさま」という意味になります。

人情に溢れ道徳から外れずに、正しい人間としての生き方を送っている人が、この操行端正の言葉に当てはまるでしょう。

約束は守り、他人を裏切ったり傷つけたりすることをせず、強い芯を持って正しい人生を送ることは、簡単なようでいて案外難しいものです。

自分可愛さに嘘や誤魔化しをしてしまうことはありますし、時には誘惑に負けて悪いことをしてしまうこともあるでしょう。

しかし、それらの甘えや誘惑に打ち勝つことのできる人は、まさに「操行端正」の言葉を得るにふさわしい優れた人間性をしているでしょう。

端正の類義語

「端正」はあまり日常的に使われる言葉ではありません。

使う機会が少ないというわけでもありませんが、一般的な褒め言葉よりは上級の褒め言葉になりますので、そう簡単に「あの人は端正だね。あっちの人も端正だ。」などと軽々しく使うことはないでしょう。

では、端正とまではいかなくても、それに近い意味として言葉を使う時には、どのような言葉で表現すれば良いのでしょうか?端正の類義語を以下にご紹介していきます。

綺麗

「綺麗」には、たくさんの意味があります。

「目に見て美しく心地良いさま」「耳に聞いて美しく心地良いさま」「汚れがなくさっぱりと清潔なさま」「穢れなど、やましい点のないさま」「男女間の肉体的な交渉がないさま」「きちんと整っているさま」「残り無く事が行われているさま」など、一口に「綺麗」と言っても、その意味はとても豊富です。

外見的に見た美しさや心の美しさ、物事の整っているさまなど、どんな対象や物事に対しても用いることの出来る言葉です。

それゆえ「綺麗」という言葉は日常的に頻繁に使われています。

私たち日本人のように、日本語の扱いに長けている人であれば、例えば「○○さんは綺麗だ」という一言だけを聞いて、それが外見を指すのか、それとも心を指すのかを容易に想像することが出来るでしょう。

「綺麗」は、「端正」の言葉の代わりに使われる頻度が最も多い言葉でもあります。

「○○さんは端正だね」というと、何だか気障に聞こえてしまいそうな時には、「○○さんは綺麗だね」と言い換えることで、違和感なく言葉を発することが出来ます。

端麗

「端麗」は、「姿かたちが整っていて美しいことや、そのさま」という意味があります。

言葉の響きも「端正」とよく似ていますが、「端麗」の方が使われる機会は少ないでしょう。

「端麗」の場合には容姿の美しさのみを意味していますが、「端正」では容姿の美しさだけでなく、振る舞いの正しさも意味していますので、それだけ「端正」の方が、出番が多いのかもしれません。

「端正」は男女に関係なく使われる言葉ですが、「端麗」は「麗しい」という漢字が使われていることから、女性に対してより多く使われる言葉でもあります。

端整

「端整」は、「端正」と意味はまったく同じですので、どちらの漢字でも使うことが出来ます。

漢字の印象から見た時には、「端正」は「振舞いが正しくきちんとしているさま」で、「端整」は「容姿が美しく整っているさま」のように思えますが、実際にはどちらの意味として使っても問題はありません。

「端整」という漢字でも同じ意味を持つことを知っていれば、「漢字が間違っている!」と勘違いの指摘をしてしまい、余計な恥を掻くこともなくなりますので、例え使う機会はなくても知識として知っておきましょう。

端正な顔立ちの特徴8個


「端正」という言葉がどんな意味を持つのかということは理解出来たと思います。

では実際に、どのような顔のパーツをしていれば、「端正な顔立ちだ」と言えるのでしょうか?どんな顔を端正だと感じるのかは人によって違いますので、自分が端正だと思った顔立ちを、他の人は同じように感じていないことは多いです。

