時々、混み合った空間内で「せせこましいな~」とぼやいている人がいます。

特売日のスーパーや限定セールなどのように、一気に人が集まるような場所でため息交じりに呟かれることの多い「せせこましい」という言葉の意味を、あなたは知っていますか?

全国各地で使われているわけではありませんが、知っておくと便利な「せせこましい」という言葉について、意味や使い方などをご紹介します!

また、「せせこましい」と思えるような人の特徴についてもあわせてご紹介します。

️「せせこましい」の正しい使い方を解説

あなたは「せせこましい」という言葉を聞いたことがありますか?

一部の地域では当たり前のように使われている言葉ですので、そこに該当する人は、いちいちその言葉の意味を勉強するまでもなく、ごく当たり前に「せせこましい」と使っていることでしょう。

また、自分では使わないものの、誰かが口にしているのを聞いたことがあるという人もいるでしょう。

知っている人は当たり前に使い、また知らない人は「なんのこと?」と首を傾げる言葉でもある「せせこましい」について、この機会に知識を深め、自分でも使いこなせるようにしておきましょう。

普段は使う機会のない人でも、例えば会社の取引先の人を接待している時に、相手が突然口にするかもしれません。

その時に「そうですね」とスムーズに返答が出来れば話はそのまま盛り上がりますが、「え?なんて言いました?」と聞き直そうものなら、相手はいちいち言葉の意味を説明しなければならないことを、面倒に思ってしまうかもしれません。

そうなるともしかしたら、取引先のこちらに対する印象が悪くなってしまうかもしれません。

どんな場面で使うかも分かりませんので、知らないよりは知っていた方が良いでしょう。

️「せせこましい」は方言?基本的な意味や使い方

「せせこましい」という言葉は、知っている人と知らない人とが極端に別れている言葉です。

それもそのはずで、「せせこましい」という言葉は、昔から使われている標準語ではないからです。

つまりは、一部の地域で当たり前に用いられている方言だとされています。

ひと昔前までは、「せせこましい」は一部の地域でのみ使われていた方言でしたが、誰もが当たり前に旅行などで全国を訪れるようになってからは、さまざまな地域でも知られるようになりました。

それゆえ、現在では本来使われていた地域のみならず、全国のあちこちでも使われる機会がある言葉になっています。

そのため「せせこましい」という言葉を知っている人もいれば、知らない人もいます。

「せせこましい」を知らなくても、使えなくてもとくに問題はありませんが、やはり知らないよりは知っていた方が、コミュニケーションがより取りやすくなって有利でしょう。

では、「せせこましい」の基本的な意味や使い方についてご紹介していきます。

辞書的な意味

「せせこましい」は「狭くて窮屈な感じがするさま」や「狭苦しい」という意味があります。

これは空間的、物質的な意味として使われることが多いですが、他にも「考え方や性質などがせこせこして、心にゆとりがないさま」という意味もあります。

こちらの意味は思考的、精神的な意味として使われることが多いです。

例えば1人が入ってやっとの狭い空間にいる時や、限られたスペースの中に大勢に人たちがひしめき合い、窮屈な状態の時などに「せせこましくて辛い」などと使うことがあります。

また、いつもせかせかと慌しく動いていたり、見るからに心のゆとりがなさそうだったりする人に対して、「あの人はせせこましい人だなぁ」などと使うこともあります。

「せせこましい」は、その言葉の響きからも、いかにも狭苦しくて窮屈で、ゆとりのないことを指しています。

①ゆとりがなくて、窮屈である。狭苦しい

誰でも狭苦しい空間よりは、広々とした空間の方が落ち着きますよね。

中には広い空間内に1人ぼっちでいるのは心細いから、狭い空間の方がいいという人や、たくさんの人の中にいた方が安心できるという人もいるかもしれません。

しかし大半の人は、ぎゅうぎゅう詰めの狭苦しい空間よりは、ゆとりのある広い空間の方が心身ともに余裕を持って過ごすことができるでしょう。

いつもそんなふうに過ごせればいいのですが、世の中はそう上手くはいきません。

特売日だからとスーパーに買い物に行けば、同じように特売日狙いの人たちが大勢買い物に訪れていて、駐車場に車を止めるのに苦労したり、店内では大勢の人の波をかき分けたりしなければならないでしょう。

