成功すると思っていないからこそ、うまくいった場合、心からありがたいと思うことができ、感謝が倍以上に感じられるのです。
例えば、みんなからの憧れの的で、非常にモテるマドンナ的存在に「ダメ元」で告白をしたら、なんとお付き合いができることになった。
そんな時は、うれしいと感じると同時に、応援してくれた友達に感謝したり、自分の気持ちを受け止めてくれたマドンナ的存在にも、ありがとうと思えるのではないでしょうか?
また、自分よりも強い対戦相手と、ダメ元で勝負して勝利をしたとき、応援してくれた人に感謝をすると同時に、勝負をしてくれた相手にも感謝するのではないでしょうか?
ダメ元での挑戦の成功は、周りの人に対して、心からありがたいと思える瞬間でもあります。
心からの感謝というのは、なかなか味わうことができないもの。
ダメ元での行動というのは、うれしさとともに、感謝も倍増する行為だといえるのです。
4.しっかり伝えられる
ダメ元での挑戦というのは、しっかり伝えられるという利点もあります。
人は勝負するときに、どうしても勝ちたいという気持ちや成功したいという気持ちから、行動や言動に迷いがでてしまうもの。
結果、相手にうまく伝えられず、勝てるものも勝てなくなってしまうなんてことも…。
ダメ元での挑戦は、負ける可能性が高いからこそ、勝ちたいであったり、成功しなくてはいけないという気持ちは生まれづらいといえます。
そのため、成功や勝ち負けを意識せず、自分の想いや気持ちを正直に伝えることができることが、大きな利点だといえるのではないでしょうか?
気持ちがきちんと言える
特に人は成功を意識したり、勝負で勝つことを意識すると、どうしても自分の気持ちや行動に対して自信がなくなり、迷いがでてきてしまうものです。
こういう行動を起こしたら、のちのち後悔してしまうのではないだろうか?
であったり、こういう言動をしたら、相手に誤解を与えてしまうのではないだろうかという不安から、気持ちをきちんと伝えることができなくなってしまうのです。
ストレートな表現ができる
しかし、ダメ元で挑戦している人は、自分の気持ちに対してストレートな表現をすることができます。
勝敗よりも成功よりも、自分のやりたいことをやろう。
自分の思ったことを伝えようという気持ちに切り替えるため、ストレートな表現ができるのです。
日常生活で、勝負を意識してしまうと、緊張であったり不安などから、どうしてもストレートな表現ができなくなってしまいます。
一方で、ダメ元での挑戦というのは勝敗を意識するよりも、自分が後悔しないような行動を意識し、結果失敗してもしょうがないから頑張ろうという気持ちから、安定した気持ちで臨むことができます。
結果、相手に対して、ストレートな表現ができることにもつながるといえるでしょう
5.後悔が少ない
ダメ元での挑戦というのは、後悔が少ないというのも利点です。
人は、何かに取り組んだり、挑戦をして、失敗をしたときには、(もっとあーすればよかったのかもしれない。)とか、(こう伝えればよかったのかもしれない。)という後悔を抱きがちです。
しかし、ダメ元での挑戦というのは、失敗することを見通してでの挑戦なので、後々自分の行動や言動に対しての後悔が起こりにくいといえます。
もともと失敗する可能性が高いものへの挑戦だからこそ、自分の行動に自信をもって取り組むことができるため、後悔が少なくなるといえるでしょう。
未練が残りにくい
また、人は失敗をしてしまったと感じると、そのことに対して(もっとこうすればよかった。
)と未練を残しやすい傾向にあります。
過去を後悔しても仕方ないのですが、自分の行動や言動によって、変えることができたのではないかという期待から、後悔する気持ちを増長させてしまうため、未練につながってしまうのです。
しかし、ダメ元で挑戦する場合は、失敗するという可能性が高いため、自分の行動に対して後悔するというよりも、「伝えてよかった。」とか「行動してよかった。」というプラスの感情を抱くことができます。
結果、未練が残りにくく、次のステップへと躊躇なく進んでいくことができるのです。
6.実行するという選択肢しかない
人は、成功するか失敗するかわからないときに、不安を抱いてしまい、挑戦しないほうが良いのではないか。
と逃げ腰になりがちだといえます。
特に、大きなプロジェクトであったり、好きな人への告白に対しては、失敗を恐れて躊躇しがち。
挑戦しなければ、つらい思いをしなくて済むという気持ちから、行動することから逃げてしまう人もたくさんいます。