けれども、顔のパーツだけで見た時には、個々人が思う端正のイメージは似通っていることが多いです。

では、どのようなパーツに対して人は端正だと感じやすいのでしょうか?具体例を以下にご紹介していきます。

1、卵型の輪郭

顔の輪郭は、人によってさまざまです。

面長な顔の人がいれば、反対に丸顔の人もいます。

顔の輪郭の凹凸が激しい人もいれば、顔の輪郭が平らな形をしている人もいます。

顔の輪郭にもたくさんの種類がありますが、その中でもとくに卵型の輪郭が端正だと考えられています。

卵型の輪郭の場合、顔のパーツの1つひとつが綺麗に顔全体に収まっていることが多いです。

顔の輪郭は骨格と深く関係していますので、美しい卵型の輪郭をしている人は、顔のパーツも全体にバランスよくついているため、比較的周りから見た時に「綺麗」「整っている」と思われやすいとされています。

また、顔の輪郭の凹凸が激しかったり、面長だったりする人の場合には顔つきも独特で、特徴のある人が多い一方で、卵型の輪郭の場合には突出した輪郭の特徴がないため、その無難さが端正だとする説もあります。

2、ぱっちりとした目

美の基準は、時代によって変化します。

例えば平安時代には、眉を全て剃ってしまい、短く太い麿眉をかき、腫れぼったい頬とおちょぼ口に、細い切れ長の目が美人とされていました。

いわゆる「おかめ顔」が当時の美人でしたが、現代ではそのような顔は「平安顔」と言われており、現代の美の基準とは違っていると考えられています。

では、現代の美の基準とはいったい何なのでしょうか?現代の美の基準の1つに、目の大きさがあります。

現代では、目はぱっちりとした二重で、大きいほど美しいと考えられています。

そのため、生まれつき大きな二重のぱっちり目をしている人は、周りの人たちからは羨ましがられることが多いです。

目がぱっちりしていると、その分黒目の大きさが目立ち、吸い込まれそうな魅力を感じさせます。

切れ長の細い目は何とも言えない色っぽさを感じさせますが、瞳の大きさが目立たない分、表情によっては暗く見えてしまったり、重たげな印象になってしまったりします。

一方でぱっちりとした二重の大きな目は、愛らしさや美しさを際立たせます。

和風の人形よりは、どこか西洋人形を思わせるような美しくて大きな瞳は、それだけで表情を明るく見せますし、周りからの好印象になりやすいメリットがあります。

彫りが深く二重美人

ぱっちりした大きな目は、ほとんどの場合二重になっています。

一重の場合にはどうしても瞼が目に被さる形で、腫れぼったさを感じさせてしまいますが、二重の場合は瞼の重さを感じさせないため、目がはっきりと大きく見えます。

二重の部分がくぼんでいるため、肌に凹凸が出来て彫りが深くなり、アジア顔よりは西洋顔に近い顔立ちになることが多いです。

二重美人はとくに女性の憧れでもあります。

学生時代からアイプチやアイテープのような化粧道具を使って二重を作る女子は多いですし、プチ整形をする際にも瞼を弄る女性は多いです。

一重の女性が二重に整形すると、それまでとはまるで別人のようになりますが、ぱっちりの二重瞼はそれだけ周りの人に与える印象が変わるということでもあります。

3、鼻が小さく、筋が綺麗に通っている

西洋人の顔立ちは、とても彫りが深くて目鼻立ちがハッキリとしており、迫力のある雰囲気をしています。

顔のパーツの1つひとつも大きいため、目もぱっちり二重が多いですが、また鼻も大きな形をしている人が多いです。

西洋人の鼻は長く筋が通っていて、鼻のサイズは大きめで、人によってはやや鉤鼻になっていることもありますが、反対にアジア人にはそうした西洋人の鼻の特徴はほとんどありません。

元々顔のパーツの凹凸や彫りの深さが西洋人とアジア人とでは違っています。

私たち日本人はアジア顔ですので、顔の凹凸も少なく、つるりとしてまさに卵型の顔の形をしている人が多いです。

顔全体の形がそうなっていますので、当然それに合わせて1つひとつのパーツも小さくまとまっています。

人によっては顔の輪郭に合わせてパーツも大きな場合がありますが、少なくとも日本人の美の基準としては、鼻は小さく、それでいて筋が綺麗に通っているのが理想的な鼻の形だと言われています。