また、通勤ラッシュのバスや電車内は、乗車するのに一苦労なほどに混んでいることも日常茶飯事でしょう。

そうしたゆとりがなくて窮屈な空間に押し込められたり、狭苦しい場所で過ごしたりしなければならない時には、思わず「せせこましいなぁ・・・」とため息まじりに呟いてしまうことでしょう。

②気持ちにゆとりがない


「せせこましい」は、気持ちにゆとりがないことも意味しています。

例えば仕事の納期が迫っている時、誰でも慌しくバタバタと動き回って何とか仕事を終わらせようとするでしょう。

納期が近いのですから仕方がないことですが、急いでいる時にはついつい気持ちのゆとりがなくなってしまいます。

残業続きでろくに休憩も取れなければ、精神的にピリピリと神経質になってきて、ささいなことで苛立ってしまうこともあります。

同僚や部下がヘマをして納期が伸びそうになれば、それを怒鳴りつけてますます忙しなく仕事に明け暮れることでしょう。

何か忙しいことや急な用事を抱えている人ほど、私生活でも気持ちにゆとりを持つことを忘れがちになってしまいます。

本人はそんな自分の姿が周りからどんなふうに見られているのかなんて、それこそ想像する余裕もないことでしょう。

しかし、周りの人たちから見た時には、きっとこのうえなく「せせこましく」映っていることでしょう。

常に納期に余裕がない人や、仕事に対して非効率的に時間をかけてしてしまう人、または1人で仕事を大量に抱え込むような人はこのようなせせこましい傾向がみられます。

「せせこましい」は方言?語源は?

「せせこましい」は一部の地域で昔から使われてきた方言です。

その地域とは京都であり、「せせこましい」は京都発祥の方言だとされています。

よく大阪発祥と誤解されることもありますが、それは大阪人が京都人に比べれば、せかせかとよく動き回る性格の人が多いからだと推測されます。

とはいえ、大阪も京都もどちらも同じ関西圏内ですので、隣県ということもあり、大阪でもよく使われている方言と言えるでしょう。

最初の発祥は京都だとされていますが、広く関西でも多く使われている方言です。

そしてこの関西圏内に住む人たちが全国各地へ散らばり、移り住んだその先で「せせこましい」という言葉を使ったり、または旅行者が関西を訪れた際にその方言を知ったりして、全国へとこの方言が広まっていったとされています。

「せせこましい」の類義語

「せせこましい」は、狭苦しさやゆとりのなさを意味する言葉です。

どんな言葉にもたくさんの意味や類義語があり、それには方言ももちろん含まれています。

そのため、「せせこましい」という言葉にも、もちろん類義語が存在しています。

「せせこましい」は、元は方言ですので、関西以外でそれと同じような意味の言葉を使う場合には、方言ではなく標準語の類義語を用いた方が相手にも伝わりやすいでしょう。

では、「せせこましい」の類義語にはどのような言葉があるのでしょうか?以下にご紹介していきます。

所狭い

「所狭い」とは、「場所が狭い」ことや「狭くて窮屈である」などの意味があります。

時々文章などで、「部屋一面に所狭しとフィギュアが置かれている。」などと表現することがあるように、文章や言葉として用いる場合には「所狭い」ではなく「所狭し」と形容詞で使われることが多いです。

