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へりくだるとはどういう意味?使い方...(続き2)

それって自分のことを下にしますよ、下に見立てますよ、という意味を持っているものなんです。

そのように考えれば相手をたてて、自分を相手よりも低いレベルにみたてる・・・という意味で納得できるのではないでしょうか。

謙遜する

「へりくだる」というのは、相手を敬うことで自分のことを低くみたてる、自分を控えめにアピールするという意味がありましたね。

そのほかにも「謙遜する」という意味があります。

「謙遜する」とは、自分を必要以上に大きく見せることなく”ありのままの自分”を素直に相手にアピールできる人のことをいいます。

多くの場合、人は誰よりも少しでも「よくみられたい」と思う気持ちから、必要以上に自分をアピールしてしまうものなんですよね。

あなたもそのようなことをしたことがあるかもしれませんね。

それは時に”ウソ”になってしまいますし、人によっては「自分を高く見積もりすぎ」なんて非難されてしまうことになりかねません。

しかし、「謙遜する」人というのは、いつでもありのままの自分で勝負をしているので人としても信頼できるんですよね。

話を盛って話す人よりも、その状況をそのまま伝えてくれる人のほうが信頼に値するのではないでしょうか?例えば、あなたは誰かに早急に仕上げてほしい仕事を頼もうとします。

そのときに出来れば、今手が空いている人がもうすこしで手が空く人に依頼したいはずなんですよね。

そこでAさんに質問します。

「あなたはすぐにこの仕事にとりかかれますか」と。

そのAさんは一言ふたことで「できますよ!」といいました。

あなたは心から安心してその仕事を渡したのですが、一向に仕上げてきません。

聞きにいくと「実はもともともっている仕事がいきづまっていて、もらった仕事に手を出すことが出来ない」というんです。

その言葉をきいたらあなたはどのように感じるでしょうか?

Aさんは、仕事ができない状況なのに自分を高く見積もり、そして自分をよくみせるために「できますよ」といいました。

その言葉がなければ、他の人に頼んですでに終わっていたかもしれないですよね。

おそらく怒りやあきれる気持ちがおこることでしょう。

話を”盛る”人ではそのような事件がおきてしまいがちですが、自分を謙遜して飾らずにいつでもありのままの自分を表現できる人というのはそういうことがありません。

むしろ「この人になら仕事を任せても大丈夫」なんて安心できる気持ちにさせてくれるんですよね。

卑下する

相手を敬ったり、自分をありのままに表現する。

それだけではなく、「へりくだる」という言葉には「卑下する」という意味も含まれています。

「卑下」とは、自分を必要以上に低くみたてることをさしていますね。

あまりにも自分を卑下しすぎるのは、精神的な病を招く恐れがありますが日常会話において相手をたてなければいけないと判断したときには、多くの人が自分を卑下する発言などをすることでしょう。

自分をバカにしたり、自分は相手よりも劣っている人間であることをアピールすることになります。

例えば、あなたは仕事が速い人をほめようとしているとしましょう。

そんなときに相手をたてるために「私は仕事がはやくないし、いつも失敗ばかりだからうらやましいよ」なんて伝えます。

このような使い方もすでにおこなっている方もいるかもしれないですね。

あまりにも自分を卑下しすぎるのも問題ですが、「卑下する」ことによって確実に相手をたてることができるので会話のテクニックのひとつにもなります。

また、そのように自分をたててくれた相手に対して嫌な思いをする人というのはすくないもの。

「へりくだる」という言葉は、どの意味においても相手からよく見られるのは間違いのない言葉になるということになります。

へりくだるの類語や関連語

これまでに「へりくだる」という言葉の意味についてお伝えしてきましたね!

「へりくだる」という言葉の意味を知らなかった方、もしくは知ったかぶりをしていた方は「へりくだる」という言葉の意味を知ることが出来たでしょうか?

すでに理解された方もいらっしゃるかと思いますが、なかには「まだまだへりくだるという言葉の意味を知ることが出来ない」という方もいるはず。

そのままにしていては、まったく別の意味で「へりくだる」という言葉を使ってしまいかねません。