鼻はあまり小さすぎても印象がまた変わってしまいますが、その分鼻筋が長く通っていれば、端正な鼻の作りに見えます。

鼻筋が通っていると化粧をした時により映えますので、鼻は小さく、筋は綺麗に通っているのが理想的と言われています。

4、セクシーで潤った唇

唇は、人によって薄い唇や、ぽってりと厚い唇などがあります。

上唇は薄く下唇は厚い人もいれば、その反対の人もいます。

そんなたくさんの唇の形の中でも、少しふっくらとした厚さのある唇が理想的だと言われています。

とくに女性の場合は、ぽってりとした厚めの唇は、とてもセクシーで魅力的な印象を与えます。

リップクリームや口紅を塗ることで、いかにも艶があって柔らかそうに見えますので、唇の魅力に惹かれてしまう男性も多いことでしょう。

ある程度のふっくらとした厚さがあり、またその唇が潤っていることが、美しさの基準です。

例え厚めの唇でも、乾燥してカサカサとしていたらとても端正な唇には見えませんし、反対にグロスを塗り過ぎてテカテカと不自然に潤い過ぎてしまっても、メイクのきつい印象を見る人に与えてしまうでしょう。

一方で男性の唇の場合も、薄すぎるよりは少しくらい厚めの形をしている方が、包容力や穏やかな印象を見る人に与えるため、好かれやすいです。

唇の潤いは、女性のように艶めかせる必要はありません。

日頃からリップをして乾燥を防いでいれば、唇本来の淡い色で十分に魅力的に見せることが出来るでしょう。

ぽてっと厚くてもダメ、薄すぎてもNG

唇の厚さは、ぽてっと厚すぎても良くありませんし、薄すぎても良くないでしょう。

厚すぎる唇の場合、顔のパーツの中でも唇にばかり目がいってしまいますし、厚い唇を不愛想に閉じていると、より印象が悪くなってしまいます。

一方で、唇が薄すぎてしまっても、軽薄な印象に映ってしまったり、顔全体の印象がぼやけてしまったりします。

唇の厚さ、薄さに悩む人の場合、整形よりもリップや口紅など、メイクで工夫することが多いです。

唇の厚さや薄さはどうにも出来ないと悩む人も多いですが、実際には工夫や努力で印象を変えることは出来ます。

5、キレイなEライン

「横顔美人」という言葉を聞いたことがありますか?

美しい横顔を持っている人には、「キレイなEラインがある」という共通する特徴があります。

「Eライン」とは、鼻先から顎にかけて直線に結んだラインのことです。

アメリカの歯科矯正医ロバートリケッツが、1954年に美しい横顔を量る基準として発表したものです。

一般的に横顔が美しいと言われている人は、Eラインよりも少し後ろに上下の唇があるとされています。

欧米人は鼻先が長く高い人が多いため、この基準にあっていれば横顔が美しいと言えるでしょう。

しかし日本人を含む多くのアジア人は欧米人よりも鼻が低いので、Eラインに上下の唇の先が接すれば美しい横顔だと言えるでしょう。

人の顔とは不思議なもので、正面から見た時の顔と斜めの角度から見た時の顔、さらには横顔で印象が大きく異なります。

正面の印象しかない人が、横顔になった途端に別人に見えることも珍しくはありません。

日本人を含むアジア人は、見る角度によって感じるギャップが大きいですが、それでもEラインは現代の美の基準の1つだと言われています。

6、顔全体のバランス

顔の美しさを量る上で、何よりも重要だと言えるのが顔全体のバランスでしょう。

例えどんなに顔のパーツの1つひとつが美しく整っていたとしても、顔全体のバランスと合っていなければ、決して「端正な顔立ち」には見えないことでしょう。

例えばキリッと整った眉に、パッチリと二重の大きな目があるとします。

この2つがバランスよく顔についていれば、見るからに端正な印象になることでしょう。

しかしもし、眉と目の隙間が大きく開いてしまっていたら、見た目の印象は少なからず変わってしまうでしょう。

また、例えば鼻は小さく筋が通っていたとしても、鼻の形が曲がっていたり、唇との距離が離れていたりすれば、それもまた顔の印象が変わってしまうことでしょう。

さらには、全体的に小顔なのに、顔の1つひとつのパーツがとても大きければ、端正な顔立ちというよりは、何だか小動物のような印象になってしまいます。

いくら顔のパーツが整っていたとしても、それと顔全体のバランスとが合っていなければ、端正な顔立ちになることはありませんので、顔全体のバランスはそれだけ重要なポイントと言えるでしょう。