何か物が部屋一面に置かれている時には、「物がたくさんあって部屋が狭く感じる」といった意味合いも含まれています。

「場所が狭い」や「狭くて窮屈である」といった意味は「せせこましい」と意味がとてもよく似ていますので、代用することができるでしょう。

また、「所狭い」の場合は、単に場所の狭さや窮屈さを表わす言葉ですので、精神的な意味でのせせこましさを表現する場合には用いることはないでしょう。

あくまでも、場所の狭さを言葉で表現する際にのみ用います。

窮屈

「窮屈」にはいくつかの意味があります。

「空間にゆとりがなく、動きが取れないこと」や「思うように振舞えず、気詰まりな状態」「形式張って堅苦しいこと」「融通が利かないこと」などの意味があります。

物や金が不足しているといった意味も含めて、どの意味も「せせこましい」と代用できる意味ばかりです。

単純に場所が狭苦しいことを指す言葉でもあり、また精神的な気詰まりを指す言葉でもあります。

空間的な意味でも、精神的な意味でも余裕やゆとりがない時に、「窮屈で仕方がない」などと使うことができるでしょう。

「せせこましい」と使うよりも、誰に対してもその意味が伝わりやすいでしょう。

ケチ臭い


「せせこましい」は、単に場所の狭さや心のゆとりの無さを示すだけではありません。

心に余裕がない時、それは仕事が忙しいからかもしれませんし、人間関係に行き詰ってしまっているからかもしれません。

そしてまた、金銭的に余裕がない時にも人はせせこましくなります。

そんな金銭的な部分でせせこましい時には、「ケチ臭い」という言葉で代用することもできます。

せせこましい人は、金銭的にもあまり余裕がないため、コンビニでちょっと買い物をしたり、ATMで手数料を取られたりすることに対しても「お金がもったいない」と抵抗があります。

もちろんそのせせこましさは、お金の使い方を正しく堅実なものにもしてくれますので、無駄を失くしたり節約をしたりする際には、多少のせせこましさは必要でしょう。

しかし、誰かと一緒にいる時にも毎回のようにせせこましい・・ケチ臭い態度でいると、時にはそれに良くない感情を抱く人もいるでしょう。

例えば数人でカフェへランチに出かけた際に、みんな何かしらの注文をするのに対して、ある人は「お金がもったいないから」という理由で自分は水だけを頼みます。

1人だけ食事をしないのは周りの人たちが気を遣ってしまいますし、さらにタチが悪ければ、自分は注文しないけれども人の食事は「一口ちょうだい」と欲しがることもあるでしょう。

集団で行動している時にも、場の空気を読んだり合わせたりせずに、常にせせこましい態度でいると、時にはそれで人間関係に悪影響が出てしまうこともあるかもしれません。

そうした金銭的にせせこまし過ぎる人に対しては、「ケチ臭い」と表現することがあります。

「せせこましい」の正しい使い方

「せせこましい」の意味が分かっても、普段からその言葉を使う機会がないという人は、どんなふうに使えば正しく言葉を使えるのかがいまいち分からないことがあるでしょう。

元が方言ですので、関西出身の人の前でうっかり間違った使い方をしてしまえば、鼻で笑われてしまうかもしれませんし、そうなっては恥ずかしい思いをすることになるでしょう。

関西人の前でも物怖じすることなく堂々と言葉を使いこなすことができるように、「せせこましい」の意味だけでなく、正しい使い方についてもきちんと身に付けておきましょう。

以下に「せせこましい」の基本的な使い方をご紹介していきます。

参考にして、自分でも使いこなせるようになっておきましょう。

ひどくせせこましい感じに聞えた

例えば仕事で忙しく、バタバタしている人が同じ職場にいるとします。

その人に同僚が話しかけようとした時に「後にしてくれない!」とイライラした様子で返されたり、質問した時に「それくらい自分で考えて!」などとキツイ返し方をされたりしたら、いかにも気持ちに余裕がなさそうだなと思えますよね。

キツイ言い方をされればこちらも少なからず「いくら忙しいからってそんな言い方をしなくてもいいじゃないか。」とムッとするものですが、そうした見るからに気持ちに余裕がなさそうな人がする言い方に対して、「〇〇さんの言い方は、ひどくせせこましい感じに聞こえた。」などと使うことがあります。

