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汗顔の至りとは?意味や例文、使い方...(続き3)

「汗顔の至り」の言葉の意味を理解することは出来たでしょうか。

あなたが想像していたもの、これまでに使っていた意味であっていましたか?それぞれの「汗顔の至り」の意味をみてきたけれど、「至り」って言葉は不要なんじゃないかな?なんて思われた方もいるかもしれませんね。

だって、恥ずかしい思いをして汗をかいてしまうほどの心境をあらわせばいいだけなので”汗顔”だけでいいんじゃないかなんて思ってしまうものです。

しかし、この意味を伝えるために「至り」という言葉は必要不可欠になっているんです。

ここでは、「至り」という言葉について詳しく見ていこうと思います。

そもそも「至り」ってどういう意味なの?なんて知ることが出来るかも。

また、「至り」という言葉は「汗顔の至り」という言葉以外でも使われているものです。

例えば、若いからこそやってしまったという”若気の至り”、とてもすばらしい状況になったという”光栄の至り”、汗顔の至りとほぼ同じ意味を持っている”羞恥の至り”などがあります。

あなたの知っている「至り」がついている言葉を想像してみると、これからご説明する「至り」の意味をよく理解できるかもしれません。

「至り」とは?

では「汗顔の至り」のなかで使われている「至り」という言葉ですが、どんな意味を持っている言葉なのでしょうか?

ひとつだけの意味しかないように思えてしまいますが、そうではないんですよね。

実は、大きく分けて3つの意味をもっているといわれています。

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

最高の状態。極み

ずばり「至り」という言葉でよく使われている意味なのが「最高の状態」というものですね。

「至上主義」なんて言葉を聴いたことはありますか?これって、この上に存在するものがないということを示していますね。

今がまさにその状態のトップであり、これ以上の上のことはないという意味になります。

そのため、「汗顔の至り」として「もうこれ以上ない恥ずかしい気持ち」を示すために役立っているんです。

物事の結果

さきほど「若気の至り」という言葉をお伝えしました。

まさにそれって、若かったからこそやってしまった・・・という意味になります。

ずばり、若いという状況の結果として起きてしまったことなんですよね。

このように何かの物事や状況に応じてそれの結果としておきてしまったことをあらわす意味もあるんです。

心遣いの度合い

「至れりつくせり」なんていう言葉がありますよね。

それって、旅館などに泊まりに行った際に「あの旅館のサービスは至れりつくせりだったよ」なんて使います。

それって、その旅館のサービスの心遣いがとてもすばらしいものだった、という意味になります。

ずばり、「至り」という言葉には心遣いの度合いを示すこともあるんです。

類義語は?

これまでにかなり詳しく「汗顔の至り」という言葉についてご説明してきました。

それでもなお、まだ汗顔の至りという言葉の意味を理解できない!まったくもって意味不明だ!なにが「かんがんだコンチクショ!」なんて思っている方もいるかもしれません。

そのように言葉の意味を理解できないときは、もっと分かりやすい、または日常的にもっと使われている似たような意味合いをもっている”類義語”で判断していけばいいんです。

ここでは、「汗顔の至り」という言葉の類義語をいくつかご紹介しています。

「汗顔の至り」には、こんな意味合いもあるのかぁくらいにラフにとらえてみてください。

もっと分かりやすくなるはずです。

赤面の至り

「~の至り」という言葉の作りでも似ている「赤面の至り」。

この言葉を見るだけでなんとなく意味を察知できているかもしれないですね。

ずばり「赤面の至り」とは、顔を赤くしてしまうほどに恥ずかしい気持ちになっている様子を示しています。