5、眉の形がバランスよく整っている

顔の端正さを量る上で、眉の形も重要です。

眉を剃るのに失敗してしまった人や、あえて毎回すべて眉を剃っている人ならばよく分かると思いますが、眉がなければ顔の印象は一気にぼやけてしまいます。

また、どんなに顔のパーツが整っていても、眉がなければ不自然にパーツが浮いてしまったり、不愛想で印象が悪くなってしまったりします。

ただ目の上に2本の線があるだけですが、それが顔の表情や印象を持たせるのにとても重要な働きをしています。

眉の形は、整えたり書いたりすることでいくらでも変えることが出来ます。

眉の形1つで、優しい印象になったり、きつい印象になったりします。

女性の場合、メイクを変えることで相手に与える顔の印象は大きく変わりますが、アイシャドウやマスカラを塗るよりも、眉の形を変えるだけで顔の印象はかなり変化します。

また、眉の形はもちろんですが、左右の眉のバランスが整っているのかも大切です。

片方の眉は優し気なのに、もう片方の眉はきつい印象になっていると、とてもちぐはぐな印象になってしまいます。

眉の形もどちらもきちんと整っているかどうかで、顔の美醜は変わります。

6、肌がキレイ

どんなに目が大きくても、唇が魅力的な形や艶をしていても、肌がボロボロだとその魅力は半減してしまうでしょう。

反対に、目の大きさや唇の形に少しくらい自信がなかったとしても、ツルツルとしたキレイな肌をしていれば、それだけで見る人の印象は良くなります。

素肌の美しさというのは、どんなにメイクを濃くしても、よく見ればバレてしまいます。

ボロボロの肌にファンデーションを塗ったところで、穴ぼこのような汚さを隠すことは出来ませんし、メイクを厚塗りにすればするほど本来の肌の色や質感からは浮いてしまうため、不自然な印象になってしまいます。

肌がキレイであれば、どれだけナチュラルメイクをしてもそのキレイさはよく分かりますし、顔全体の印象も明るくなりますので、肌がキレイな人はそれだけで、端正な要素を持っていると言えるでしょう。

7、白くてならびのいい歯

人が笑顔を浮かべた時に、歯並びの良し悪しで品の有無や顔の印象が変わります。

どれだけ完璧にメイクをして、美しい顔立ちを作ることが出来ても、口を開けた時の歯並びが悪いとそれで一気に印象が悪くなってしまいます。

また、歯の色も重要で、タバコやコーヒー、赤ワインなどの色素が付着した歯の色は茶色に近かったり黄ばんだりしていて、とても汚く見えてしまいます。

歯並びが良くても歯の色が黄ばんでいれば印象はよくありませんし、その逆も然りでしょう。

白くてならびのいい歯をしていると、にっこりと笑った時に顔の印象がさらに明るく美しく見えます。

8、笑顔がキレイで可愛い

「笑顔は七難隠す」「笑う門には福来る」などのことわざにもあるように、笑顔でいればそれだけで顔がキレイで可愛く見えます。

しっかりと笑顔を作ると顔にしわが寄ってしまいますが、そのしわですらも笑顔を美しく見せていますので、ほうれい線を気にする必要などありません。

例え顔に自信がなくても、笑顔でいれば愛嬌が勝り、本来の姿よりも良く相手に見せることが出来ます。

端正は人に対して使おう

「端正」とは、容姿の美しさだけでなく、立ち振る舞いやきちんとした正しい行動に対しても使う言葉です。

見るからに美しい外見をしている人や、立ち振る舞いの所作の美しい人には、惜しみなく「端正」の言葉を使っていきましょう。

ただし、「端正」は自分に対しては使わず、あくまでも自分以外の人に対して使いましょう。

自分で自分を端正だと言っていると、周囲からは冷ややかな眼差しを浴びてしまいます。

使い方に注意して、「端正」という言葉を使っていきましょう!