せせこましさは仕事だけでなく、その人の私生活や性格などでも感じられることが多いです。

見るもの聞くもの一切がせせこましく小さい

人間性がせせこましい人に対しては、「見るもの聞くもの一切がせせこましく小さい」と表現することがあります。

例えば一緒に食事をしている相手が、セットメニューも単品も値段が変わらないとメニューに記載されているにも関わらず、しつこく店員に「単品なのだからもう少し安くできないのか。」と文句を言っている姿を見た時、「この人はせせこましいなぁ。」と感じることがあるでしょう。

せせこましい人と一緒にいることで、自分まで恥ずかしい思いをすることがありますので、そうした相手とはなるべく一緒にいたいとは思わないでしょう。

また、例えばせせこましいと噂の人と話をした時に、その人がいかにもケチ臭い持論を展開していたり、自分に「いつも忙しくて本当に余裕がない。」と愚痴を零していたりしたら、やはり「せせこましい人だ。」と感じることでしょう。

何に対してもせせこましい人は、まさに見るもの聞くものすべてがせせこましく、また人間性が小さいと感じてしまいます。

この人のせせこましさが嫌い

せせこましい人は、気持ちに余裕がないためにいつも他人に対してキツク当たったり、自分の忙しさや不遇さを嘆いたりします。

「自分はいつも忙しくて大変だ。」と言われたところで、それは本人が勝手に自分で自分を忙しくしているだけのこともありますし、また気持ちにゆとりが持てないのも、本人がその性格を直そうとはしていないからでしょう。

もしせせこましさを改善させたいと考えていたところで、一生懸命に努力しなければそれはなかなか改善できるものではありません。

せせこましい人は愚痴っぽく、何かと言い訳をしたり、誰よりも自分が一番大変だと大袈裟に主張したりするため、周りの人からは嫌がられることも多いです。

そうしたせせこましい人が嫌いな人が、「〇〇さんのせせこましいところが嫌いだ。」などと言うことがあります。

️せせこましい人に共通する特徴

「せせこましい」人には、いくつかの共通する特徴がみられます。

その特徴が1つでも当てはまる人は、自分もせせこましい部分があるのかもしれません。

もし自分に当てはまる特徴があるという人は、自分が日頃から何かとせせこましくなっていないかどうか、客観的に自分の言動や行動を振り返ってみましょう。

案外自分のことは、自分では分からないものです。

自分では常に余裕を持って行動しているつもりでも、他人から見ればせせこましく映っているかもしれません。

もしあなたの周りにせせこましいと思える人がいたら、その人の行動をじっと観察してみてください。

そして自分と似通った部分があるかどうかを、客観的に判断してみましょう。

以下にせせこましい人に共通する特徴を挙げていきます。

常にイライラしてストレスが溜まっている

せせこましい人は、常にイライラしてストレスが溜まっていることが多いです。

仕事や私生活が忙しいと、バタバタして時間や気持ちに余裕がなく、その余裕の無さからどうしてもイライラしてしまいがちです。

本当に1人ではてんてこまいな状態もあれば、自分で勝手に自分を忙しくしているだけの場合もあります。

どちらにせよ、常に気持ちに余裕がありませんので、ちょっとしたことでイライラして、ストレスを自ら溜めやすくしていることが多いです。

例えば前の車が黄色信号で停車したら、「今ならまだ行けたのに!とろいなぁもう!」と車内で1人怒ったり、スーパーのレジで、自分の前のお客が清算にもたついていたら、「早くしろよ。」とイラついたりして、態度が悪くなることがあります。

誰でも急いでいる時には些細なことでストレスが溜まりやすいですが、せせこましい人は常にそうなっている状態ですので、無駄にストレスが溜まってしまいやすいです。

変化を受け入れるのが苦手

せせこましい人は、変化を受け入れるのが苦手です。

常に安定した状態であれば、そこまで慌しくなることもなく、自分の計画通りに行動することができるでしょう。

しかし、毎日のように仕事内容が目まぐるしく変わったり、臨機応変な対応を求められたりした時には、人一倍パニックに陥ってしまいやすいです。

皆で仕事内容を割り振って動く時にも、まるで自分だけが忙しいかのように余計に動き回りますし、すぐに頭がいっぱいになって、落ち着いて対応することができなくなってしまいます。

周りから見れば「何をそんなに1人でバタバタしているのか。」と不思議に思えてしまうほどに、せせこましい人は自分だけ「ああ大変だ、やれどうしよう。」とパニックになってしまうのです。

それが毎日のように続きますので、その人がちょっと忙しいのか、それとも猫の手を借りたいほどに大変なのかが周りの人たちには分かりづらいでしょう。

コミュニケーション能力がない

せせこましい人は、常に自分の頭の中だけで物事を考えて行動しています。

自問自答や自己完結をする癖がついていますので、周りの人に頼ったり、他人に相談してアドバイスを受けようとしたりはしません。

そうやって何でも自分だけでやろうとしてしまうため、余計に忙しくなることも多いです。

また、自分だけでやろうとする人ほど、コミュニケーション能力に乏しいです。

他人と話し合ったり相談し合ったりしないため、他人の意見を仰ぐのも、大人しく話を聞くのも苦手です。

また、他人から指図をされることも嫌いますので、例え相手が善意からアドバイスをしたとしても、内心で「大きなお世話だ。」と話をまともに受け入れようとはしないことが多いです。

コミュニケーション能力がない人は、それだけ周りの人を理解することも、また周りの人から理解されることも難しいため、なかなか人と上手に人間関係を構築することができません。

相手に関して無関心

せせこましい人は、常に自分のことで手一杯ですので、相手に関して無関心なことが多いです。

例えば自分の仕事が忙しい時に誰かが身内の不幸で休んだとしても、その人を思い遣ることをせずに、「この忙しい時に休んで・・」と悪態を平気でつきます。

そんな態度では周りの人から悪く思われてしまいますが、本人は自分の態度が原因で嫌われていることになど気付いてはいないため、周りとの関係が改善されることはありません。

例え自分のすぐ隣に立っている人が急に発作で倒れたとしても、一瞬そちらを見やっては、他の人が動いたら自分はさっさとその場から離れてしまうでしょう。

そして自分のことだけが頭の中でいっぱいになっています。

そんな相手に関して無関心な人は、他の誰よりも自分が一番大変で、一番忙しいと考えています。

だからこそ不幸自慢や忙しい自慢は人一倍する傾向にあります。

客観的に物事が考えられない

せせこましい人は、常に物事が自分中心ですので、客観的に考えることができません。

例えば自分の他に3人いて、それぞれに仕事が忙しいとします。

するとせせこましい人は、他の人たちがどれだけ忙しいかもろくに判断せずに、「この中では自分が一番忙しくて大変だな。」と妙な自信を持ちますので、他の何よりも自分の都合や事情を優先させようとします。

常に目先のことばかりに囚われてしまいますので、長いスパンで先のことを考えることが出来ません。

目先の些細な出来事でも、それを事実以上に大きなものとして考えてしまいますので、やたらと慌しくなってしまいます。

そんなふうではとても物事を客観的に考えることはできないでしょう。

せせこましい人は、とにかく「自分が、自分が」という考えしか頭にはないのです。

自分の本当の力が出せない

常に目先のことに囚われて、必要以上に慌しくしていると、自分の本当の力が出せなくなってしまいます。

例えば10分間スピーチをすることになった時、落ち着いてゆっくりと時間いっぱい使ってスピーチをすれば、自分の話しが相手にも伝わりやすく、また聴きやすく話すことができるでしょう。

しかし、「10分間しかない!」とせせこましく焦ってしまうと、短い時間の中であれもこれも伝えようとして早口になったり、支離滅裂で起承転結が上手くまとまらなかったりするスピーチになってしまいます。

そうなると、聴く側も何を言いたいのか話が理解し辛くなってしまいます。

本当は聴き手を納得させるだけのスピーチができる人でも、せせこましい性格をしているとそれが原因となって、本来の実力を半分も発揮できなくなってしまうことがあるでしょう。

笑顔がない

常に焦っていたり、心に余裕がなかったりすると、顔からは自然と笑顔がなくなってしまいます。

余裕がないからこそ表情にも笑みを浮かべるだけの余裕がなく、常に切羽詰まったような、必死な焦りの顔つきになってしまいます。

常にそんな表情をしていると、いかにも「話しかけるなオーラ」が出てしまいますので、周りの人たちも話しかけにくくなってしまうでしょう。

また、笑顔がないと不愛想な印象にもなってしまいますので、対人関係やコミュニケーションをはかる際にも支障になってしまうことがあるでしょう。

人は、いつも笑顔で心に余裕のある人の周りに集まりやすいため、その正反対の人には誰しも集まりにくいでしょう。

何事も楽しめない

心に余裕がない人は、何事も楽しむことができません。

なぜなら常に焦りや苛立ちなどの感情に心を支配されていますので、何かを楽しもうとする心の余裕もなければ、「楽しみたい」という思いも沸いてこないでしょう。

人生は辛いばかりではやっていく気力を失ってしまいますし、楽しみや充実感、達成感などがなければ人生に張り合いも持てません。

自分が何を目標にして生きているのか、何をしたくて一生懸命に働いているのかなど、そうした生きる目的すらも見失ってしまいがちになりますので、ある時突然何もかも疲れてしまい、すべての気力を失ってしまう人もいます。

余裕がないので視野が狭い

せせこましい人は、常に気持ちに余裕がないため、物事に対する視野もとても狭いです。

自分が何か気になることがあったり、目先の不安や課題があったりすると、そればかりが気になってしまい、何をしていてもそれ以外のことはまともに目に入らなくなってしまいます。

そのため例えば、お客の接客をしている時に他のことが気になってしまうと、お客の接客対応が適当になってしまったり、お客の意見を聞き逃してしまったりして、トラブルの原因になってしまうことがあります。

視野が狭いと重大なことを見落としてしまいがちですが、本人は自分の視野が狭いことにも気づけていないことが多いです。

内容よりも速さを重視してしまう

せせこましい人は、内容よりも速さを重視する傾向があります。

一般的には速さも大切ですが、それ以上に内容の充実さが重要とされています。

例えば同じ仕事をAさんとBさんに上司が頼んだとします。

Aさんは納期の期限よりも3日も速く仕事を提出しましたが、その内容には粗が多く、提出した後で何度もミスを修正しなければならなくなってしまいました。

一方のBさんは、期限をいっぱいまで使って仕事を提出しましたが、その内容はしっかりと充実していてミスもありませんでした。

スピードだけで内容の荒いAさんと、納期いっぱい使って内容をきちんとまとめたBさんとでは、上司がどちらを評価するかは一目瞭然でしょう。

せせこましい人は、内容の充実さよりも、とにかく速くはやくと、スピードばかり重視してしまう傾向がありますが、その実はあまり周囲には評価され難いです。

人に対して厳しい態度をとる

せせこましい人は、自分のことは棚に上げて、他人に対しては厳しい態度をとることが多いです。

自分は何かと忙しく、バタバタしていることが多いため、自分だけはいつもきちんと働いている、自分だけはしっかりやっているという、根拠のない自信を持っていることが多いです。

そのため自分のことは認めている反面、のんびりしている相手に対しては、「もっとしっかりしてよ。」と厳しい態度をとることが多いです。

他の人からすれば、「あの人は勝手に1人でバタバタしているだけだ」としか思えないことでも、当の本人は「自分だけはちゃんとやっている」と思い込んでいることが多いです。

️まとめ

せせこましい人は、その性格ゆえに周りの人たちからは嫌煙されがちです。

せせこましいことがすべて悪いということではなく、時にはそのてきぱきとした態度が頼もしいこともあるでしょう。

しかし、自分1人だけで慌しく動き回り、周りの人に厳しい態度をとっていると、人間関係に少なからず悪影響をきたしてしまうでしょう。

せせこましい人に振り回されてしまいがちな人は、少し離れて適度な距離を取るようにしましょう。

また、「自分はせせこましい性格かも・・」と自覚がある人は、少しずつでもそれを直していけるように意識して行動しましょう。